若い頃には、
頭のいい人や、お金持ちや、
家柄のいい人や、スタイルのいい人、
そして、
美しい人に対して、
嫉妬の念を押さえるのは、
とても難しく感じた。
頭ではわかっているのに、
心では恵まれすぎている人たちに、
競争しても勝てない自分が、
みじめで、
自己憐憫(じこれんびん)に向っていくのを、
止めることができなかった。
ところが
どうしたことだろう。
自分の長所を伸ばすことに
専念して、
少しずつ、少しずつ、
実績を積み重ねていくと、
他人(ひと)の成功など
気にならなくなっていった。
お金は、
誠実に働けば入ってくるし、
実績が認められてくると、
他人の評価も自然に集まってくる。
人を育てることが喜びに
なってくると、
若い人たちへの嫉妬も感じなくなる。
円熟というものは、
伸び伸びとして、
豊かで、
有難いものだ。
---owari---
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