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島倉千代子さん(享年75)の葬儀は14日、青山葬儀所でしめかやに営まれ、
芸能関係者と大勢のファンが、最後の別れを惜しんだ。
戒名は「寶婕院 千代歌愛大姉(ほうしょういん せんだいかわいだいし)」。
自らの死を目前に謳えるものだろうか、亡くなる3日前、収録予定は15日だった。
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「私の部屋の中にスタジオができました。私はできる限りの声で歌いました。
自分の人生の最後に、もう二度と見られない風景を見ながら歌を入れられる。
こんな幸せはありません。素晴らしい時間をありがとうございました」と
肉声が流され、最後に録音した遺作、南こうせつがプロデュースした
「からたちの小径」が場内に流れると、多くの人々の涙を誘った。
自分の人生を振り返るような詞に、最後の力を振り絞った魂の歌声
「からたちの小径」は、お千代さんのお別れのメッセージだった。
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最後は、島倉千代子自身の、山あり谷ありの人生を歌った「人生いろいろ」が
流れる中、後輩歌手や芸能関係者、長年支えてきた大勢ファンに見守られる中、
島倉千代子さんは、天国へと旅立っていった。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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