(第七章 家族と家庭の鏡 ⑥)
どんなに好きになれなくても、あなたと親は深い絆によって結ばれています。たとえいがみ合っているときでさえ、お互いの深い部分では愛し合っているのです。互いのエゴの奥に隠れているその愛を意識すると、良い関係が築かれることになります。そして、親子の絆は深くゆるぎないものとなります。
そもそも、子供に愛情を感じない親はいないのです。ただ愛し方が不器用であったり、自分の持つイメージを子供に押し付けてしまったり、自分のことで忙しすぎたりして、彼らのエゴの部分がクローズアップされてきたのでしょう。
どんな親でも、親はその時点での精一杯の愛情をあなたに示してきたのです。あなたの両親が、あなたのあり方を無視するような愛し方をしているのなら、あなたの感じていることを話してみましょう。裁きや文句を加えないで、気持ちをそれとなく伝えてみると、その愛情が偏っていたことが、親にも理解しやすくなります。
大切なことは、お父さん、お母さんの良いところを見つめていくことです。二人の仲が良くない場合でも、関わらないようにするのではなく、また、一方を悪者にするのでもなく、それぞれの良いところを意識してください。家族の良い面を意識すればするほど、お互いの関係は、良い方向へと開かれていくのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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