1月7日(土)
きもと・もと摺り
「生もと」造りならではの作業
山卸 やまおろしを
行いました。
1,2,3,4、の掛け声に
杜氏・蔵人がリズムを合わせて
蒸米と麹を 櫂棒かいぼうで、
すり潰しながら混ぜていく作業で、
「もと摺り」とも言われています
午前中の「1番摺り」を終えると、
数時間後に、「2番摺り」
さらに3~4時間後に「3番摺り」
1つの桶に対して、
何百回と、櫂をいれますので、
体力も必要で、おまけに半切桶も3つ
蔵の中でも、最も寒い場所で行いましたが、
後半は、蔵人さんは薄着になっていましたね…💦
この「もと摺り」
前日からの「もと立て」の準備も大変で、
半切り桶に、蒸米と麹を混ぜ、
仕込み水を加え…
数時間後に、混ぜる
夜中も、数時間ごとに混ぜ合わせる作業を行い、
この時の冷たさに、目が覚めるそうです(*_*;
もと摺り作業が終わると、
すべて、酒母タンクに投入→「もと寄せ」
これから、酒母を育てていきます。
速醸もとと違い、
乳酸菌を自然に増殖させて、
その乳酸菌が生育する乳酸により
雑菌の汚染を防ぐという酵母培養法。
ゆ~っくり時間をかけて、強い酵母を育てていきます。
山廃造りは、
乳酸菌を自然に増殖させる
きもと系酒母なのですが、
この山卸作業を 廃止したもの。
大治郎・山廃仕も、
昨日が「留添え」でした。
お酒造りも、ただいま 3分の1地点です
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