死ぬことと見つけたり。
葉隠。武士道精神。
毎朝毎晩、「死ぬ」シミュレーションをする。死ぬ覚悟。
死ぬからこそ、怖くない。恐れない。忖度しない。気兼ねない。
「死ぬ」ことが、逆説的に、よく「生きる」ことを支える。
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この「死ぬことと見つけたり」ってのは、欲を去ること。
我欲。出世欲。金銭欲。名誉欲。性欲。食欲。
現世の「欲」みんな捨て去る。放下。
って考えると、死ぬことと見つけたりってのは、「肉体に対する精神の勝利」なんじゃないかと思った。
肉体(執行草舟的には「ヨコ」)ってのは、常に精神(タテ)を阻む。
肉体の誘惑が精神を堕落させる。
肉体ってのは、物質ってこと。
物質の誘惑が、精神を惰弱にする。
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ってなことを、執行草舟さんの本を20冊読んで、思いました。
なんか、私が弁護している家庭連合の教義でも、似たようなことを言ってそう。
家庭連合的には、「肉体に対する精神の勝利」をなんて表現するんですかね?
ご存じの方がいらっしゃったら、教えて下さい。