具体的な問題として、「間違って、約束していない人と結婚した場合に、どうなるか」ということですが、それは、あることはあるのです。
どんぴしゃりとはいかないこともあります。
たとえば、数十年前に太平洋戦争がありましたが、そのときには男性が大量に死んでしまいました。そのために、「女性が男性の何倍もいる」というような事態になりました。
では、若い女性はみな独身を通すことを計画して出てきていたかというと、そんなこともないのです。
やはり、「できたら、この人」と思っていたのに、相手が戦争で死んでしまったとか、そういうことはたくさんあります。
こういう場合には、どうなるかというと、それでも、過去世のどこかで多少は縁のあった人と引きつけ合うことが、非常に多いのです。
同時代に生まれ変わるときに、一人の人とだけ一緒に出るのではなく、やはり、過去世で似たような時代に生きてきた人と集団で出ることが、よくあります。
夫婦の縁というものも、「AさんとBさんが結婚するのがいちばんよい」というベストの組み合わせはあるのですが、やはり何段階かあって、予備はあるのです。
「この人が駄目な場合は、この人。この人を先に取られたら、この人」というように、みな、二つ三つぐらいの縁は、いちおう予備として持っているのです。
最近は、横取りされることが多いので、やはり自分もストックは持っていますし、相手も、「もしかしたら」と思ってストックを持っています。
両方ともストックを持っているので、結びつけが非常に難しくなってきているのです。
過去、幾転生あって、いろいろな人間関係ができてきていますが、今世で発生する縁というものもあるのです。
したがって、カルマとか縁とかいう考えもありますが、そういう運命論などに、あまりとらわれるのも問題です。
たまたま自分が出くわした人とは、縁があったと思って、よい人生を築いていくのが、やはりベストだと思います。
『たまたま自分が出くわした人とは、縁があったと思って、よい人生を築いていくのがベスト』(仏法真理)
---owari---
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます