何度か紹介していますが、論語の「超訳」というかブッ飛んだ訳というか、メチャ刺さる訳。カッコいい訳をしているのが、五十沢(いざわ)二郎。
彼の名訳を改めて紹介。
誘惑のない境遇にいるばかりに罪を犯さないだけの人間を、真に清浄な者だとは言われまい。
(原文)
仲弓曰く、「簡にして簡を行わば、乃ち大簡なる無からんか」。
ググって得られる訳とはぜんぜん違う、、
でも、これでいい。
孔子が何を言ったか、論語に何が書いてあるか、を詮索するよりも、「我々が何を受け取るか」ですねぇ。
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似たような言葉はいくつもある。
小隠は山に隠れ大隠は市に隠る
と同じことですね。王康琚 「反招隠詩」。
別の言い方では
朱に交わらずに赤くない者は偉くない。朱に交わって赤くならない者が偉い。
こうも言える。
危険地帯で戦って生き残る者が強い。安全地帯にいて安全な者は強くない。
安全地帯を抜け出そう。