兵庫県山の原GC 6,793ヤードパー71
最終日
初優勝おめでとう 松山秀樹君
最終日、首位と2打差の2位タイからスタートした松山は、前半1つ伸ばした
ものの、耐えながらのバックナイン、デビッド・オー(米国)、との差は1つ、
15番のロングホール2打目をバンカーに入れ厳しい状況、たが、ここで
「女神がほほ笑んだ」松山が放ったバンカーショットは完璧、ピン50センチに
ピタリと付け、バーディを奪いデビッドに並ぶと勢いがつた、16番のショート
ホールでは8mを沈め、バーディを奪いガッツポーズ。
デビッドも5mを沈め一進一退、残るホールはあと2つ(17・18)、17番(パー5)
ロングホールでグリー横のカラーに止まりピンまで3m、厳しい状況から沈めて
3連続バーディ、デビッドも入れ返し並んで迎えた最終ホール。
先に打つのはデビッドのバーディパット、ボールは惜しくもカップを外した。
迎え撃つ松山秀樹、優勝のかかった2mのバーディパット、ボールは左に
曲がりながらも真ん中からカップイン。
何とやってのけた平成の怪物が、プロ2戦目で勝負のかかったバックナインで、
怒涛の15番から4連続バディで、最終日6バーディ1ボギー66で回り
通算18アンダー266で、3日目に優勝を予感させたことが正夢となって
現実した。プロ初優勝の快挙。
東北福祉大に通う現役大学生が、プロ2戦目にして賞金2400万円を獲得。
アマチュア時代、2011年三井住友VISA太平洋マスターズ以来のツアー
通算2勝目。
成績
上位陣は、
最終ホールまで優勝を争ったデービッド・オー(米)が1打差の単独2位。
上井邦浩が通算14アンダー単独3位、
谷原秀人、ブレンダン・ジョーンズ(豪)らが通算13アンダー4位タイ、
谷口徹が通算10アンダー14位タイ、藤本佳則、高山忠洋が通算8アンダー23位タイ、
新選手会長の池田勇太は前日10位タイにつけながら、通算3アンダー48位タイ、
初日にレギュラーツアーで、史上初のエージシュートを達成した66歳の
尾崎将司は5オーバー76と崩れ、通算2アンダー51位タイで
4日間の競技を終えている。