元大阪府知事で弁護士の橋下氏が、人口7000万でも社会機能を維持する方法として、①移民の受け入れ、②定年制度の廃止、③AIやロボットの活用による生産性向上を挙げている。橋下氏の過去の言説については全面的に賛成出来ないものも多いが、この件については賛成である。既に適齢女性の人口そのものが減少しており、今更、子育て支援制度を拡大したところで人口減少の勢いは止められないだろう。それならば、人口減少化社会を前提として、それでも社会機能を維持する方策を考えた方が良い。ただし、定年制の廃止については、現在の定年時でも、人によって身体の状況に差があるのが当然なので、それぞれの人の能力差によって待遇に差をつけることが出来るようにすべきだと思うし、リスキリング教育を受けることを前提にすべきだと考える。