山に登りたい 

あの山にも、この山にも、もっともっと登りたい!

空へ、空へ、貫山!

2014-10-19 17:01:09 | 福岡県の山
2014年 10月18日(土) 貫山 712m

山の外へ!
空の中へ!

秋の一日、絶好の山日和。
顔をあげて、胸を張って、空へ、空へ!

今日は夫殿と若いY君と一緒に登る。
Y君は11月の福岡マラソン出場するそうで、元気いっぱい!
「トレイルランのできる山だから。」と誘うと、「いいですよ!楽しそう。」と快諾!

今日は貫山から、周防台、桶が辻へと回るロングコースです。
ちゃんとついていかなくちゃと私も張り切っています。
お花を見る余裕なんかないかもしれない。
顔をあげて、胸を張って、空へ、空へ!

吹上峠駐車場を8時30分スタート


貫山のススキは極上!


大平山まではY君と一緒にゆっくり登ろうということで、ハバヤマボクチをパチリ。


これはヒメヒゴタイの花が進んだもの…と思います。


大平山の山頂で、地図を渡してY君を解放してあげます。
「貫山の山頂で会いましょう。適当にそこら辺をランしてて~。」
「はいっ。」とY君はスタスタ走っていきました。
四方台に向かう斜面を駆け登るY君を、私たちは双眼鏡で眺め、
「おー、速い速い。」
「きゃはー、若いね~。」
などと言っては面白がって、足が進みません。


なので、お花もちゃんと目に入ります。
紫色のセンブリ。


くっきりリンドウ。


貫山に続く道が見えてきました。


走り回って、それでも待ちくたびれたY君が迎えに降りてきてくれましたが、


一緒に登り始めるとやっぱりスタスタ速くて、先を行くY君を夫殿が笑いながら撮っています。


貫山の山頂でコーヒーと小さな大福で一休み。
振り返って見える周防台にも、今日は登ります。


さて、貫山を下りたところで、
「桶ヶ辻でお昼ごはんにしようね。」とY君と分かれます。
Y君は鉄塔の方から遠回りをするそうで、私たちは中峠へ。

ここでもまた、双眼鏡でY君を追っかけて、「速い、速い」と笑い転げてしまいます。


あの鉄塔の下のゴマ粒みたいな水色がY君だ!


私たちは中峠までおりて周防台へ向かいます。
ドリーネを見たり、


羊群原


白のセンブリを見つけたり




紫色も


ヤマラッキョウはふっくら


おっとと~~これは??


調子よく、楽しく歩いて、気分は上々!
顔をあげて、胸を張って、空へ!空へ!

わーっ!あの周防台にこれから登る!


標識で距離を見るとたいしたことなさそうですが、
ずっと、ずうぅぅ~~っと、ヤブ漕ぎでした。


まだか、まだか、頂上はまだか…この先~~


着いたぞ!


登山口からひと登りで通過点だった大平山が遠くに見える


大きく深呼吸して、心は空へ!空へ!
気持ちいい!!

さらに桶ヶ辻まで行かなくちゃ、
もう登りたくないと足が言ってる。




背の高さを越えるススキ、体が隠れるほどのヤブ漕ぎで、前を行く夫殿が見えない…


ほーっ!
桶ヶ辻に到着。
パラグライダーの聖地とある。


Y君がぼけーッと (いえ、退屈して )待っていました。(笑)


山頂にはパラグライダーの準備をしている人たちがいました。


お弁当を広げようとしていると、どうやら飛び立ちそうです。


上がったよ!


気持ちよさそう~~!!



眼下にはこんな景色が、もっと、ずっと広がっているのだろう。


自分まで空に近づくようで、いい景色です。


頑張って作ったお弁当と、アツアツの雑炊も、みんなであっという間に平らげて、さあ天狗岩へ!

「おなかいっぱいでもう走らないから、帰りは一緒に下山しましょう。」
とY君が言う。
私は内心オタオタ…。Y君が先頭だからきっと早足に違いない。

顔を上げて、胸を張って、空へ!空へ!
頑張ろう!

天狗岩を回って


振り返って


お天気よくて楽しいけど、まだまだヤブ漕ぎ~~

ようやくヤブを抜けると、斜面をぐるっと巻くように歩いていきます。
少しの樹林帯に入ると、今日初めての日陰となり、ほっとしました。

さらに歩いていくと、
おや、なんと野焼きが行われていた。




そういえば、歩いているときにあちこちで煙が上がっていました。
朝、大平山付近で出会った地元の方が防火帯を作るため、要所要所野焼きをするのだと話されていました。


ふうん、大掛かりな野焼きではないけど、火は大丈夫かしらと思ってしまう。

そう思っていると、いきなりの田園風景です。
ポーンと抜け出たなって感じです。


右手の目白鍾乳洞のおじさんが
「中ん、入って見ていかんね。」
と、おっしゃるけれど、丁重にお断りしました。
今日は空へ空へと歩いたのですもの。地下になんか潜れない!


ここから茶が床園地まではすぐでした。
茶が床から登山口の吹上峠駐車場までは、最後の歩きを惜しみながら、一人遅れながら、進みました。
駐車場に着いたのは3時20分。楽しい、楽しい貫山でした。

Y君も楽しかったようです。
トレイルランはマラソンに有効らしいので、勉強してみますとのこと。
是非また一緒に山に登りましょう!

貫山の光るすすきは優しくて美しい。
すすきの漢字が芒でなければよいのに。
すすきは素晴らしいの素に好きをつけよう。
「素好き」…やっぱり変かな。


















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