ギタリストは2種類しかない、ジェフ・ベックとそれ以外。唯一無二、孤高の、と形容された“ジェフ・ベック”が亡くなった。自分にとっての初ギター・ヒーロー。“Blow by Blow”からリアタイだ。BBA、ワールド・ロック・フェスは行けていない。78年の来日から欠かさず観に行った。当時、“ライヴ・ワイアー”が少しもの足りない思いがあり(ヤン・ハマー・グループの“OH,YEAH?”ツアーのゲスト出演ライブだから仕方のないことだけど)、期待値がアップした。朝日新聞の記事には、「ベースはスタンリー・クラーク、ドラムは未定だがトリオで来る」なんて書いてあったものだから、レニー・ホワイトと来日だ!なんて勝手に思い込んでワクワクしていた。実際はトリオではなかったのだが、オープニングのローランド・ギター・シンセから持ち替えた、初めて見る黒ピック・ガードの白いストラトで演った“Freeway Jam”が強烈な印象に残った。とにかくカッコよかった!“Magic Bag(Talk Bag)”って言ってた、トーキング・モジュレーターが入った袋を背負って登場した、アンコール“迷信”まであっと言う間だった。昨年末もツアーをしていて、まだまだ観に行けると思っていたのに... R.I.P.
初新国立競技場だ。屋根がついてる。聖火台がない。時計もない。何もかも新しくなっていた。ラグビー、サッカーと連日の使用で芝が気になっていたが、しっかりメンテナンスされていた。苦労がうかがえた。ラグビーのライン跡が残っていたのは少し残念だった。入学時からコロナ禍をすごしてきた生徒たちにとって、この聖地に立てたことは一生の糧になるだろう。両チームともいい試合を魅せてくれた。そういえば、屋根があるので、観客の歓声、どよめきの臨場感が増していた。