



(敬称略)
シリーズ5作目を観た。今回の冒険は時空を飛び越えるもので、やっぱり間違いのない娯楽映画だった。過去の4作と繋がりがないようで実は、インディがしっかり歳を重ねてきたことを思い返させてくれる設定になっていた。監督の、ルーカス、スピルバーグへのオマージュも感じられた。一作目から40年以上主人公を演じ続けてきたH・フォードも貫禄充分だ。かなり長いエンドロールで、この映画に携わっている人がとんでもなく多いことも分かった。作品、俳優、スタッフ達の意気込みを感じるには劇場スクリーンで観るのがやはり一番だ。初め気がつかなかったが、A・バンデラスも出演していて、なかなか渋い演技を魅せてくれていた。


のん主演の“さかなのこ”を観た。周囲のひとびとを自然に魅了していくミー坊を、いきいきのびのびと演じていて、あたたかい気持ちにさせられた。わが子を否定しない井川遥のお母さんも素敵でした。型にはめて“普通は”なんて決めつけない!
日本の匠の技が認められてることが、この2作に共通点している。先の“007 No Time To Die”では、日暮里の畳店の畳が使われた。そして、“トップガン・マーベリック”では、撮影にシグマのレンズが使われたという。こんなエピソードを聞いただけでも、誇らしく思えてならない。これに限らず様々な分野で、ものづくりの道を極めて活躍されてる方々が数知れずいる日本って、あらためて凄いなと感じた。
この映画では2015年、西暦が終わる設定だ…。まだまだ残暑が続くが、もう8月も下旬に入った。映画には楽しい仕掛けがある。ヨシツネが勤めていたのは事務機器の“オリコー商会”。時代の象徴として描かれた“大阪万博”のリコー館には、目が描かれた風船があった(自分が行った時は上げられてなかった)がその目は秘密マークのようだ。因みにそのリコー館のコンパニオンは、“OTOMODACHI”と紹介されていたようだ。アポロ計画のような、当時の科学技術の進歩には本当に夢があった。サンダーバードもリメイクされ放送が始まった。ひさびさにワクワクしてきた週末だった。
30年前の大友克洋の作品だ。2020年東京オリンピック開催の為「旧市街」を再開発する設定が、現実のオリンピック開催決定と偶然一致している。久々に観てしまった。