今年も確定申告の時期がやって来ました。
書き慣れているので、正直にサッサと書き込みをし、ワザと薄汚れた衣服をまとって、
平塚駅に近い指定場所に書類の提出を済ませました。
還付金が振り込まれるのは4月になってからだそうです。金利は付かないとか・・・
会場に貼ってあったお嬢さんの笑顔が何となく気になりましたけど・・・
「いつもニコニコ カクテイ深刻かー・・・」
書き慣れているので、正直にサッサと書き込みをし、ワザと薄汚れた衣服をまとって、
平塚駅に近い指定場所に書類の提出を済ませました。
還付金が振り込まれるのは4月になってからだそうです。金利は付かないとか・・・
会場に貼ってあったお嬢さんの笑顔が何となく気になりましたけど・・・
「いつもニコニコ カクテイ深刻かー・・・」
既に40年程前の昔話ですが、こんな経験がありました。(画像はタコ飯です)
[こちら]に掲載して頂いておりますが、さる恩人から「ブログに載せろ!」と指示が
ありましたので転載させて頂きます。
スキューバ ダイビングに夢中になっていた時代の忘れられない思い出話です。
伊豆七島の新島の磯場(水深18m程)で、結構大型のマダコ(3~4kg程度
だっと思いますが)を捕まえました。
正確には捕まえたというよりも必死に戦った結果なんです。
この内容を思い出しますと未だに内心忸怩たるものがあり、敗北感もあった戦い
でした。
以下は その経緯です。
ただのマダコとは言え、このサイズとなると結構腕力(脚力?)が強く、タコを早く
弱らせるための有効な手段は、タコさんの鰓(頭と足の付け根部分)に指を突っ込
み、頭をひっくり返すことなのですが、この作業に手間取る間に当方の命の綱で
あるボンベからレギュレーター(口に咥える吸排器)に来ているエアーホースに
巻き付かれて物スゲー腕力で引っ張るんです。
くだんのタコさん、顔(頭?)を赤くするわ、白くしながら当方の目を青光りする
三角の目で睨み付け、墨は吐く、噛み付こうとするわ・・・
それよりも困るのが8本もある自在な手(足かも知れない)をば縦横無尽に
当方のカ弱い上半身にからみついて来るわでもう大変な思いをしました。
この間、恐らく僅か2~3分程度だったとは思いますが、正直、海中で全身
の毛(毛は少ない体質ですが)が逆立つほどの恐怖心を覚えました。
そして格闘の間中、「コノヤロウー、コンチクショウ(ゴボゴボ・・・ブクブク」
と正に泡を喰い、怒鳴りながら、お互いに生死を賭けた海中での闘いが続きました。
ここで私は人類として恥ずべきことをやってしまったのです。
敵に有利な海中とは言え、正々堂々たるタコVS人間の戦いの中で、苦し紛れの
当方の脳裏をかすめたのが、右足に付けていた水中ナイフでした。
ロープさえ簡単に切れるギザギザがある鋭利な業物ですが、それを夢中で抜き放
ち、取敢えず、首の周りに絡み付いている足の根本を狙ってグイッと・・・、
あとはモウ無我夢中でした。
「卑怯者!!」を相手は言ったと思います。
2本の足に深手を負った勇者は、最後の墨を吐いて この卑怯者から離れ、
数m先の岩場の穴に逃げ込みました。
常軌を逸し狂乱した精神状態にあった「恥ずべき人類」は夢中で追い
掛けました。 そして、とうとう捕えた(掴まってくれた)のです。
足を根元から2本無くして なお戦いを続けた この偉大なマダコ様を
持ち帰り、
潜り仲間3人と民宿でその話をしたところ、「食べてやんのが供養だべぇー!」
となったんですが、茹でて食べる前に「魚拓を取ってやんべよー」となりました。
民宿で墨と筆を借り、全身のヌルを塩で揉んで落とし、障子紙を分けてもらって
一畳近いタコの魚拓を作りました。
既に冷静になっていた当方、「ご免ナ、ごめんな」と心の中で呟きながら、
吸盤の一つ一つにも墨を塗り、丁寧に障子紙に載せながら魚拓ならぬ「タコ拓」
を作ったのです。 これが3本程の足を頭の上にやり、残りの数本(2本は欠損)
をバランスよく頭の下にくねらせた「踊る姿」にしました。
余りにもひょうきんに「上手く出来た」もので、自宅に持ち帰りました。
これを見た潜り仲間の先輩が、「愉快だから、どうしても欲しい!」と言うの
で喜んで進呈しましたので、今はその方のお宅で「特製の額」に入れて頂いて
いる筈です。
なお、この「タコ拓」には、墨痕鮮やかに、「新島の勇者、ここに踊る」と記してあります。
確か、昭和45・6年の9月末頃だったと記憶しております。
長いエピソードでしたが、時々思い出します。
当時は、「若気の至り」ばかりやっていた頃でした。今は「中年の・・・」・・・
挿入した画像は、当時の水中カメラで撮ったものでボケていてすみません。 磯のすー
当時 採ったアワビを磨いたものです。