川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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五十沢二郎のイケてる論語

2024年12月28日 | 古典・漢籍
何度か紹介していますが、論語の「超訳」というかブッ飛んだ訳というか、メチャ刺さる訳。カッコいい訳をしているのが、五十沢(いざわ)二郎。

彼の名訳を改めて紹介。

誘惑のない境遇にいるばかりに罪を犯さないだけの人間を、真に清浄な者だとは言われまい。

 (原文)
  仲弓曰く、「簡にして簡を行わば、乃ち大簡なる無からんか」。

ググって得られる訳とはぜんぜん違う、、

でも、これでいい。

孔子が何を言ったか、論語に何が書いてあるか、を詮索するよりも、「我々が何を受け取るか」ですねぇ。

____________

似たような言葉はいくつもある。

小隠は山に隠れ
大隠は市に隠る

と同じことですね。王康琚 「反招隠詩」。

別の言い方では

朱に交わらずに赤くない者は偉くない。
朱に交わって赤くならない者が偉い。

こうも言える。

危険地帯で戦って生き残る者が強い。
安全地帯にいて安全な者は強くない。

安全地帯を抜け出そう。 


 
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