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挫折への「対応力」をワンランク上げるには(中編)

2024年06月17日 | 人生
『挫折に対応する力は人によってレベル差がある』
[対応力①「下の下」のレベル]
(自暴自棄になる)
まず、挫折したときに、それで、やけっぱちになり、自暴自棄になって暴れるような人がいます。挫折によって、家の中や外で暴れたりして、世の中を恨むような人は、いちばん下のレベルです。

[対応力②「下の上」のレベル]
(悲しみに耐える)
また、挫折をして、苦しく悲しい状態にあっても、何とか、その悲しみに耐え、悲しみを抑えて、とにかく生きている人もいます。「挫折はつらいけれども、何とか耐えて生きている」という人は、その次ぐらいのレベルになるでしょう。

[対応力③「中の下」のレベル]
(挫折が続くと耐えられない)
もう少し上のレベルになると、一度、挫折したときに、何とか持ちこたえて平静心を取り戻し、「またチャンスはある。大きな失敗をしたけれども、まだ行ける」と思ったものの、挫折が二度三度と来ると持ちこたえられず、自暴自棄になる人もいます。そのような人は平均よりやや下ぐらいのレベルでしょう。

「一度ぐらいでは、おかしくはならないけれども、二度三度と来ると、やけっぱちになり、世の中や人を恨み始める」という人は中の下ぐらいなのです。

[対応力④「中の上」のレベル]
(挫折を乗り越えようとする)
何度か挫折して、悲しく苦しい状態にあっても、「何とか乗り越えて、少しでも良い道を開きたい」と思い、歯を食いしばって頑張るような人になると、平均よりやや上ぐらいのレベルになるでしょう。

[対応力⑤「上の下」のレベル]
(挫折のなかに天意を感じ取る)
それでは、挫折への対応の仕方として、上の部類に入るのは、どのような人でしょうか。それは、もう一段大きな世界の目から自分のあり方を見る人です。その挫折のなかに「天意」を感じ取り、「自分の人生の軌道に何か間違いがあるのではないか。自分が思っている方向ではないところに、運命があるのではないか。道があるのではないか」ということを、ある程度、考えることができる人です。

「この世に生を享けて、十年、二十年、三十年がたち、人生における過去の経験や知識、周りの人の意見などによって、自分としては、『この道が自分を生かす道だ』と思ったのだが、それがうまくいかず、失敗してしまった」ということがあります。

その場合、自分の知識や経験にも限界がありますし、親などの周りの人たちの意見にも限界があるので、やはり、「もう一段大きな天意が働いているのではないか」ということを感じ取ることが大事です。

[対応力⑥「上の上」のレベル]
(挫折のなかに幸福の種を見いだす)
さらに上のレベルの人は、天意、天の配慮を感じながら、挫折のなかに幸福の種を見いだす努力をしていくような人です。

挫折のなかに、天意、大きな「天の計らい」を感じ、「天が、この道を自分に進ませなかったのは、やはり、今世の人生の修行、あるいは、前世から持ち越してきている課題、カルマがあるのだろう」などと考えながら挫折を受け止めるにとどまらず、さらに、「幸福の種、種子を見いだしていく」という考え方を出していくと、最も上の部類に入ってくるのではないかと思います。

---owari---
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