罪から逃れる道 第19回
私たちの救いは一度受ければ、一度神様の前に悔い改めるならば、それがずっと続くのではありません。私たちは主がそうであったように、日々、肉において苦しみを受け、私たちの内にある肉の働きを殺し、サタンの攻撃や誘惑に対してそれを否定していくのです。このような歩みをしていく中で、批判、非難、迫害や苦しみ、困難が起きてくることもあるでしょう。家族の中の誰かが亡くなったり、病気にかかったりすることもあります。私たちは、いつ起きるか分からないこのような肉における苦しみに対して、日々御霊によって歩み、心を武装していく必要があります。神様の子となった人たちは、サタンの憎しみの的となります。サタンに支配された人間によって迫害されたり、サタンの巧妙な誘惑が襲って来るでしょう。しかしそのような中で、自分の思いではなく、聖書のみ言葉に従い、聖霊によって歩むなら、私たちの心は完全な平安と喜びで満たされるのです。「キリストと苦難をも共にしている」人は、その苦しみの中にあって、キリストの栄光にあずかるようになります。
皆さん、この世界には誤解と過ちと欺瞞(ぎまん)が満ちています。しかし私たちは真理の御霊によって満たされることが出来ます。欺瞞と偽りが充満した世の中で、私たちは御霊が充満された人になるべきです。罪の世界の中で、御霊によって歩む道を選ぶ時、心に戦いが起きます。それが肉における苦しみです。しかし、そのような選びをするなら、その人にとって罪が終わります。このようにして罪に終わりを告げた人は、死から復活した人、神様の再創造の恵みにあずかった人として、その喜びを多くの人に伝え、人びとを救いに導くようになります。