(第三章 人間関係をうつす鏡 ⑧)
あなたは、心の奥では『なんだかこの人、信用できない』と知っているのに、相手に対して疑いを持つことに罪悪感を抱いていないでしょうか?
もちろん、持たなくていい疑いは、持たないに限ります。疑いを持つことは悲しいことです。しかし、もっと悲しいことは、疑う必要がある相手のことを信じ込むことです。
信頼と信用は違います。信頼には打算が含まれません。しかし、相手が自分の都合で判断しているときは、少し距離をとって、あなたの感じることに耳をすませてみるのです。
疑いという否定的感情は、相手の持っている考えや行動が、今の自分が傷つけられる、コントロールされる恐れを感じたときに起こります。また、どんなに仲の良い人でも、ときには、よく見せようとして見栄を張ったり、ごまかしたりすることがあります。あなたが、その偽りの部分までも信用してしまうと、やがて相手の全てを胡散臭(うさんくさ)く感じ、信じられなくなってしまうかもしれません。
そういった、あなたにとっての危険サインを受け取っていくことは、後悔しないために、また何より、自分の判断を信頼していくために大切なことなのです。
(平池来耶(ひらいけらや)著書「『運命の鏡』スピリチュアル・マスターが伝える魔法のメッセージ」から転載)
---owari---
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