◎◎ 野口さんの「クルードラゴン」 宇宙ステーションにドッキング
🌏🚀🛰 民間の宇宙船としては初めて運用段階に入った「クルードラゴン」の1号機は、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人を乗せて国際宇宙ステーションとのドッキングに成功し、野口さんたちは国際宇宙ステーションに乗り込んでおよそ6か月の長期滞在が始まりました。
🚀🛰 そして、打ち上げから27時間余り経過した17日午後1時すぎに国際宇宙ステーションとのドッキングに成功しました。
安全確認をしたうえでハッチが開けられ、野口さんたち4人の飛行士は宇宙ステーションに乗り込み、およそ6か月の長期滞在が始まりました。
「クルードラゴン」は、野口さんたちの長期滞在が終わるまで宇宙ステーションにドッキングした状態で飛行士が寝る場所などに使われ、野口さんたちは再びこの1号機に乗って地球に戻ることになっています。
「クルードラゴン」は民間の宇宙船としては初めて運用段階に入ったもので、今回の飛行は宇宙の商業利用が本格化する時代の始まりとして注目されていました。
過去最多7人の滞在で就寝用スペース足りず
野口聡一さんとアメリカ人宇宙飛行士の合わせて4人が到着したので、これまでで最も多い7人が宇宙ステーションで長期滞在することになります。
国際宇宙ステーションには就寝用のスペースが6個しかないため、7人のうち1人は「クルードラゴン」の中で寝る予定だということで、誰が「クルードラゴン」で寝るかは今後、決まるということです。
就寝用スペース
就寝用のスペースは、電話ボックスほどの大きさで、アメリカのモジュールに4個、ロシアのモジュールに2個あり、ロシアの個室には窓もあります。
日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんは、2015年に国際宇宙ステーションで滞在したときに、個人のスペースで寝る方法を動画で紹介しています。
それによりますと、飛行士は自分の寝袋に入ってチャックを閉め、1か所だけ固定された状態で浮きながら寝るということです。
また、寝袋は両腕を出すことができるタイプで、このままで簡単な作業もできるということです。