オスプレイ
国家と国民を守るべき日本の党首これでよいのか
米国が沖縄に配備予定の、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備について、
この配備の意義を考えた上での、国家の党首として熟慮の末に判断したのか、
きわめて曖昧に、判断したのではないだろうか。
このオスプレイの配置で、日米間の「国家安全保障問題」がこんなに軽く、
扱って良いものだとは思えない、当初総理は、米軍のオスプレイ
配置について、配備は抑止力向上に貢献すると発言、この配置自体は
米政府の方針と言っていたが、国会での答弁で、耳を疑いたくなる
野田総理の発言、
オスプレイは、「安全性が再確認されるまでの間、日本でのいかなる
飛行運用も認めないと」強調した。この総理の国会答弁には驚いた。
この発言:アメリカはどう受け止めた?
我が国の最高責任者でもある「国を守るべき総理大臣」が、国家安全
保障上の必要性より、党内事情と、世論のオスプレイは、危険なものと
決めつけた恐怖症に翻弄され、安全保障上の意義や必要性から、
本当に熟慮の末に判断したものなのか、このオスプレイ配備の、
必要性こそ、総理は、国民へ明快に説明し、理解を求めるべきだろう。
米軍のオスプレイの配備に、反応したのは中国共産党機関紙、
人民系の環球時報が「オスプレイの配備の目的は「尖閣諸島防衛に
あると」とする記事を記載した事は、中国が領海侵犯を繰り返し、
尖閣周辺海域の権益奪取の意図を明確にしている中での。
米軍が配備すると思われるオスプレイで、日米の抑止力が強化される
事を、認めた反応の現われで、この中国側の反応に、日本政府は
注目すべき事だろう。
何故、このオスプレイが選ばれたか、現行のCH46ヘリと比べ、速度・
行動半径・積載量など、機能の格段の向上で、米海兵隊の能力を
高める事で、安全保障上、これからの日本防衛にも極めて重要な
機種として、配備されるべきものであろう。
米軍としても、今後のヘリの配備のついては、順次、「オスプレイの
機種を変えていく方針」と言われているが、実戦部隊の尊い生命が、
あまりにも危険なものであるなら、米政府と言えど、オスプレイなど
採用できるものでないだろう。
この米軍兵士の命をかけた、機種選定は、日本側より深刻なもので
あるはず、そこで決めた米側の機種決定、この件(機種決定)は
日本側としても、機種についての相当の安全確認を、厳しく米側に
求めるのも必要だろう。
その上での米側の、日本での訓練場所については、日米での協議は
慎重にして、「安全保障に支障をきたす事のない解決」に努める
べきで、総理には、両国間の信頼に添った、後悔しない判断を
願いたものだ。
一方、このオスプレイでの訓練の場所が、始終市街地で低空飛行の
訓練が、行われるが如く、常時危険を煽る、報道のあり方にも、
問題があるように思う。市街地での訓練を避けるのは当たり前、
まして常時低空での訓練を、市街地上空で行われるが如くの、
報道は止めて貰いたいし、政府としては止めさせるべきだ。
訓練経路も町の上空は避け、海路を経て、危険性の少ない山間部
での特殊訓練など認めるべきで、要は日米双方が人命を第一に、
国難に対応できる訓練と、東北大震災の時のように、飛行場も使えない
非常時の、緊急時に役立つ機種の選定も、我が国の自衛隊にも、
必要である事は認めるべきで、誰もが、安全第1に人命の守れる
訓練であってほしいだけのこと。
オスプレイの事故を、必要以上にマスコミが、「重箱の隅を掘り返す如く」
の報道にも問題であろう。100%安全な乗り物があるだろうか、
地上でも自動車など事故はある、まして空を飛ぶ、飛行機やヘリにも、
これらの機械の安全性だけでなく、これを操縦する人為的ミスも
あるだろう。100%安全でなければ、ならないと言うのであれば、
本当に安全性の確認は100%出来るのだろうか、何を持って100%との
安全が確認出来たと言えるのか、ならば安全性の確認を唱える者は、
危険な乗り物(オスプレイ)が危険と言うのなら、
その安全性の確認出来る定義を並べてみてはどうだろう。
乗りもの
それでも100%の安全が第一と言うなら、現在の乗り物の、安全確認
出来たのか、その上でも安全を唱えるなら、「自動車にも飛行機・
新幹線」にも、反論を唱える者は乗らないと言うのか、乗るので
あれば、その安全性をどうして確認出来たのだ、誰もが危険性を
最小限に抑えた、乗りものに乗って生活している現在社会に、
どうしてオスプレイは危険と言って認めない異常さ。
誰が危険を好んで飛行機でも、ヘリでも,自動車でも、乗ると言うのだ、
いちばん身近で、オスプレイに乗る兵士は、この機の安全性を信じて、
時には、「危険な戦場へ」向かうのだ、どちらが兵士にとって、
危険か考えれば判ることだろう。
面白、おかしく言うだけ番長の、マスコミと知識人のコメントには、
うんざりだ止めて貰いたい。
オスプレイは、飛べば落ちると危険性をあおる、「マスコミと識者に」
惑わされないで、今問われるのは、毅然とした政府と総理の判断こそが、
極めて重要なことではないのか、
日本の総理大臣として、後世に汚点とならない、「日米の安全保障」に
係わる、極めて重要な判断する時期に、ここは冷静に、日本国総理として、
歴史に残る判断を願いたいものだ。
将来の、「日米安全保障を強固なものにする為」にも、毅然とした
総理の対応を求めたい。