カタール大会まで1ヶ月だ。開幕していないのに自分的にはすでに、残念でいっぱいの思いだ。日韓共催大会時のペイ・テレビ参入に始まり、とうとう今大会で「配信」会社が放映権獲得し、全64試合中「放送」で楽しめるのは41試合だけ。サムライ・ブルー(日本代表)が入るグループですら放送は3試合のみで、スペインvsドイツの好カードが「放送」されない。代表が入ってるグループの試合くらい、全試合「放送」してほしかった。ひいきにしているスリーライオンズに至っては、英国4協会同士の一戦、注目のウェールズ戦の「放送」がない。クォーター・ファイナルの「放送」は、半分の2試合だけだ。時代の流れといったらそれまでだが、マードックの出現で庶民の娯楽「サッカー」が金儲けの「コンテンツ」になってしまい、楽しみ方も変わってしまったんだなとつくづく残念に感じる。全試合を観たいから、以前はテレビ雑誌を買って視聴計画を練ったりした。今はそんなことやらないのかな?生で観るからワクワクし楽しい。そんな寝不足になる日が続いても、4年に1度だからと1ヶ月頑張った。「配信」だと試合を録画することが出来ない。手元に残してあとから繰り返し何度も楽しむなんてこともできなくなってしまった。90分の試合を早送りし、得点シーンだけを見てどこが楽しいのだろうか。「放送」で観られる41試合のうち、NHKできちんと観られる試合は21試合だけだ。Jリーグ発足後、「野球」以外のスポーツ「サッカー」で視聴率を稼げることに気がついた在京の後だし民放3社(5,6,8ch)の放送は、試合中継以外のわざとらしくオーバーなMCやゲストタレントの話が煩く思ってしまう。仕方ないことだが、せめて選手入場から前半終了まではCMを入れないでほしい。いつも、キャプテン同士の協会フラッグ交換や、闘いの駆け引きが始まる陣地、ボール選択のコイントスをカットしてしまう。これには本当にガッカリだ。国の威信をかけて戦うワールドカップを理解した放送とはとても思えない。ついつい、いっぱいぼやいてしまったが最後に、がんばれ!サムライ・ブルー!
新津由衣の2ndアルバムが完成間近だ。「わたしの革命」ブログ発表から5年、彼女は「新津由衣」として間違いなく生まれ変わったと思う。何より自分を「楽しんでいる」ことが、いつも伝わってくるからだ。もちろんそれは発信の中から知り得る一部からだけだが。でも確かなのは「新津由衣ワールド」が唯一無二な世界であり続けていることだ。ファンにはそれがたまらない。彼女のものの見え方・感じ方と、その表現はいつも魅力的だ。RYTHEMとしても活動している「ヤバいアルバム制作中」の彼女から、今は目が離せない。秋の夜長、わらび餅やかすてらでもいただきながらのんびりと待つことにしよう。
ジェネシス その5の続き。WOMAD Benefit Gig「SIX of the BEST」のリハーサルをハマースミス3days期間中に行ったのだか、その前日に、マーキーで「The Garden Wall」名義のシークレットギグをおこなっている。シークレットっていいながら、ファンにはバレバレだったようで、クラブには長蛇の列が出来たようだ。ガブリエルが、例のお花のマスクを持って飛び入りするらしいといった噂も立っていたようだ。若いスコットランド・ヤードが何の騒ぎだと驚いてたみたいな記事も出ていた。
WOMADフェスを開催した年、ピーター・ガブリエル Ⅳ をリリースした。「ショック・ザ・モンキー」は、放送が始まったばかりの、テレ朝のベスト・ヒット・USAでも流れた。当時最新だったサンプリング・シンセ(フェアライト)をいち早く使ったりして創られたアルバムだ。スター・オブ・ザ・ウイークだったか? 空き地にあった鉄パイプに息(風)を吹き込んで出てきた音をサンプリングした、みたいなことを話していたような…。迫力のある民族音楽的なリズムがとても新鮮だった。そう言えば、サード・アルバム完成後の音楽専科インタビューで、「日本人にも作品を知ってもらいたいから、次作では日本語盤も作る」なんて答えていて、ケイト・ブッシュのアルバムに参加した日本人ミュージシャン、クマ原田、加藤ヒロシらに作業を依頼したなんて、かなり具体的に語っていた。もしWOMADフェスでつまずかなかったら、Ⅳの日本語盤は 実現していたのかなぁ? このアルバム・ツアーは「プレイズ・ライブ」としてリリースされたので、「ガブリエルⅣ」はかなり思い入れがあるアルバムだ。
(敬称略)