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◎◎ 高校1年の少年 拳銃で自殺か 硝煙反応を確認 東京 八王子
2020年6月8日 17時03分
◆◆ 8日、東京 八王子市の住宅で高校生の15歳の少年が拳銃のようなもので自殺を図り、現場からは拳銃を撃った際にみられる硝煙の反応が確認されたことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁は詳しい鑑定を進めるとともに、入手経路などを調べています。
■■ 8日午前8時ごろ、東京 八王子市元八王子町の住宅の2階で、この家に住む高校1年生の15歳の少年が、頭から血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。
◑◑ 少年のそばには回転式拳銃のようなものが1丁、落ちていたということで、警視庁は自殺を図ったとみて調べています。
■⇨ その後の調べで、現場からは拳銃を撃った際にみられる、硝煙の反応が確認されたことが、捜査関係者への取材でわかりました。
◑◑ また、遺体の状況から、殺傷能力が非常に高いもので頭を撃ったとみられるということです。
高校によりますと、少年は都内にある私立高校の通信制学級に入学し、週3日、登校することになっていました。
新型コロナウイルスの影響で休止されていた授業は、今月1日に再開され、この日は少年も登校しましたが、その後は学校に来ていなかったということです。
★★★ また先月、下旬から少年は激しい腹痛を訴えるようになり、母親からは通院しながらの登校になると連絡があったということです。
警視庁は少年が拳銃で自殺を図ったとみて、鑑定を進めるとともに、携帯電話の通信記録を解析し、入手経路などを調べています。
高校「先月下旬になって腹痛 通院しながら通学と連絡」
高校によりますと少年は、ことし4月、都内にある私立高校の通信制の学級に入学し、4月6日の入学式は保護者と一緒に出席していたということです。
その後、学校の授業は新型コロナウイルスの影響で休止され、少年は自宅でオンライン授業を受けていたということです。
オンライン授業の出席状況に問題はなく、2回あったレポートも提出されていて、担任との定期的な電話でのやり取りでも、変わった様子はなかったということです。
◆◆ その後、先月下旬になって、少年が激しい腹痛を訴えるようになり、母親からは通院しながらの通学になると連絡があったということです。
そして、今月1日から授業が再開され、この日は少年も登校して授業を受けましたが、それ以降は母親から休むという連絡があったということです。
8日は午前中に通院したあと、午後から登校する予定だったということです。
■■ 高校の校長は「中学3年生の時は不登校の状態だったと聞いていますが、高校に入って頑張ろうという気持ちでいっぱいだったと思うので、このようなことになりとても残念に思っています。新型コロナウイルスによる休校がなければ、将来どのように生きていきたいかなど、学校で語り合うことができていたと思います。今回のことは衝撃ですし、本当に残念でなりません」と話していました。
近くの住民は…
以前、少年が住んでいた家の近くに住む40代の女性は「小学生の時は家に友達が頻繁にきていて、中学校では友達が迎えに来ている様子をよく見かけましたが、呼んでもすぐには出てこない感じでした。いま思うと、あまり学校に行きたくなかったのかなと思います」と話していました。
同じく近所に住んでいる女性は「高校生が自殺したというニュースを見て『もしや』と思いました。息子さんは引きこもりがちで中学校には行けなくなって、母親は『中学校に馴染めていないが何とか卒業してほしい』と悩んでいる様子もありました」と話していました。