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東鳩会の開催概況

夜中のかいもち?・・・十二の桜

2016年04月23日 17時09分34秒 | Weblog

 平成28年4月23日(土)晴れのち曇り、気温26.1℃。テレビで見た‘夜中のかいもち’が気になって夜も眠れず、白鷹町へと出掛けました。

 花弁が散り始めた置賜さくら回廊の一つ‘十二の桜’の目的地に着きます。

 「‘夜中のかいもち’ってどんなの?」と尋ねると「夜中に食うから‘夜中のかいもち’っだな」とそっけない回答です。好く聞けば藁なえなどの夜仕事の時小腹を満たしたものらしい。農家と雖もコメは大事にしたものだったらしい。

 早速、納豆、くるみ、えごまのかいもちセットをお願いします。「旨い!」戦後の食糧難にご飯の代用食として食べたかいもちは喉に引っ掛かり、味もわきまえず呑込み空腹を満たしたものです。これが、あの頃有ったら食卓が楽しかったのに違いありません。

 小腹を満たしたところで、花吹雪に見送られ十二の桜を後にします。

 近くの‘釜ノ越の桜’に寄ります。手前の先代桜は可愛そうな姿ですが、よく見ると枝の先の所々に若葉が見られます。

 地域に200年間守り続けられてきた地芝居‘高玉芝居’が上演されると聞いて、刮目して待ちます。前座の歌謡曲の当て振りに盛んに華が挙げられます。

 後座は人情話です。強風で背後の幕があおられたり、小道具が思うように出てこなかったなどのハプニングを上手にアドリブで進行する地芝居にドッと笑いが上がります。

 文教の杜・小桜館へ立ち寄ります。ここは、隠居が40年ほど前二年間お世話になったところです。建物の規模は小さくなったものの、現存する郡役所では山形県では一番古いものだそうです。景色は随分変わりましたが、焼きそばの桃花楼、そばの池田屋の看板を目にして遠い昔が懐かしく想い出されます。