畑酒造有限会社 酒蔵日記

清酒 『大治郎』 『喜量能』 醸造元
滋賀県東近江市(旧八日市)
全量地元の契約栽培米を使用
全量純米蔵です

きもとの 「もと摺り」

2017年01月10日 23時44分49秒 | お酒造り

1月7日(土)

きもと・もと摺り

 

 「生もと」造りならではの作業

山卸 やまおろし

行いました。

 

1,2,3,4、の掛け声に

杜氏・蔵人がリズムを合わせて

蒸米と麹を かいぼうで、

すり潰しながら混ぜていく作業で、

「もと摺り」とも言われています

 

 

午前中の「1番摺り」を終えると、

数時間後に、「2番摺り」

 

さらに3~4時間後に「3番摺り」

 

1つの桶に対して、

何百回と、櫂をいれますので、

体力も必要で、おまけに半切桶も3つ

 

 

蔵の中でも、最も寒い場所で行いましたが、

後半は、蔵人さんは薄着になっていましたね…💦

 

この「もと摺り」

前日からの「もと立て」の準備も大変で、

半切り桶に、蒸米と麹を混ぜ、

仕込み水を加え…

数時間後に、混ぜる

 

夜中も、数時間ごとに混ぜ合わせる作業を行い、

この時の冷たさに、目が覚めるそうです(*_*;

 

 

もと摺り作業が終わると、

すべて、酒母タンクに投入→「もと寄せ」

 これから、酒母を育てていきます。

 

 

 

 

速醸もとと違い、

乳酸菌を自然に増殖させて、

その乳酸菌が生育する乳酸により

雑菌の汚染を防ぐという酵母培養法。

 

ゆ~っくり時間をかけて、強い酵母を育てていきます。

 

 

山廃造りは、

乳酸菌を自然に増殖させる

きもと系酒母なのですが、

この山卸作業を 廃止したもの。  

 

大治郎・山廃仕も、

昨日が「留添え」でした。

 

 

お酒造りも、ただいま 3分の1地点です

 

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