じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

山梨って、山ばっかし

2011-10-15 21:28:20 | ツーリングと山と温泉
山梨県に行って来たどぉー・・・被災者特権・高速道路無料、で、山梨の甲府南インター迄、本来の料金11000程をただにしてもらって行って来た。

で、仙台宮城から高速に乗れば、降りた所迄が無料になる訳なので、迂闊に東北道を都内迄突き進んじまうヘマをして浦和の料金所を通っちまったらそこ迄しか無料にならない。

で、方法は二つ・・・新潟回りか群馬回り。
今年の三月に太田・桐生と東北道が繋がったので、東北道~北関東自動車道~関越~圏央道~中央高速と繋いで一度も降りずに行ける事になった・・・昨年は八ヶ岳に行くのに佐野で降りて次の乗り口迄結構な時間が掛かった。

で、甲府南で降りて奈良田と言う所迄行ったんだけれども、これがまた結構時間が掛かる・・・狭い一般道を60キロと少し走る。

で、ナニしに行って来たのかと言うと、南アルプスの北岳~農鳥岳を経て奈良田に降りる縦走をして来た訳です。

しかし、山梨県と、文字はアレなんだけれど、ヤマナシと言いつつ、ほとんど山しか無い県じゃ無いかい?
それも、半端じゃ無く奥深い山で、県名は「山しか無い県」が良いと思います。



奈良田で温泉に入った・・・奈良田温泉と言う。
で、シーズン中でも比較的静かであると町営温泉の人が宣うだけあって、季節外れの平日は殊の外静かで、温泉の響くのはおっさんの屁とくしゃみだけでした。



温泉はほとんど全部無垢の木で、とても雰囲気があります。
で、二つの浴槽は源泉掛け流しで、アルカリのとろとろ湯が溢れています。
で、特筆すべきはぬるい方の湯の温度・・・未温です。
未温とは、ある温泉ハンターが名付けた、人の体温と音字程度のお湯の事です・・・36.8度でありました。
冬は入ったら最後出られないでしょ? まっ、隣の湯船は40度なんで何とかなりますが、40度も高い方では無いですね。



唐突に、朝日と富士山です・・・山を歩いている間中何処からでも富士山が見える訳で、自分が歩いているのも立派に3000メートル以上の高峰なんですけど、何処でも富士山が、俺のが高いもんねぇ、とやるもんだから、南アルプスの山は萎縮してます・・・ナンチャって。



大門沢小屋と言う山小屋に泊まったんでありますが、これがまた古風な、昔懐かしい感じの小屋な訳です。
で、写真は空き缶潰しの道具と言うか仕掛けなんですけれども、これ、おっさんが子供の頃は、土方の人がコレで道路を平らにしていたもんでして、とても懐かしく見ました。



またもや朝焼けの富士山ですが、これは大門沢小屋の朝です・・・いや、ホントーに何処ヘ行っても富士山からは逃れられないんですってば。



いや、大門沢小屋はトイレも古風を通れ越して野蛮なんでありますが・・・写真もありますが載せたら顰蹙なんで止めますが・・・板が二枚渡してあってそれを跨いで座り込み、下には積み上がった黄金のバベルの塔が・・・と。
もうこうなったら焼け糞で古風を売りにしようと言う事なのか、このような「大日本麦酒」の貴重なポスターなど貼ってある訳です・・・いや、復刻版だとは思いますが。



大門沢から下りながら、標高が低くなり太い樹木が多くなって、おっさんは異変に気が付いた訳です。
まるで積雪期の頃のように大木の下がキレイなんです。
要するに、下草や若木の育っている物が無く、ずーっと見通せてしまう訳です。
本来ならこの環境でこの季節なら少し藪になっていなくてはダメなはずです。
コレが噂に聞く鹿の食害でありましょうか? 鹿が新芽や若芽や喰える草を全部喰っちまって喰えない大木だけの凝った光景なんですね。
ここでは次の世代の新芽が無いので今の大木が枯れて植生はお終いで、枯れ木の原になるのでしょうか?
まっ、そん時は鹿も生きてられないんで新しい植生で再生して行くんでしょうけれども、何百年単位の時間が必要でしょうね・・・鹿なんか撃って喰っちまえば良いのに。



これは奈良田でみた砂防ダムです。
ほとんど砂に埋まって堤防を砂が超えているんですが、嵩上げも出来そうに無いし、浚渫も無理っぽい。
まっ、元々有っても無くても大勢に影響が無いのか、そのままでも良いのでしょう、たぶん。
しかし、ずっと奥出はまた何やらコンクリート工事をやってましたから、止めるつもりは無いんですね。
で、現実問題として、超過疎の奈良田にビルは要らない訳です。
で、過疎の町の存続を掛けて地元が潤う某かの事業を考えるとなると、スーパーやコンビにも要らない地域では、砂防ダムが一番手っ取り早いのじゃ無いかな、なんて思ってみましたが・・・ダメですか?



この街の風景・・・ここが奈良田の住宅街の中心部です・・・過疎だなんて言っちゃダメですか?
で、奈良田と言いつつ、田圃なんか皆無なんです・・・おっさんがこの地を見て感じたのは、家が並んだ、で有りました。
なので、奈良田の始まりは、谷間の家が並んだ地・・・並んだ、が奈良田に・・・ダメですか?



はい、それでは〆に朝の富士山をもう一枚。



コメント
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