山に登りたい 

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雨の奥豊後オルレ

2018-02-13 20:36:32 | 九州オルレ・その他
2018年2月10日(土)一日中雨

山友さんのブログに刺激を受けて、連休は宮崎県延岡市の「可愛岳」に登りたいと思っていました。
今年の大河ドラマ「西郷どん」も面白い!
しかし、何度見ても天気予報は雨、雨、雨です。

どうしましょう。
ずっと楽しみにしていたので、中々決心がつきませんでしたが、雨は一日中降るようです。
仕方ないね。山は止めて、傘をさして歩けるオルレにしよう。

「奥豊後オルレ」は朝地駅から用作公園~普光寺磨崖仏~十川柱状節理~岡城址~豊後竹田駅。

無人の朝地駅と併設の観光案内所。

雨ですね~。スタートは9時54分。

踏切を渡ったところで、一両列車がやってきました。

田園風景を見ると、オルレだな~と思います。

案山子のそばの案内板には韓国語でも、こんにちは~。

2km近く歩いたところで、最初の見どころは「用作(ゆうじゃく)公園」
雨で冬枯れの今日ですが、500本を超すモミジ、カエデなど紅葉の名所であると十分に想像できます。

心字池、丹字池も雨なのでチラッと見るだけで先を急ぎます。

雨、雨~~。
雨の歌をたくさん歌ったせいか、ちっとも止まずに降るばかり~。

普光寺に向かう途中にはパイプからの水が凍っているところも。
二、三日前なら一面が凍っていただろうなあ。

ナズナも雨に濡れちゃって

ナンテンも

普光寺楼門。11時28分。

ここは凄かった!!
雨で霞んでいますが、二つの岩窟と磨崖仏。

本堂の横からすぐそばまで歩いていくと、不動明王が目の前に迫ってきました!

右手に剣を握った不動明王(11,4m)を真ん中に、向かって左が制多迦(せいたか)童子、右が矜羯羅(こんがら)童子。
優しそうで柔和なお顔に見えます。

窟の中に入ってみましょう。

普光寺はピアノ寺とも呼ばれ、本堂にはピアノが置いてあるそうです。
今日は雨のせいか、本堂は鍵が閉まっていて入れませんでしたが、ここにも古い電子ピアノが置いてありました。(右奥)

仏龕(ぶつがん)というのでしょうか。たくさんの仏像が安置されています。

木造の護摩堂の手前には、高さ30㎝くらいの小さな仏像がありました。

鮮やかな青色が残り、顔の表情、手の動きがインドの踊りを思わせます。

護摩堂の横を周ると、数メートルありそうな石像が長い剣を持ち、怖い顔をしています。
不謹慎な私は、腰をひねったダンシングポーズに見えましたが・・・。

窟から見える普光寺本堂。
周辺には3000本ものアジサイが植えられ、紫陽花寺とも呼ばれるそうです。
ピアノ寺、紫陽花寺、どちらも綺麗な呼び名ですね。

窟を下りて、右に入る小道があったので、行ってみると~
「呆け忘れ地蔵三尊」
三人とも、深~~く、しっかり頭を下げてお参りしました。
どうか、効き目がありますように―――!!

磨崖仏茶屋(休憩所)のベンチでお昼を済ませ、次はスタートから7km地点の十川柱状節理へ向かいます。

十川柱状節理


普光寺で時間をとったので、急ぎ足で岡城址へ。


岡城址(工事中でした)

遊歩道脇に四等三角点

家老職屋敷跡の石垣
お城だけあって、敷地は広~~い。

二の丸跡には「荒城の月」の滝廉太郎の像。
夫殿の若いころによく似てる~!

雨がひどい振りになってきました。
歴史を紐解きながら、ゆっくり見て回りたいところですが、帰り道を急ぐことにしました。

近戸門跡。門扉の轍と思われる曲線。

雨で滑らないように気をつけて。
ジグザグの激下りが続きます。(下った先は立ち入り禁止となっていました。はて???)

豊後竹田は手掘りのトンネルを多く見かけました。町のあちこち穴が開いているので、「レンコン町」とも言われるそうです。

竹田城下町を通り抜け、


滝廉太郎記念館へは寄らずに、豊後竹田駅に戻ってきました。15時13分。

あー、楽しかった!!14.5km 5時間20分。
一日中雨でしたが、十分に楽しめました。
田舎道や歴史を辿らせてくれるオルレの歩きは、発見が多く楽しい。
何といっても、普光寺の磨崖仏と岩窟が圧巻でした。

翌日は「別府オルレ」
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