元禄15(1702)年12月15日未明、大石内蔵助以下赤穂浪士47人が江戸本所にある吉良上野介邸を急襲、2時間の激闘の末、上野介の首を取る。すぐに江戸はおろか、日本中がこの事件で沸騰したことは言うまでもない。
一体、赤穂浪士たちは治安の厳しい江戸市中にあって、どうやってこれほど見事に本懐(ほんかい)を遂げることができたのだろうか。さらにまた、吉良方では討ち入りがあることを予測し、 . . . 本文を読む
世界一の悪食(あくじき)はどこの民族かご存知だろうか。ほとんどの人が中国人をあげるはずだ。
なにしろ、中国人は「四本足なら机以外何でも食べる」といわれるほどの悪食ぶりだ。
ところが、ここに、われわれ日本人こそ「世界一の悪食」ではないかと思わせるようなデータがある。
現代の日本人が口にする食材を一つ一つ数え上げた人がいる。それによると、魚四百種類、貝類百五十種類 . . . 本文を読む
縄文時代の人びとの生活は現代人が想像する以上に豊かなものだった。食べ物ひとつ例にとっても、かまぼこや木の実の粉のクッキー、鳥獣の肉のハンバーグまであった。
縄文時代とは一万数千年前から紀元前四百年くらいまでの間を指す。西暦でわずか二千年しか経っていないことを考えると、いかにこの時代が長かったか分かるはず。ネーミングのもとになったのは、ご存じのように縄目文様の土器。これがなんと、人 . . . 本文を読む
縄文人はアスファルトを使いこなしていた!にわかに信じ難いが、これは事実である。
アスファルトが道路の舗装に用いられるのはご存じの通り。石油の産地では天然のアスファルトが地表近くに染み出てくることがある。
縄文人はこの天然アスファルトに目を付けた。接着力に優れるという特性を生かして、破損した土器の補修剤として使ったり、石や貝に装飾を施すときにも接着剤として利用した。
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ヨーロッパに目を向けると、2016年6月に英国が国民投票を行い、欧州連合(EU)から離脱する選択をしたことが日本に衝撃を与えた。ほとんどの国内メディアがトランプ氏の米大統領当選の報と同じく、「世界に混乱が起きる」という見通しを述べ、「英国は誤った選択をした」と報じた。
主要新聞の社説の見出しを拾ってみよう。
・『読売新聞』英国EU離脱へ 世界を揺るがす残念な選択だ
・『朝日新 . . . 本文を読む