著者は、東京新聞記者。
菅官房長官の記者会見で「加計学園問題」に関わる国民の疑問をぶつけ、「同じ質問を繰り返さないでください。」という制止に「お答えいただいていないので繰り返しお聞きしています」と切り返したその人だ。
最終章で、イスラム過激派掃討作戦での無人攻撃機による誤爆で、祖母を亡くし、自身も右手に負傷した12歳の少女、パキスタン人のナビラ・レフマンさんの言葉を紹介している。
「無人攻撃機に費やすのと同じ金を教育に費やせば、この地域を楽園にも変えられるはずです。無人攻撃機による攻撃を通じてではなく、教育による支援で、私たちを現在の悲劇から救い出してほしいのです。」
著者「あとがき」より
戦後70年、日本は憲法9条を国是とし、武力の放棄、交戦権の否認を掲げた。それらを捨て、これからを担う子どもたちにとって戦争や武器を身近でありふれたものにしようとしている。この状況を黙って見過ごすわけにはいかない。
3年間の多方面への取材を重ねて世に出された1冊。
小さな新書の重く大きなメッセージ。
著者;望月衣塑子(東京新聞社会部記者)
角川新書
菅官房長官の記者会見で「加計学園問題」に関わる国民の疑問をぶつけ、「同じ質問を繰り返さないでください。」という制止に「お答えいただいていないので繰り返しお聞きしています」と切り返したその人だ。
最終章で、イスラム過激派掃討作戦での無人攻撃機による誤爆で、祖母を亡くし、自身も右手に負傷した12歳の少女、パキスタン人のナビラ・レフマンさんの言葉を紹介している。
「無人攻撃機に費やすのと同じ金を教育に費やせば、この地域を楽園にも変えられるはずです。無人攻撃機による攻撃を通じてではなく、教育による支援で、私たちを現在の悲劇から救い出してほしいのです。」
著者「あとがき」より
戦後70年、日本は憲法9条を国是とし、武力の放棄、交戦権の否認を掲げた。それらを捨て、これからを担う子どもたちにとって戦争や武器を身近でありふれたものにしようとしている。この状況を黙って見過ごすわけにはいかない。
3年間の多方面への取材を重ねて世に出された1冊。
小さな新書の重く大きなメッセージ。
著者;望月衣塑子(東京新聞社会部記者)
角川新書