スティーヴ・ハケットのライブCDが届いた。ジェネシスのカタログを再訪するシリーズで、今回は昨年行われた“Foxtrot”再現ツアーのライブ盤だ。“Foxtrot”は72年10月にリリースされたアルバム。この年のジェネシスは、新年から年末まで本国を中心に約220本のライブを行っており(凄っ)、その最中の夏にレコーディングをして秋にリリースするといった考えられないほどのハードワークぶりだ。このアルバムのハイライトはやはり20分にも及ぶ大作“Supper's Ready”だろう。10年前の来日時に、日本で初めて元バンドメンバーの演奏で聴くことができた。でも今回のライブ盤で注目したいのは“Can-Utility and Coastliners”だ。アルバムがリリースされる前からステージで演奏されていた曲だ。ジャケットの海岸線を暗示する歌詞、展開あり変拍子ありのジェネシス・エッセンスてんこ盛りの小品名曲だからだ。他にステージの演出では鳥居が投影されている。昨年の来日時に訪れた神社での印象がヒントになったようだ。時間をみて、映像も楽しみたい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f2/31de8d5d4b169ba69f37de2b365d489b.jpg?1696038135)
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