2016年4月9日(土)晴れ
野河内鉄塔尾根~三瀬峠との縦走路~井原山~水無登山口~野河内渓谷入り口
井原山に行くならお花畑の水無へ「今!」ですね。
素晴らしい一日でした!
行きも帰りも素敵な方に出会えました。
国道263号線脇のトイレの横に車を止めました。4,5台は止められそうです。(写真は帰りのもの)
予定ではこの道路を渡って、野河内渓谷入り口から林道を歩いて水無登山口まで向かうつもりでした。
支度をしていると、「井原山ですか?どこから登られますか?」と声をかけて下さる方があり、「林道を歩かず、鉄塔尾根で行ってみませんか?整備してますから。」と、誘ってくださいました。
なんと、その人は大きな杉の丸太を担ぎ、金山の見える尾根道に設置するのだそうです。

林道歩きのつもりでしたが、鉄塔尾根からという知らない道を歩けることと、この大きな丸太を担いで山を登る人は一体誰なんだろう、どうなってるのだろうと興味もあり、ご一緒させていただくことにしました。

道路わきに小さく「鉄塔尾根」の標識があります。
ここから尾根にとりつきますが、粘土質の急登でした。

急登が終わったところで先を歩いてくださいと言われ、尾根に上がって15分ほどで鉄塔のある所に出ました。

左下にはループ橋が見えます。

右手に見えるのが水無登山口に向かう林道が通っているところだそうです。

整備された尾根道を歩いて

鉄塔から20分ほどで、野河内渓谷からの「急登尾根コース」との分岐と出合いました。
右にいるのは丸太を担いで登る人の愛犬ピコちゃんです。

時々振り返ってみるのですが、丸太を担いだ彼は歩を緩めることなく黙々と登っています。
丸太の重さは30kgくらいだそうです
さらに進むと、丸太が並んでいるところにやってきましたよ。

ここでやっと彼は背中の荷を下ろすことができます。
どんなにか重く、どんなにかきつかったことでしょう。

夫殿もエイヤッと担がせてもらいましたが、とてもとても~~オモイ!

一息ついて休憩すると、丸太の設置です。杉の丸太は休憩用の椅子でした。
すでに六個設置してあったので、これで七個目の設置でした。
皮を剥いで防水処理してあります。防腐剤は環境を考えて、施していないのだそうです。

「どうぞ、どうぞゆっくり休んでください。」の言葉に甘え、、新設の杉丸太椅子に腰かけてお話を伺いました。
彼は、登山者が野河内から林道を歩かずに、安全に、快適に井原山へ登ることができるよう、尾根道の復活再生を一人で計画し、一人で取り組んだのです。
取り付き点を作るところから、枝や倒木を払っての尾根道の整備、標識の設置、さらには休憩用の丸太椅子の設置まで、並大抵のことではありません。
詳しくはこちらです。
次第に彼の所属する想山会の人たちも彼を手伝って鉄塔尾根が開通したのです。
季刊誌「のぼろ」の取材もあったそうで、次号には紹介されるかもしれないとのことでした。
詳しくは帰宅した後調べてわかったことで、休憩の時の彼はシャイでにこやかで言葉少なく、ちっともひけらかすことなく、苦労話をされるわけでもありませんでした。(胸キュン!)
こうした方のお陰で、快適な登山ができるのですね。感謝に堪えません。
おおっ!金山です!
椅子の向こうに金山が見えました! 美しい!!

金山は雪が降ると、かなり積もるそうです。おへそまで積もることもあるとか。
雪山の訓練にもなるそうで色々驚きです。
休憩の後は先頭を交代して、三瀬峠との縦走路に向かいます。
ゆ~くり、の~んびり行きますから~と言いながら荷物をおろした彼は早い早い~~
すぐに見えなくなりました。
649メートルの三角点

三瀬峠との縦走路に着きました。
ここまでの整備をされたのです。もちろんこの標識も設置もされたのですね。はっきりしていてありがたいです。

縦走路をぐびぐび歩いて、時々ハーフー息を整えて、1時間20分かかって水無登山口の分岐まで来ました。
やれやれやっと~~です。

要所要所で待ってくださっていた彼も山頂に見えます。
手を振って、あともう少し。

山頂です!!嬉しい! スタートから丸太椅子での長めの休憩も含めて3時間ちょっとでした。

私は新しい鉄塔尾根コースで来たんだぞ!
尾根道を再生された方と来たんだぞ!って山頂の人たちに自慢したいな。

心を込めて彼にお礼を申し上げ、ピコちゃんにもさようならをしました。
ありがとうございました。
昼食後は水無を降りるのでお花と遊べます。
まずはオキナグサ。もう少しで開きそうです。

水無への急な下りは次回の峰入り歩きの練習になったでしょうか。
「そんなん、練習のうちに入らんっ!」って声も聞こえそうですが~(笑)
沢が見えてきてコチャルメソウの写真を撮ろうとしゃがんでいたら
「こんにちは~!」と爽やかな声!
振り向くと五百枝さんです!!
まあ!今日井原山で会えるなんて!嬉しい!!
午前中は峰入り二回目の区間を歩かれ、午後から花散策で井原山に登ってこられたそうです。
さすがですね。あまりにさすがです!
峰入り仲間のKさんとも会われたそうで、井原山の花は人を呼ぶのですね
カモシカ健脚の五百枝さんは、それはもう鮮やかに急登へと消えていかれました。

さて、コチャルメルソウ。
これまではちっとも認識していなくて、初めて見る花です。
水際にたくさんあるのですね。

登りではお花に出会えなかったので、この水無登山道を歩くのがうれしくてたまらない。
ニリンソウ


ヤマエンゴサク

カキドオシ

ホソバナコバイモ ヤマネコノメソウ
コガネネコノメソウ ユリワサビ
帰り道はルンルンです!!
見て見て~~!
シロバナネコノメソウ

これもかな?

ヒトリシズカ

イチリンソウ姉妹
花びらの数
4枚はイチリンソウ、ニリンソウ6枚、7枚、8枚なんてないよね~と思っていたら、ありました!数えました!

こうぞう岩
これ、トウゴクサバノオですよね。見つからないかと思っていました。

これも? いや、ニリンソウかな?

ずーっと楽しく嬉しい歩きでした。
見つけたくて見つからなかったイワボタン、目にしたのに撮りそこねたジロボウエンゴサク等、心残りはありますが、この橋を渡ると水無登山口へ出てしまいます。

ここからは林道を歩いて野河内へ戻ります。
てくてく退屈なのかな~と思ったら、お花はまだまだ続いて退屈どころではありません。
下ばかり見ていないで上を見ると、
山桜はまだ花を残して

シロモジ → 間違えました。葉が違いますね。
シロモジの葉には切れ込みが入っているのですね。これには入っていません。
教えてくだり、ありがとうございました。何枚か撮った写真を見て、花を調べてみましたが~~わかりませんでした。"(-""-)"
これはなんでしょう?ウグイスカグラです。教えて頂きました。^_^

あまり遅くなってもいけませんね。
帰りましょう。

テンナンショウ

足を速めて野河内渓谷の入り口に着きました。


行きも帰りも楽しい楽しい一日でした。
山に、人に、花に感謝です。
山はいいなあ!
今日は野河内鉄塔尾根コースを登りましたが、渓谷から急登尾根を登るコースも整備されているようです。
いつかはそれを登れるかなあ。登ってみたいなあ。
私には無理だと夫殿が言いますが、勢いをつけて「行こうよ、行けるよ!」と言ってしまいました。
多くの人が、野河内から井原山への登山道を利用するようになればいいなと思います。
本日の軌跡です。


おまけは10日(日)基山のオキナグサと方位盤(宝満~英彦山が臨めました)


野河内鉄塔尾根~三瀬峠との縦走路~井原山~水無登山口~野河内渓谷入り口
井原山に行くならお花畑の水無へ「今!」ですね。
素晴らしい一日でした!
行きも帰りも素敵な方に出会えました。

国道263号線脇のトイレの横に車を止めました。4,5台は止められそうです。(写真は帰りのもの)
予定ではこの道路を渡って、野河内渓谷入り口から林道を歩いて水無登山口まで向かうつもりでした。

支度をしていると、「井原山ですか?どこから登られますか?」と声をかけて下さる方があり、「林道を歩かず、鉄塔尾根で行ってみませんか?整備してますから。」と、誘ってくださいました。
なんと、その人は大きな杉の丸太を担ぎ、金山の見える尾根道に設置するのだそうです。

林道歩きのつもりでしたが、鉄塔尾根からという知らない道を歩けることと、この大きな丸太を担いで山を登る人は一体誰なんだろう、どうなってるのだろうと興味もあり、ご一緒させていただくことにしました。

道路わきに小さく「鉄塔尾根」の標識があります。
ここから尾根にとりつきますが、粘土質の急登でした。

急登が終わったところで先を歩いてくださいと言われ、尾根に上がって15分ほどで鉄塔のある所に出ました。

左下にはループ橋が見えます。

右手に見えるのが水無登山口に向かう林道が通っているところだそうです。

整備された尾根道を歩いて

鉄塔から20分ほどで、野河内渓谷からの「急登尾根コース」との分岐と出合いました。
右にいるのは丸太を担いで登る人の愛犬ピコちゃんです。

時々振り返ってみるのですが、丸太を担いだ彼は歩を緩めることなく黙々と登っています。
丸太の重さは30kgくらいだそうです
さらに進むと、丸太が並んでいるところにやってきましたよ。

ここでやっと彼は背中の荷を下ろすことができます。
どんなにか重く、どんなにかきつかったことでしょう。

夫殿もエイヤッと担がせてもらいましたが、とてもとても~~オモイ!

一息ついて休憩すると、丸太の設置です。杉の丸太は休憩用の椅子でした。

すでに六個設置してあったので、これで七個目の設置でした。
皮を剥いで防水処理してあります。防腐剤は環境を考えて、施していないのだそうです。

「どうぞ、どうぞゆっくり休んでください。」の言葉に甘え、、新設の杉丸太椅子に腰かけてお話を伺いました。
彼は、登山者が野河内から林道を歩かずに、安全に、快適に井原山へ登ることができるよう、尾根道の復活再生を一人で計画し、一人で取り組んだのです。
取り付き点を作るところから、枝や倒木を払っての尾根道の整備、標識の設置、さらには休憩用の丸太椅子の設置まで、並大抵のことではありません。
詳しくはこちらです。
次第に彼の所属する想山会の人たちも彼を手伝って鉄塔尾根が開通したのです。
季刊誌「のぼろ」の取材もあったそうで、次号には紹介されるかもしれないとのことでした。
詳しくは帰宅した後調べてわかったことで、休憩の時の彼はシャイでにこやかで言葉少なく、ちっともひけらかすことなく、苦労話をされるわけでもありませんでした。(胸キュン!)
こうした方のお陰で、快適な登山ができるのですね。感謝に堪えません。
おおっ!金山です!
椅子の向こうに金山が見えました! 美しい!!

金山は雪が降ると、かなり積もるそうです。おへそまで積もることもあるとか。
雪山の訓練にもなるそうで色々驚きです。
休憩の後は先頭を交代して、三瀬峠との縦走路に向かいます。
ゆ~くり、の~んびり行きますから~と言いながら荷物をおろした彼は早い早い~~
すぐに見えなくなりました。

649メートルの三角点

三瀬峠との縦走路に着きました。
ここまでの整備をされたのです。もちろんこの標識も設置もされたのですね。はっきりしていてありがたいです。

縦走路をぐびぐび歩いて、時々ハーフー息を整えて、1時間20分かかって水無登山口の分岐まで来ました。
やれやれやっと~~です。

要所要所で待ってくださっていた彼も山頂に見えます。
手を振って、あともう少し。

山頂です!!嬉しい! スタートから丸太椅子での長めの休憩も含めて3時間ちょっとでした。

私は新しい鉄塔尾根コースで来たんだぞ!
尾根道を再生された方と来たんだぞ!って山頂の人たちに自慢したいな。

心を込めて彼にお礼を申し上げ、ピコちゃんにもさようならをしました。
ありがとうございました。
昼食後は水無を降りるのでお花と遊べます。
まずはオキナグサ。もう少しで開きそうです。

水無への急な下りは次回の峰入り歩きの練習になったでしょうか。
「そんなん、練習のうちに入らんっ!」って声も聞こえそうですが~(笑)
沢が見えてきてコチャルメソウの写真を撮ろうとしゃがんでいたら
「こんにちは~!」と爽やかな声!
振り向くと五百枝さんです!!
まあ!今日井原山で会えるなんて!嬉しい!!
午前中は峰入り二回目の区間を歩かれ、午後から花散策で井原山に登ってこられたそうです。
さすがですね。あまりにさすがです!
峰入り仲間のKさんとも会われたそうで、井原山の花は人を呼ぶのですね
カモシカ健脚の五百枝さんは、それはもう鮮やかに急登へと消えていかれました。

さて、コチャルメルソウ。
これまではちっとも認識していなくて、初めて見る花です。
水際にたくさんあるのですね。

登りではお花に出会えなかったので、この水無登山道を歩くのがうれしくてたまらない。
ニリンソウ


ヤマエンゴサク

カキドオシ

ホソバナコバイモ ヤマネコノメソウ
コガネネコノメソウ ユリワサビ

帰り道はルンルンです!!
見て見て~~!

シロバナネコノメソウ

これもかな?

ヒトリシズカ

イチリンソウ姉妹

花びらの数
4枚はイチリンソウ、ニリンソウ6枚、7枚、8枚なんてないよね~と思っていたら、ありました!数えました!

こうぞう岩

これ、トウゴクサバノオですよね。見つからないかと思っていました。

これも? いや、ニリンソウかな?

ずーっと楽しく嬉しい歩きでした。
見つけたくて見つからなかったイワボタン、目にしたのに撮りそこねたジロボウエンゴサク等、心残りはありますが、この橋を渡ると水無登山口へ出てしまいます。

ここからは林道を歩いて野河内へ戻ります。
てくてく退屈なのかな~と思ったら、お花はまだまだ続いて退屈どころではありません。
下ばかり見ていないで上を見ると、
山桜はまだ花を残して

シロモジ → 間違えました。葉が違いますね。
シロモジの葉には切れ込みが入っているのですね。これには入っていません。
教えてくだり、ありがとうございました。何枚か撮った写真を見て、花を調べてみましたが~~わかりませんでした。"(-""-)"

これはなんでしょう?ウグイスカグラです。教えて頂きました。^_^

あまり遅くなってもいけませんね。
帰りましょう。

テンナンショウ

足を速めて野河内渓谷の入り口に着きました。


行きも帰りも楽しい楽しい一日でした。
山に、人に、花に感謝です。
山はいいなあ!
今日は野河内鉄塔尾根コースを登りましたが、渓谷から急登尾根を登るコースも整備されているようです。
いつかはそれを登れるかなあ。登ってみたいなあ。
私には無理だと夫殿が言いますが、勢いをつけて「行こうよ、行けるよ!」と言ってしまいました。
多くの人が、野河内から井原山への登山道を利用するようになればいいなと思います。
本日の軌跡です。


おまけは10日(日)基山のオキナグサと方位盤(宝満~英彦山が臨めました)

