“青春って密じゃないですか”、“全国の高校生に拍手してください!”…須江監督の言葉でどれだけの生徒が救われたか!記憶に残る大会だっ!
3年ぶりに甲子園球場へ、3回戦を観戦。作新を破り出場した國學院栃木、智弁に勝った二松学舎と大阪桐蔭。いずれのゲームも、後のない試合を両チームの選手達が全力でプレーしていて感動だ。そして休養日を挟んだ今日、トリプルプレーでピンチをしのいだ下関が、常勝大阪桐蔭を破った。何があるかわからない一発勝負。準決勝、決勝と残り3試合。行方はいかに。
遂に甲子園でナイター観戦した。先ず、私は熱心な野球ファンではないが後楽園のある文の京の住民。子供の頃は地元巨人と、東京スタジアムのロッテを応援していた。そして遂に念願かなった。ボルテージは電車を降りた瞬間にMAXに!! 多くのファンが球場近くのスーパー地下にぞろぞろと吸い込まれていく。何だろうとついていくとビックリ!!レジに長蛇の列だ。お惣菜売場、飲料水コーナーが凄いことになっていた。東京ドームではあり得ない光景だ。こんなことだけでも甲子園に観に来て良かったと真剣に感激してしまった。観戦中に見知らぬオカンに“暑いですね”って声をかけたら“試合は寒いで”って返ってきた。スゴイ!! 愛すべき虎党の聖地を満喫した!!
ONはもとより、金田、森、土井、黒江、国松、柴田、末次、そして川上監督…。あの頃、巨人は本当に強かった。学校が終わると、チャリで10分の後楽園へ。270円~350円くらいだったか払って、迷わず一塁側のジャンボスタンドへ登りよく観戦した。フィールドが見渡せ、野手のポジションも打者によって変わるのが楽しかった。そして何より、王さんのホームラン打球がよく見えた。野球中継で“今日も長嶋は3安打固め打ち”を“長嶋は片目で打つんだぜ”なんて訳のわからない勘違い言いながら、ボールが見えなくなるまで遊んでいた。ミスター、栄誉賞おめでとう!!
人生初めて甲子園で野球観戦、しかも高校野球。午前中の2試合だったがすでに猛暑。後がない真剣勝負の選手たち、アルプス・スタンドで熱い声援を送る応援団たちに圧倒され、忘れてしまった純粋で熱い気持ちを思い出させてもらった。全力を出した結果は勝ち負け関係なく爽やかだ。心地よい疲労感の中、帰りの新幹線に乗り込んだ。