(二十代で勉強したことは大きな力になる)
一つ述べておきたいのは、「知は力なり」ということです。「『知っている』ということは力である」ということを私は実感しました。
特に、二十代に勉強したことは大きな力になります。過去を振り返ってみると、本当に自分の血肉(けつにく)になったものには、やはり、二十代のときに学んだものが多いのです。
学生時代や、卒業後の数年間、本を読み込んだりして勉強をしたことが、最も記憶(きおく)に残っていて私自身の基礎(きそ)になっています。三十代以降も、たくさん本を読みましたが、記憶としては、多少、薄(うす)らいでいる感じがあり、やはり、二十代のときの勉強が、自分の人格形成にとって非常に大きかったと思います。
十代においては、人間の成長度は食べ物で決まるかもしれませんが、二十代あたりでは、「どのようなものを勉強したか、どのような本を読んだか」ということが、心の栄養素になり、もう一段、大きくなっていくもとになるような気がします。
---owari---
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