ラジオで、“パイドパイパー”がタワレコ内に限定復活してることを知った。懐かしい名前だなぁ…。青学の隣道にあって(その頃からお店沢山あったけど、骨董通りなんて呼んでたかな?)レコードをよく探しに行った。店員さんに、入荷したばかりでまだ世(日本で)に知られてなかった“ペンギンカフェオーケストラ”を教えてもらい買ったっけ。通りを挟んで向かいの雑居ビルにあった、結構マニアックな車やバイクの本を置いていた洋書屋さんに立ち寄り、スパイラルビルが建つ前の246並びにあったお豆腐屋さんで豆乳飲んで、オープンしたばかりのベルコモンズに入っていた小さなレコード屋さんまで巡るのを散歩コースにしていた。
QUEEN-2(マイナス2)を観てきた。およそ2時間、コンサートとしては楽しめた。おなじみの曲オンパレードで楽しめないはずがない。だけど…あの頃の高揚感を感じることはできなかった。失ったものがあまりにも偉大すぎた。会場に“道づれ”キャップをかぶった女性の姿があった。あの角帽よく見つけたなぁ。それとも自作されたのか?4度目の来日前、あちこち帽子屋さんを探したけど見つけられなかった。その前の来日時は、示し合わせたかのように、自転車のベルを持った娘達が大勢いた。あの頃の彼女達の黄色い歓声が懐かしく思い出された。
遂にCD化された。技術の進歩に感謝だ。アナログ盤ではこんな風に聴こえてなかったように思う。歓声が凄く、体の良いブートのように思っていた。ビートルマニアの熱狂だけでなく、演奏もしっかり感じて楽しめるような作品に変わった。
今回西に向かったのは、京都御所が通年公開されることを知ったからだ。今まで、御苑を散策することはあったが、春秋の一般公開や事前申し込みが必要だったりしたので参観したことがなかった。31日は晴天で暑かったが湿度がそれほど高くなく気持ちよかった。昼下がりに訪れた時は、参観者はごくわずかで、貸し切り状態でゆっくり参観できた。江戸末期に再建されたものが残っているようだが、歴史の舞台にもなったところがこうして見られることがありがたい。手入れがしっかりされていることにも感動。檜皮葺の香りだろうか?とても気持ちが落ち着く空間が広がっていた。