店の移転先は今の店の筋向いに古くて家賃の安い場所に目をつけて、げってんさんはそこに新築同然に3階だての店に改装しました。立ち退きのための補償金やパーティーで集められたお金はその全額をこの移転先の店のために投入したのです。1階は眼鏡店、2階は画廊、3階は物置。これからの店の経営に適した投資というより、なるようになればよいと言ったような玉砕型の再出発です。
一方の坂本さんは、店がどう変わろうと相変わらず眼鏡をつくる毎日です。次の写真は最近、お客さんにつくってあげた作品で、レンズをその人の顔に似合う形にカットし、レンズの縁にシートを挿入し、オリジナルでユニークな眼鏡に仕立てます。レンズにシートを挿入するところが手仕事のポイントで時間がかかります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c6/a3ca3992ab892aefc015afe68c870d87.jpg)
坂本隆昭作 「ユニークな手仕事眼鏡」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/2c/5b92a08039683f36efed6f1613491b9e.jpg)
「お顔の中心にお洒落を捧ぐ」 これは、坂本さんが本気で考えたキャッチコピーです。「眼鏡はその人の感じを大いに左右するのだから、精一杯のお洒落をすべきではないのですか。そう思われる人の頼み聴いてあげます。」と言うわけです。これなら量販店に負けません。いうなれば眼鏡職人です。眼鏡制作者は眼科医の隣にいるようなものですが、眼の特性が分かればそれに応じた眼鏡を作る以上に、疲れない眼鏡、掛けやすい眼鏡、人柄を表現する眼鏡、お洒落な眼鏡は、処方箋の外にあり職人的領域です。店の経営状況など何処吹く風と、坂本さんは頑固に眼鏡職人であり続けます。
お店の顛末はもっとあとでお話しすることにして、ひとまず坂本さんの話を終えることにします。
一方の坂本さんは、店がどう変わろうと相変わらず眼鏡をつくる毎日です。次の写真は最近、お客さんにつくってあげた作品で、レンズをその人の顔に似合う形にカットし、レンズの縁にシートを挿入し、オリジナルでユニークな眼鏡に仕立てます。レンズにシートを挿入するところが手仕事のポイントで時間がかかります。
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坂本隆昭作 「ユニークな手仕事眼鏡」
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「お顔の中心にお洒落を捧ぐ」 これは、坂本さんが本気で考えたキャッチコピーです。「眼鏡はその人の感じを大いに左右するのだから、精一杯のお洒落をすべきではないのですか。そう思われる人の頼み聴いてあげます。」と言うわけです。これなら量販店に負けません。いうなれば眼鏡職人です。眼鏡制作者は眼科医の隣にいるようなものですが、眼の特性が分かればそれに応じた眼鏡を作る以上に、疲れない眼鏡、掛けやすい眼鏡、人柄を表現する眼鏡、お洒落な眼鏡は、処方箋の外にあり職人的領域です。店の経営状況など何処吹く風と、坂本さんは頑固に眼鏡職人であり続けます。
お店の顛末はもっとあとでお話しすることにして、ひとまず坂本さんの話を終えることにします。