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my diary

ゆっくりと

2023年04月24日 | 日記
 「ゆっくり」の格言には「Make haste slowly」(ゆっくりいそげ)という英語があるようだが、時間というものは限られているようでもあり、自分の意識次第ではないかとも思う。そこで、慌てずに何事にも余裕を持って行動していきたい。命に限りがあり、生きている限りは、次の一瞬に自分の命が無くなってしまってもおかしくは無い。永遠に生きるということが出来ない以上、ゆっくりと余裕を持って生きていたいものだ。

 統一地方選挙も終わったが、安倍後継とか、家系図を持ち出したりした候補が当選しており、そのような候補に投票した人は、ゆっくりと衰退していく日本を是認しているのかと言いたい。いつまでも昭和の時代の意識を持っている人が如何に多いことか。今までの生活を維持したいと願っている陰で子孫に負債を付け回しているということが分からないんだろうか。一方、徳島県の知事に当選した後藤田氏については、知事就任前にも関わらず、県下の各市町を訪問したり、東京の中央官庁や自民党本部、企業などに挨拶回りをするなど精力的に活動しているようだ。単なるイケメンで女好きの世襲議員だとばかり思っていたが、実態は少し違っていたのかもわからない。石破派で冷や飯を食っていたので、知事という一国一城の主となった今、様々な想いがあるんだろうが、私が思うに、肝心な所は、少子高齢化が他県よりも進みつつある徳島県にあっては、このままで人口減少が進むと、県内にある企業が撤退、県税の減少、社会インフラの縮減などの危機があり、その上、高い確率で予想されている東南海巨大地震でも発生しようものなら、県そのものが無くなってしまう可能性(例えば、明治の一時期には香川県と併合されていた時期もある。)もあるのではなかろうか。近い将来のことを考えると、今こそは、待ったなしの時代であろうし、凡庸な知事では乗り切っていけないとも考えられる。新知事の手腕の見せ所といったところだろうか。高齢の私にとっては「知らんけど」

 「だが情熱はある」というテレビドラマを毎週見ている。中堅芸人である山里と若林の若い時代からを描いたドラマで、見始めた頃は、ジャニーズの若手を山里や若林に似せて演じさせているといっても、いったい何を目的に作られているんだろうかと疑問に思ったこともあったが、見ているうちに、彼らは、芸人を目指しても全く売れない時代があり、山里の場合は、嫉妬や妬みを原動力として努力を重ねてきたのだろうとか考えると、何者にもなっていない若者であっても、芸人になりたいという夢を持って行動していた彼らが羨ましいと思うようになった。翻って考えると、私の場合、それほど深く考えずに就職して、以来40年近く勤めて退職したが、彼らほどの情熱は無かったように思う。今は、終身雇用が保証されているとか、若者の大半が将来結婚出来るとかの時代ではない。また、様々な理由から落ちこぼれている若者も多いだろうと思うと、このドラマの視聴率は今のところは低いということだが、他のドラマでは、漫画の原作の恋愛ドラマが多く、概して何も残らないことに比べて、やさぐれているような若者にとっては、何か感じるものがあるドラマだと思う。 

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