レッド・スペシャルの続き。ブリッジはアルミ削りだしの6駒の集まりで一体型ではなかった(スタインバーガー・ベースのブリッジ駒みたい)。そしてそれぞれの駒にローラーサドルが乗っかっている。これじゃ、ステージで演奏中に弦が切れたら大変だ!!ローラーサドルが外れて無くなっちゃう~。ブライアンは、カスタムメイドでこのローラーサドル造らせてストックしてるんだって。コンサート・アンコールの“シアー・ハート・アタック”では、フレディーが上手のPAスピーカーを寄せ集めてブライアンを閉じ込めたりと、結構乱暴なパフォーマンスでギター扱ってたような気がしたけど、よくまぁこの一本だけでステージ演りきってたもんだ。そう言えば、当時サブでスタンバってた、ナチュラルのBMモデルを演奏したの見たことなかったなぁ。
暖炉の木を使ったと言われたあのブライアンのホーム・メイド・ギターの詳細が分かる本“ブライアン・メイのレッド・スペシャル”が届いた。もう、口がアンングリとなってしまう(見ていた姿を家族に指摘された)本だ。“スクラッチプレート”(ピックガード)を外したところ、ピックアップ、スイッチ、アームプレート、トラスロッド…まる裸だ!!今までの音楽雑誌に載っていたステージ写真では知ることができなかったことだらけで、ギルモアの“ブラック・ストラト”同様バイブルとなった。ライヴ・アット・ザ・レインボーの3月を聴きながら年末まで過ごせそうだ。3度目の来日の時から気になっていた“スクラッチプレート”の丸い穴の謎がようやく解けた。VOXのファズをギターに組み込もうとして開けた穴だったんだ。