めぐるの日記

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新津由衣 その21 アトリエの休日vol.2

2024年08月23日 | 新津由衣 Neat's
昨年に続き、新津由衣ファンクラブ『ゆいのアトリエ』イベント“アトリエの休日vol.2”が、彼女の誕生日に開催された。即興曲作りとレコーディング見学の「アトリエ・クリエ」と、トーク&お誕生日会の「アトリエ・カフェ」の二部構成。会場は、新宿中央公園そばのホテル内にあるイベント・スペース。会場に入ると、ライブやイベントでよくお見かけする顔ぶれが集まっている。人見知りするのだけど、そこは同じ推しの集まり。テーブルを囲んだ皆さんと、なんとか言葉を交わすことが出来た。(イエローのフラッシュ・フィルターで撮ったウェルカム・ボード)

第一部の「アトリエ・クリエ」は、事前に募った歌詞のカケラを使って、彼女が新曲作りをするコーナー。
PC画面をスクリーンに映し出し、ツールを操作しながら曲作りする様子をうかがい知ることが出来る。音大で教鞭をとっているので、その説明は本当に分かりやすい。
アトリエ・メイトから集められた歌詞のカケラを一見し、「元気に前に進んでいこう」って気持ちを感じると言いながら歌詞の候補を選び出す。“その曲で一番伝えたいことをサビに持ってくるといいよ”っていつも大学の生徒さん達に教えているんだそう。言葉のカケラを集めながら歌詞の文脈を作り、時に体を動かしたりしながら、ほぼ同時に曲のフレーズが自然に湧き溢れ口ずさむ様子は、驚きと感嘆でしかない。フレンチ・ポップ風にしようかなって言いながら次第に形が見えてくる。普段見ることの出来る可愛らしい大人少女は、いつの間にか真剣な眼差しで集中、没入する表情に変化していた。ふと解放されればすぐに穏やか顔に。合間には“今の作業はこんなことをやってるんだよ”って、例えば“クォンタイズかけて拍子を合わせてるの”なんて説明を忘れない。こんな制作の姿を間近で見られるだけでも、とても貴重な時間だ。推敲を重ね全体が見えてきたらレコーディング開始だ。“おっ!”と嬉しく思ったのは、ベース・パート。ベース・ラインを大切にしている作業が嬉しかった。私が好きなミュージシャンの多くが、幼い頃教会の合唱団でよく歌っていて、そこで自然とアンサンブルが身についていったと話していたからだ。そういえば『傑作展』“合奏”でのひかるさんのベース・ラインは本当に歌っていて、決めのフレーズではブイブイいわせていた。今彼女も、キーボードでベース・ラインをカッコよく工夫している。キラキラ管楽器やドラムを打ち込んだら、最後に歌入れだ。ボイスメモも活用しながら時間を忘れて没頭していく。そんな時に嬉しい提案をしたくれた。私達ファンの歌声も入れようって。マイクの周りに私達を集め、合図を出してもらいながら掛け声を何度か収録してくれた。楽しかったなぁ。こうして、予定時刻を敢えて大幅に超えて「メルシー・ニュイ」と題したDEMO曲が完成した。これに集合写真や歌詞カードを付けてPCにアップし、入場時に手渡されたフォト・カードのQRコードを読み込むとそれらをダウンロード出来るようにしてくれた。“出来立て”を閉じ込めた、いつまでも記憶に残る優れものを手にすることが出来た。

少しの休憩を挟み、第二部の「アトリエ・カフェ」だ。ここは本来、今日の主役“Birthday Girl”ゆいちゃんをお祝いしなくてはならないところなのに、おもてなしサービス精神一杯の彼女が、逆に私達を歓待してくれた。なんでこんなに優しいんだろう。ひとりひとりと会話をしながら、和やかに“チェキ会”を開いてくれた。実は今日、私は大失敗を…会場近くのお花屋さんで花束を用意しようと、事前に2店舗検索して西新宿に着いたのだが、2店とも閉まっていた。“あっちゃ~” よく考えれば、お盆休み時期だからそんなことあるかもって分かりそうなのに…結局バースデー・カードしかお渡し出来なかった。仕方ない。気を取り直して、チェキの代わりにLOMOのフィルム・カメラで一枚撮影をお願いした。仕上がりが楽しみだなぁ。(彼女の妹“のんちゃん”が撮ってくれました。ありがとう、のんちゃん。)

それと昨年2月の『傑作会』で選んだ“傑作ノート”をスクラップ・ブック“傑作まみれ”にして、『傑作会』『アトリエの休日』『新年会』そして『傑作展』までを切り取り、自分なりにまとめていて、今回それにサインを頂くことが出来た。宝物がひとつ増え、嬉しさいっぱいだ。その上、パリのクッキー&チョコレートとメッセージ入りの絵ハガキをプレゼントしてもらった。

続いて、ゆいちゃん作製の“あの”再現度高めのテーマ曲で始まる『ゆいこの部屋』だ。
指名されると、一対一での対談でとても緊張するのだが、今回もいい質問を皆さんなされていた。
“RYTHEM”最新アルバム『ウタタビ』収録曲逸話は、曲の提供についての質問で、気になっていただけに、本人の気持ちを知ることが出来て良かった。春にアトリエ内の生配信やSNSで発表されたご結婚、パートナーさんについての質問にも、自身の言葉で丁寧に答えてくれた。
苦手な人付き合いについての質問へは、みんなが前向きになれるアドバイスをしてくれた。

そしてイベントの締めは、最新アルバム『傑作』に収録されている“芸術家ハピソライ”の生歌。何度もアトリエメンバーの傍を舞いながら歌う。

“私が私を生きて
命尽くし描いてきた苦悩、波動”

そんな歌詞を聴いて
この先もずっと漏らすことなく
彼女の造り出す生きた証を
しっかりと受け止めていこうと
あらためて強く思った。

今回もあっという間に時間が過ぎ、素敵すぎるイベントを楽しむことができた。

そうそう、忘れてた。
サンキューな“Birthday Girl”は
第二部で、
パリの古着屋さんでゲットした
“あの”話題のトップスを着用して
登場してくれた。
ゆいちゃん“わかってるなぁ”
私達ファンは喜ぶに決まってる!!

新津由衣は
唯一無二のエンターテイナー
シンガーソングライターだ





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ディープ・パープル その5

2024年08月06日 | ディープ・パープル
ディープ・パープルの新作アルバム『=1』が届いた。スティーヴ・モーズの後任、サイモン・マクブライド初参加作品だ。奇を衒うことなくすんなりとバンドのメンバーになっている。昨年の来日公演で、すでにそれを感じることが出来ていた。ライナーの通り、原点回帰と言えるようなストレートなロック・アルバムだ。ペイスとグローヴァーは年齢を超え、安定のパープル・グルーヴ。21世紀以降のライブでの印象からだけど、かなり摂生したからかギランのボーカルに不安を感じることはなくなった。エイリーもすっかりハモンド奏者になってパープルを体現している。
初回プレス限定盤には映像作品が付いている。モーズからマクブライドに替わった22年のヨーロッパ・ツアーのドキュメンタリーだ。10月31日ベルリン公演直前に、ペイスの提案で地元ミュージシャンと共演することに。そのシーンから、バンドが今も現役で、いかにリラックスしているかがよく伝わってきた。このアルバム・プロモーション公演で是非来日して欲しい。
あっ、どうでもいいことかもだけど、キーボード・テクだったエイリーの息子がプロダクション・マネージャーになっていた。
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