【月面アポロ基地】
星村和也「今回の件は我々に任せてください。」
ローラ「ありがとうございます、星村大尉。」
和也とローラの方も無事に会談が終わった。
両者は会談が終わった後お互いに握手する。
二人は部屋から出ると外にいるのは警備の隊員だけで、案内役のミアンと護衛のブレード小隊がいない。
星村和也「また絵里が引っ張って行ったんだな。」
ローラ「またって?」
星村和也「絵里はお客様の護衛とおしゃべりするために休憩室へ連れていくんです。ミアンも同様に・・・・・・・・・」
ローラ「あはははは、なんか苦労されていますわね。」
星村和也「そうですね。(笑)」
絵里が祐達を連れて行ったのは和也の言う通りの事である。
護衛を連れて行ってお喋りし、護衛対象がいざっ外に出ると護衛がいないのはよくある。
客人も絵里の正確を予め調べているので問題にはならない。
だが流石に将以上の階級になると連れ出してお喋りするような真似はしないようである。
それほど人懐っこい性格の絵里である。
昔、ゼントラーディ軍の残忍なエースパイロットだとは・・・・・・
今の絵里を最初に見た人には想像もできないだろう。
そんな絵里は・・・・・・・・・
ケイン「中尉これはなんですか・・・・・・・・・」
星村絵里「惑星エデン名物フェリンよ、プリンに似ているけど結構美味しいのよん。」
ミアン「副隊長・・・・・・いつまで甘い物を・・・・・・・」
話をしながら甘いお菓子をどんどん出して行った。
凄く甘いお菓子なのか、祐達は流石に限界に来ていた。
ミアンもお菓子を食べながら絵里を諌めるが、絵里はどんどんお菓子を出す。
ー二人共よくこんな甘いお菓子を平気で食べていられるな。
祐は絵里とミアンをそのように思っていたが。
絵里とミアンはゼントラーディ人である。
戦闘人種であるが故凄くカロリーを消費したくなる。
既に研究所の発表によれば、4倍のカロリーの摂取しても特に問題がないらしい。
それほど、体が頑丈なのがゼントラーディ人と言う事である。
星村絵里「それより気になっていたんだけど、あなた達はなんの理由があって軍に入隊したのかしら?」
新条祐「むぐっ・・・・・」
絵里は祐達に軍に入った志望動機について聞いてきた。
突然の出来ごとに食べていた大福を喉に詰まりかけてしまった。
新条祐「中尉殿、いきなりなんでそれを?」
星村絵里「いいじゃない、あなた達に戦死としての意識があるかどうか聞いたって。」
新条祐「拒否権は・・・・」
星村絵里「あるわけないじゃない。」
拒否権は存在しない。
上官の命令は事実上絶対、絵里より階級が下である祐には拒否権は存在しない。
くぅなんてこんな事に志望動機は適当に書いて提出しただけなんだけどな・・・
なんて説明すれば・・・・・
新条祐「自分は自国民を脅威から守るためです。」
クレア「空に憧れて志願しました。」
ケイル「自分は女にモテるために志願しました。」
一斉に祐率いるブレードフライト(空軍で小隊を表す言葉はフライト)は志望動機を言う。
絵里はぽつんとしたが、次第に笑い顔になり・・・・・・・・・・
星村絵里「全然駄目駄目ね。」
「なんで!?」
星村絵里「まるで覇気を感じない、軍人と言う仕事はね。そんな綺麗事で済むようなバ職場じゃないのよ。」
一連の志望動機を聞いて絵里は一蹴りをする。
ぐっ流石戦闘のプロ・・・・・・・しかし、なぜいけなかったんだろうか?
星村絵里「基本軍人は己の信念に基づいて戦いますが、基本は命令で動きます。そして戦場に置いて確固の判断で相手を殺ります。今の君たちの志望動機を聞いたけど、私から見たらおまけにすぎません。」
クレア「おまけ・・・・・・・・?」
星村絵里「そう・・・・おまけ、信念を持つのはいいけど。戦場では集団の世界、個人の好き勝手なような事はできないのよ。」
絵里の言う通りである。
軍隊と戦争は個人の世界ではなく、集団の世界である。
と言うより社会全体の話だろう。
下っ端は上が決めたルールと命令を遵守しそれを実行する。
ある程度階級が上がれば、権限は拡大するが。
基本は上に遵守である。
実際の戦場では好きなような事は稀に出来ず、基本は上の命令のみで動く。
そのような半分個人の世界が常識だったゼントラーディ軍の軍人であった絵里(この時はモーア・カリダム)は新統合軍入隊後、苦しいと言う程思い知らされた。
少しでも地球人の常識に合うように周りの動きに合わせつつ、自然に学んでいった。
星村絵里「まぁ信念は持っていたほうがいいけど、基本はやらないと使いようはないわよ。君たちも若いんだから、これから覚えておいてね。」
「はい・・・・・・」
祐達は絵里の説明が終わった時点で、はいとしか言葉の選択肢がなかった。
産まれてずっと戦争を経験しているだけはある。
ミアン「まぁ隊長も十分に若いんですけどね。」
星村絵里「まぁそうなんですけどねあはははははははは。」
だけの彼女の素はそうには見えないが・・・・・・・・
祐達は会談が終わったローラと合流し、元の所属先に戻った。
和也と絵里とミアン以下全シーアンタレス隊員と共に4人を笑顔で見送った。
星村和也「絵里彼らはどうだったかい?」
星村絵里「一応志望動機は聞いたけど、まだ若いわね。私も若いけど・・・・・・これからのメガロードが出港し、上手くやっていけるか心配だったけど・・・・・」
星村和也「けど?」
星村絵里「新条祐と言う指揮官の目は上手く出来そうと言うように感じたわ。たぶん大丈夫よ。」
絵里は和也の前でこう呟いた。
彼らのような若者がいるならば、どんな危機があろうとも切り抜けられる。
そう感じた絵里であった。
星村和也「今回の件は我々に任せてください。」
ローラ「ありがとうございます、星村大尉。」
和也とローラの方も無事に会談が終わった。
両者は会談が終わった後お互いに握手する。
二人は部屋から出ると外にいるのは警備の隊員だけで、案内役のミアンと護衛のブレード小隊がいない。
星村和也「また絵里が引っ張って行ったんだな。」
ローラ「またって?」
星村和也「絵里はお客様の護衛とおしゃべりするために休憩室へ連れていくんです。ミアンも同様に・・・・・・・・・」
ローラ「あはははは、なんか苦労されていますわね。」
星村和也「そうですね。(笑)」
絵里が祐達を連れて行ったのは和也の言う通りの事である。
護衛を連れて行ってお喋りし、護衛対象がいざっ外に出ると護衛がいないのはよくある。
客人も絵里の正確を予め調べているので問題にはならない。
だが流石に将以上の階級になると連れ出してお喋りするような真似はしないようである。
それほど人懐っこい性格の絵里である。
昔、ゼントラーディ軍の残忍なエースパイロットだとは・・・・・・
今の絵里を最初に見た人には想像もできないだろう。
そんな絵里は・・・・・・・・・
ケイン「中尉これはなんですか・・・・・・・・・」
星村絵里「惑星エデン名物フェリンよ、プリンに似ているけど結構美味しいのよん。」
ミアン「副隊長・・・・・・いつまで甘い物を・・・・・・・」
話をしながら甘いお菓子をどんどん出して行った。
凄く甘いお菓子なのか、祐達は流石に限界に来ていた。
ミアンもお菓子を食べながら絵里を諌めるが、絵里はどんどんお菓子を出す。
ー二人共よくこんな甘いお菓子を平気で食べていられるな。
祐は絵里とミアンをそのように思っていたが。
絵里とミアンはゼントラーディ人である。
戦闘人種であるが故凄くカロリーを消費したくなる。
既に研究所の発表によれば、4倍のカロリーの摂取しても特に問題がないらしい。
それほど、体が頑丈なのがゼントラーディ人と言う事である。
星村絵里「それより気になっていたんだけど、あなた達はなんの理由があって軍に入隊したのかしら?」
新条祐「むぐっ・・・・・」
絵里は祐達に軍に入った志望動機について聞いてきた。
突然の出来ごとに食べていた大福を喉に詰まりかけてしまった。
新条祐「中尉殿、いきなりなんでそれを?」
星村絵里「いいじゃない、あなた達に戦死としての意識があるかどうか聞いたって。」
新条祐「拒否権は・・・・」
星村絵里「あるわけないじゃない。」
拒否権は存在しない。
上官の命令は事実上絶対、絵里より階級が下である祐には拒否権は存在しない。
くぅなんてこんな事に志望動機は適当に書いて提出しただけなんだけどな・・・
なんて説明すれば・・・・・
新条祐「自分は自国民を脅威から守るためです。」
クレア「空に憧れて志願しました。」
ケイル「自分は女にモテるために志願しました。」
一斉に祐率いるブレードフライト(空軍で小隊を表す言葉はフライト)は志望動機を言う。
絵里はぽつんとしたが、次第に笑い顔になり・・・・・・・・・・
星村絵里「全然駄目駄目ね。」
「なんで!?」
星村絵里「まるで覇気を感じない、軍人と言う仕事はね。そんな綺麗事で済むようなバ職場じゃないのよ。」
一連の志望動機を聞いて絵里は一蹴りをする。
ぐっ流石戦闘のプロ・・・・・・・しかし、なぜいけなかったんだろうか?
星村絵里「基本軍人は己の信念に基づいて戦いますが、基本は命令で動きます。そして戦場に置いて確固の判断で相手を殺ります。今の君たちの志望動機を聞いたけど、私から見たらおまけにすぎません。」
クレア「おまけ・・・・・・・・?」
星村絵里「そう・・・・おまけ、信念を持つのはいいけど。戦場では集団の世界、個人の好き勝手なような事はできないのよ。」
絵里の言う通りである。
軍隊と戦争は個人の世界ではなく、集団の世界である。
と言うより社会全体の話だろう。
下っ端は上が決めたルールと命令を遵守しそれを実行する。
ある程度階級が上がれば、権限は拡大するが。
基本は上に遵守である。
実際の戦場では好きなような事は稀に出来ず、基本は上の命令のみで動く。
そのような半分個人の世界が常識だったゼントラーディ軍の軍人であった絵里(この時はモーア・カリダム)は新統合軍入隊後、苦しいと言う程思い知らされた。
少しでも地球人の常識に合うように周りの動きに合わせつつ、自然に学んでいった。
星村絵里「まぁ信念は持っていたほうがいいけど、基本はやらないと使いようはないわよ。君たちも若いんだから、これから覚えておいてね。」
「はい・・・・・・」
祐達は絵里の説明が終わった時点で、はいとしか言葉の選択肢がなかった。
産まれてずっと戦争を経験しているだけはある。
ミアン「まぁ隊長も十分に若いんですけどね。」
星村絵里「まぁそうなんですけどねあはははははははは。」
だけの彼女の素はそうには見えないが・・・・・・・・
祐達は会談が終わったローラと合流し、元の所属先に戻った。
和也と絵里とミアン以下全シーアンタレス隊員と共に4人を笑顔で見送った。
星村和也「絵里彼らはどうだったかい?」
星村絵里「一応志望動機は聞いたけど、まだ若いわね。私も若いけど・・・・・・これからのメガロードが出港し、上手くやっていけるか心配だったけど・・・・・」
星村和也「けど?」
星村絵里「新条祐と言う指揮官の目は上手く出来そうと言うように感じたわ。たぶん大丈夫よ。」
絵里は和也の前でこう呟いた。
彼らのような若者がいるならば、どんな危機があろうとも切り抜けられる。
そう感じた絵里であった。