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my diary

半額のバナナで抵抗、物価高

2023年03月19日 | 日記
 年金暮らしの身では、スーパーで赤札商品を購入するのが物価高に抵抗する一つの方法であろう。私は、元々貧乏性な性格なので、半額のバナナを見つけるとうれしくなってしまう。確かに、見かけ上バナナの皮は傷んでいるが、皮を剥くとおいしく食べられる。物価の高騰はまだまだ続きそうで、それでも大手企業などの従業員は給与が増額しそうだが、我々の年金が増額されるのは先の話だろうし、消費者物価の高騰には追い付きそうもない。ますます、この国では、生活格差が広がりそうだ。
 これを受けて、強盗事件が増加するなど治安の悪化も懸念されている。振り込め詐欺なども横行しており、その大半は、高齢者がターゲットになっている。私は、自宅の固定電話にかかってくる電話は、悪質商法の勧誘か名簿屋による個人情報の収集狙いなどと思い、留守番電話にして、一切出ないようにしている。偶に、携帯のメールで、宅配便の不在通知を装うメールもあるが、それも詐欺目的だと思い対応しないことにしている。
 私は、消費者問題に関心があり、消費生活専門相談員の資格試験を受験したこともあるが、特殊詐欺の主な手口や、犯人グループが悪用する名簿屋や民間の私書箱センターの存在は、20年近く前から知られており、未だに、その手口は、多少複雑化したとはいえ、基本は同様の手口で行われている。行政は、消費者相談窓口の拡充などの対策も取ってはきたが、根本的には、犯罪集団のSNS利用や国際化といったことに捜査機関の対応能力が追い付いていないことにもあるし、各機関の被害防止の広報啓発活動が、騙されやすい人々に届いていないことにもある。世の中には一定数の犯罪者がいて、善良な市民を騙したり、場合によっては襲撃して金品を強奪しようとしているのが現状ではないか。日本人は、従順な人を作る目的で、管理された学校教育のせいで、人を疑うということや、襲撃された時には抵抗するということさえ出来ないように教えこまれている。東京の宝飾店であったか、三度も窃盗などの被害にあった店で、今度は昼間に押し込み強盗にあったのに大して抵抗もせずに金品を奪われる被害に遭った店もあったそうだ。二度あったことは三度目もあるし、そんな防犯的に甘い店は何度でも狙われることもある。さすまたや、催涙スプレー、特殊警棒のような防犯グッズを備えるか、大きな音量を出す警報装置でも設備していれば、犯人もビックリして逃げ出す可能性もある。自己防衛の意識を徹底すべきではないか。
 もっとも、私も家の玄関には、ゴルフクラブ等を置いて不審な人間が襲撃したら抵抗できるように用心はしているが、物忘れなのか、鍵を忘れていたこともあった。 
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