大関の名に恥じぬよう「正々堂々」精進します。
高安を角界入りに導いたのは相撲好きの父栄二さんだった。
相撲未経験で入門当初の高安は部屋を何度も抜け出し、栄二さんがその都度
説得してきた。
高安は「入門当時の自分に(大関昇進を)伝えたらびっくりすると思う」。
千秋楽の取組を観戦した栄二さんは「さらに上に向かって精進してほしい」と
エールを送った。
高安は、栄二さんとフィリピン人の母ビビリタさんとの間に生まれた。
高安 西関脇。本名高安晃、茨城県出身、田子ノ浦部屋。15歳の05年春場所で
初土俵、西幕下13枚目だった10年秋場所で全勝優勝。同年九州場所新十両、
11年名古屋場所新入幕、13年秋場所新三役はいずれも平成生まれ初。三賞は
殊勲3度、敢闘4度、技能2度。27歳。186センチ、174キロ。得意は左四つ、
突き、押しの高安にも大関昇進が28日、事実上決まった。
平成生まれの大関誕生は、2015年夏場所後の照ノ富士以来。茨城県出身では
兄弟子の、稀勢の里以来となる。初土俵から73場所を要したのは歴代9位の遅さ。
大関昇進伝達式を翌日に控えた30日、高安は会見に応じて「実感は少しずつ
湧いています。(伝達式を)夢見てやってき ましたから、夢のような時間に
なると思います」と待ち遠しげに語った。
大関昇進の高安(27)本名高安晃(あきら)、1990年(平成2年)2月28日生まれ、
茨城県出身、田子ノ浦部屋(入門時は鳴戸部屋)所属。
高安は小結の2017年初場所で鶴竜と白鵬を倒し11勝4敗、春場所は関脇で12勝3敗。
今場所は、千秋楽に優勝争いで日馬富士を破って11勝4敗で、三役での目安となる
直近3場所で計33勝とされる、昇進の目安を超える34勝を挙げた西関脇高安。
大関昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、理事長も
これを了承し、31日の名古屋場所番付編成会議と理事会を経て、正式決定される
予定だが、今日まで理事会で昇進を見送られた例はなく、高安の大関昇進を果たす
ことが決定し「大関高安」誕生が事実上決まった背景には、5月場所で横綱日馬富士を
倒した功績が大きく左右したようだ
伝達式に、
協会は、春日野理事長(元関脇栃乃和歌)と片男波審判委員(元関脇玉春日)を
使者として派遣し大関昇進を伝達、
本日の理事会に置きまして全会一致で、関脇高安を大関へ推挙することになりました。
本日はおめでとうございます。と伝達の挨拶に対し、
関脇高安は、伝達を受け使者に対し、
謹んでお受けいたします。大関の名に恥じぬよう「正々堂々」精進します。
本日はありがとうございました。と返礼を返し、大関高安誕生の瞬間である。
新大関の誕生は、2015年夏場所後の照ノ富士以来2年ぶりで、平成生まれの日本
出身大関は初めてであり。名古屋場所は4横綱、3大関と豪華な番付となり、
一層、国技でもある大相撲が面白くなりそうだ。
高安の兄弟子で稽古をつけてきた同門、横綱:稀勢の里は、高安の晴れ姿を見て
「こんなにうれしい事はないですね」と満面の笑顔を見せ誰よりも喜んで「大関の
次はもう一つ上がありますから、高安と一緒にめざしていければいいと思います」
と語った。
今凄く考えるものがあります、この場に立てると思っていなかったが感慨無量です
私の好きな言葉「正々堂々」を述べさせてもらった。
名古屋場所は、横綱稀勢の里も、万全に体調を整え共に、土俵を沸かせてくれる事だろう。
多くの相撲フアンの期待に答えて頑張って戴きたい。