図書館で借りた、播磨ジオ(地層や岩石)ハイキングという本に、先週登城した上月城の真向かいにある佐用町久崎の飯野山城が紹介されていました。早速、登城してきました。
登城口から少し登ると、大避神社の長い階段です。
しばらく登ると大きな岩がどんどん出てきて、その先に本殿がありました。
かなり登り応えのある神社でした。
そして、その神社の右手からの尾根道が飯野山城に続きます。
ただ、道は落ち葉に覆われてまったくわからず、ピンクのリボンをたよりに急坂を登ります。
大きな岩の間を行くので、迫力があります。
本の解説では、この岩はすべて斑れい岩とのこと。
六甲山は花こう岩でできた山ですが、ここの山は斑れい岩でできているそうです。
(マグマが冷えてできた岩石が火成岩。火成岩はマグマが急に冷えてできた火山岩と、マグマが地下深くでゆっくり冷えて鉱物が大きく成長した深成岩に分けられます。その深成岩は、セキエイや長石などの無色・白色鉱物が多くて白い花こう岩、輝石や角閃石、かんらん石などの有色鉱物が多くて黒っぽい斑れい岩、花こう岩と斑れい岩の中間の閃緑岩に分けられます。中学校1年理科の学習内容です、、、教材やテストを作っていた昔を思い出してしまいました😅)
その斑れい岩の岩を登りきった先に三角点、さらにその先に広い平地の本丸跡がありました。
本丸の両端からは、先週登った上月城、眼下には佐用川と千種川がよく見えます。
山城に登るたびに、いくら戦略的、防御的とはいえ、何もこんな不便なところに城を作らなくてもいいのに、と思ってしまいます。ただし、ハイキングが楽しいのは、こんな不便な山城があるからなんですけどね🤗