“ABBEY ROAD” を聴く。A面、B面があって聴き方が違っていたレコード時代を思い出した。決してシャッフルでは聞けない。アルバム1枚を“作品”として向い合って聴いていたからだ。自分はビートルズ解散直後から聴きはじめた後追い世代で、“サージェント”、 “ホワイト” の次に手にしたのがこのアルバムだった。半世紀も前のアルバムなのに何一つ色褪せることがない。“Something”がお気に入りだ。例にもれず“聖地”アビーロードへ行った時、ビートルズファンなら知っている石坂敬一氏が偶然スタジオから出てきたところに遭遇。当然面識など全くないのに思わず“石坂さんですよね!!”って声を掛けて固まってしまった。“ここまでおいで”と正面扉の階段まで招き入れてくれて、カメラのシャッターを1枚だけ切ってくださった。30年以上前の良い思い出だ。(この頃はまだ、EMI ABBEY ROAD STUDIOSだ)