マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第12話 エマンジェンシー・ファイト

2017-03-27 22:52:37 | マクロス外伝ミラージュ戦記
突如偽装遺跡から出現したバイオ兵器。
見た目はグロテスクであり、何より虫の苦手なミラージュの精神に大きなダメージを受ける。
見た目が恐ろしくて腰が抜けそうだ。

クレア「隊長、指示を・・・・・・・・」

ミラージュ「はっ・・・・・・・・全機上空へ!!」

『了解』

上空へ退避し様子を見る。
獲物が消えたと判断したのか周りを見回す昆虫型のバイオ兵器。
上空へ退避したミラージュ達は一安心した。

カーク「あの化け物は対空攻撃はないようだな、お次はどうする?」

ミラージュ「次は・・・・・・・・・」

メリル「隊長、この遺跡の主人たちが接近してきたわよ、2時方向来るわ。」

メリルの言葉通り、反統合系ゲリラ組織のVF-171ナイトメアプラスが接近してきた。
タイプはEX、かなりの強敵そうな装備である。

「新統合軍の犬め我が研究施設の兵器を狙いにきたか!!」

「このまま奪わせるかよ!!」

数はそんなに多くはないと思うが、あのエンブレムからすればエースパイロット。
容易に任務はできないか・・・・・・・・・
ミラージュはそんな事を思いながら下を見てついうっかり・・・・・

ミラージュ「あんな奴と戦うから嫌なんだよな・・・・・」

皆には言ってはいけない事、昆虫嫌い。
それはばっきりメリルとカークに聞こえていた。
二人はミラージュの小隊長としての尊敬を損なうどころか・・・・

メリル「案外隊長って・・・・・・」

カーク「女らしい事があるんだな。」

メリル「第2次ウィンダミア独立戦争の英雄と言っても女ね・・・・・」

カーク「むしろ可愛いな。」

とむしろ女らしい一面があり可愛いと親しみを感じたようである。
そんな事を感じている事はミラージュは知らない。

        ズタタタタタタタタタタタタタタ

ミラージュ「腕はいいが、ウィンダミアの時に比べればまだまだ弱いですね。」

ミラージュはファイターを反対向きで反統合ゲリラのナイトメアプラスEXに迫る。
ファイター形態のまま両腕をぷらんとだらしなく下げる。
反統合ゲリラのパイロットは何をするのかと思ったその時。

        ズタタタタタタタタタタタタタタ

通過する地点でナイトメアプラスEXの背中に銃撃を加えた。
いやコックピット上空と言った方が正しいであろう。
ミラージュに撃たれたコックピットは赤く染まる。

ミラージュ「ふっ・・・・弱い。」

メリル「隊長、本隊より報告現在。敵部隊と交戦中と報告が・・・・」

ミラージュ「なんですって!?」

ミラージュ率いるセンチネル小隊が遺跡に行っている頃、反統合系ゲリラ組織の強襲を受けていた。
援軍部隊が今すぐ発進できる状態ではないとの事。

ミラージュ「くっ・・・・・・・・・」

カーク「敵3機援軍来たぜ、ヌージャデル・ゲルフだ!どうします?」

敵の増援が迫る、応援がない以上厳しい。
あの怪物に対する余力があるかどうか・・・・・
ならばここは・・・・・・・・・・・

ミラージュ「・・・・私はあの化け物をやります、後の2機頼みました。」

メリル「えっ」  カーク「なんだって!?」

ミラージュ一人であの怪物に挑みメリルとカークが敵増援に対処する宣言した。
二人は驚いていたが、ミラージュが下へ降りて行ってしまった。
昆虫嫌いなミラージュは本来はやりたくなかったけど、二人の部下を危険にさらすわけにはいかないので単身バイオ兵器の前に立つ。


ミラージュ「うっ気色悪い・・・・・・」

やはりグロテスクな昆虫型はミラージュの生理的には受け付けない。
まずは・・・・・・・・・・・・・銃撃。

            ズタタタタタタタタタタタタタタ
          ガキン ガキン ガキン ガキン ガキン

ミラージュ「効果がない!?」

バイオ兵器の防御率は想像以上に高かった。
撃ったレーザー砲は直ぐ跳ね返してしまう。

ミラージュ「うっ・・・・・・・・・」

                  ドシン

バイオ兵器はミラージュを殺すべくハサミを地面に叩きつける。
ミラージュは反射神経がいいのか、すぐ後ろへバックする。
近くに接近すれば弱点である防御の低い部分が見つけられると思うが・・・・

                  シュッ
                     バシン

ミラージュ「くそ後数cm近ければ死んでいた・・・・・・・・左腕と頭部カメラ破損糞。」

今のバイオ兵器の攻撃で左腕と頭部カメラを失ってしまう。
コックピットにもダメージが大きく一歩間違っていたら死んでいた可能性があるほどだ。
ミラージュも一瞬冷や汗をかいたが、このままでは厳しい。

ミラージュ「何かないか・・・・・・・・・」

ミラージュは簡単に接近してナイフを刺せばいいが・・・・・
いやそれだけでは・・・・・・・
そう言えばこの兵器何処かで記憶が・・・・・・・・

昔祖父母の養女になっていてパイロットだったモアラミアがこいつと相手して・・・・
・・・・・ナイフで刺せばいいのは確信できたが、奴に近づくには・・・・・

そう言えばヌージャデル・ゲルフが破壊されて残骸として残っているんだっけ・・・・
残骸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうか・・・・・・・・だったら・・・・・・

ミラージュ「ふん!!」

              ズタタタタタタタタタタタタタタ
                   ズドォォン

既に残骸になっていたヌージャデル・ゲルフに向けて発砲し破壊する。
1機だけではない2機だ。
2機の爆発によりバイオ兵器は怯んだ。

ミラージュ「舐めるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

                 ブシュ

ミラージュは僅かな時間で接近しナイフでバイオ兵器の首元を突き刺した。
刺された箇所から緑色の体液が出てきて、機体にかからないようにと次の攻撃を避けるために後ろにバックする。
バイオ兵器は痛さのあまり防御の低い腹をさらけ出した。
そして両腕を前にやって。

ミラージュ「落ちろ!!落ちろ!!」

と叫びレーザーの雨をバイオ兵器に向けて放たれる。
体の弱い腹の箇所を既に把握済みでありその箇所に正確にレーザーを撃たれ。
出てくる体液の量が一気に増えて、バイオ兵器は倒れる。

「こちらビコー小隊、救援に来た。」

ミラージュ「遅すぎる救援ですね。」

「申し訳がない、確認が遅すぎた。」

遅れていたコラール・シーの所属部隊ビコー小隊が到着した。
既に戦闘が終わったようであり、やっと救援部隊を派遣する事ができた。
上で戦っていたメリルとカークは健在である。
ミラージュは遺跡の方を見る。
ここは一体何をしている場所なのだろうと。
でも最後に一つ言いたい事がある。

ミラージュ「でももう二度と嫌。」

二度とバイオ兵器とは戦いたくない。
ミラージュは強く心に誓った。
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あしたはうますぎWAVE

2017-03-27 20:25:32 | 日記
明日はうますぎWAVEです。
スパロボVネタばれ解禁しました。

そろそろ次のスーパーロボット大戦に一直線だい!!

皆も次のスパロボ楽しみにしてね。」

◆出演者
・杉田智知
・遠藤正明
・相沢舞
・寺田貴信
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第11話 バイオ兵器

2017-03-27 12:47:12 | マクロス外伝ミラージュ戦記


惑星スウェートの紛争は日々激しさを増す事になった。
新統合軍とケイオス.SNSの連合部隊と新統合政府から独立を目指す反統合系ゲリラ組織の戦闘は泥沼化していた。
一進一退の攻防が続きどちらが勝つのか見えない程である。

どちらが正義でどちらが悪なのかお互い分からないか?
誰も分からないまま本能のように戦う。

      【西暦2072年 惑星スウェート ウラガ級コラール・シー】
この日、惑星スウェートで航行中のコラール・シーに地球の新統合軍総司令部から命令が下った。
それはスウェートにおいて反統合系ゲリラ組織がバイオ兵器を開発中との事。
ただちにこれを撃破せよと。

バルゼー「まったくグレムリンの攻撃があるかもしれないと言うのに・・・・・・・」

バルゼーは新統合政府の無茶振りには心底呆れかえっていた。
グレムリンと言う惑星スウェート最大の反統合系ゲリラ組織。
いつ大群で接近してくるか分からないのに・・・・・

そんな時は・・・・・・・・

ミラージュ「私が特命任務を?」

霧生綾「そう、隊長がバルゼーの顎髭親父と話しているの私聞いたんだよ。」

ミラージュ率いるセンチネル小隊に特命任務があると綾から聞かされた。
一体何のことかチンプンカンプンになるミラージュ。
それに言いたい事が一つあるが・・・・・・・・・・・・・

ミラージュ「私はケイオスの職員ですよ、新統合軍の指揮下は・・・・・」

霧生綾「でもスウェート支部壊滅したでしょ、それで今はうちらの居候。諦めな・・・・・・」

ミラージュ「うっ・・・・・・事実上の復隊じゃないですか・・・・・・」

指揮権は現在新統合軍に存在する。
ミラージュには既に拒否権がない、すなわち元新統合軍の軍人であるミラージュにとっては事実上の復隊である。
ミラージュは嫌な顔をするが、直ぐに諦めた表情をする。

ミラージュ「とほほほ、しょうがないけどなんか納得いかない。」

とこんなフ抜けた表情。
もしもハヤテやフレイアが聞いたらどんな事を言われるのやら・・・・・・
ミラージュはなんか恥ずかしげに下を向く。
コーヒーを飲んでいると・・・・・・・・・・・・・

クラウゼン「ミラージュ・ファリーナ・ジーナス大尉はいるか?」

ミラージュ「私ならここにいますが・・・・・・」

クラウゼン「センチネル小隊に出撃の命令が下った、直ぐに着替えて出撃してもらいたい。」

ミラージュ「えっ・・・・・・・」

        キィィィィィィィィィィィィィィィン

クラウゼンからミラージュに指定されたポイントまで極秘任務を任せると申しつけた。
拒否権がないミラージュは黙って従いクレアとカークを率いて出て行った。

カーク「新統合軍の連中は俺達に何をさせる気なんだ?」

メリル「どうせ変な事に決まっているわよ。」

ミラージュ「こらこら私語を慎む。」

『ハッ申し訳ございません。』

新統合軍の命令もあってかメリルとカークは愚痴ばかりである。
ミラージュは二人に注意はしたが、本音としては文句を言いたい。
だけど一応はセンチネル小隊の小隊長、隊員の前で弱気な態度は取れない。

その後、少し飛行すると。

ミラージュ「遺跡!?プロトカルチャーのような物とは違うが・・・嫌、連中の偽装工作か?」

偽装工作されている遺跡を見つける。
指定された目標を確認すると遺跡のある場所と一致している。
まさかこれを確認するためなのか?
しかし、攻撃してこないのはなぜだろうか?

ミラージュはメリルとカークに命じバトロイドに変形し密林地帯に降りて進むように伝える。

                 ガシン ガシン
メリル「何か様子がおかしいですね。」

ミラージュ「確かにね・・・・・少し進みましょうか・・・・・・・」

ミラージュ達は森の中をバトロイドで歩いて行き、遺跡の近くまで接近する。
そこで見たのは・・・・・・・・・・・・

ミラージュ「既に撃墜されている?」

メリル「どうやらバルキリーじゃないですね、何か爪のような物でやられています。」

指定された遺跡周辺にはヌージャデル・ゲルフが何かにやられたように転がっていた。
一体ここで何があったのだろうか・・・・・・・・・

          ボカァァァァン

ミラージュ「うげ!?」

突然、遺跡のような物から生物兵器が出てくる。
まるで昆虫かいや12年前のバジュラ戦役で戦ったバジュラのようだ。
ミラージュは正直、グロテスクな姿を見て若干操縦桿を震わせる。

メリル「隊長、まさか・・・・・・・」

ミラージュ「そんなわけないじゃないですか・・・・私が虫が嫌いだなんて・・・・」

カーク「言っているわりには凄く変な顔してますね。」

ミラージュ「うるさい!!私は虫は怖くありません。」

実はミラージュは虫に対して異常な恐怖心がある。
虫が怖くてよく母ミランダに泣きつく程であったと言う。
そんなミラージュの苦手な虫みたいなバイオ兵器が目の前にいる。
凄い嫌悪感と恐怖心が一気にミラージュを襲うのであった。

それを部下に見られたら小隊長としての威厳がなくなる。
ミラージュは今両方の圧力に押されてしまっているのだ。
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第35話 レイジング・ジュピター 後編

2017-03-27 10:35:11 | マクロス外伝戦場の遺産
惑星ジュピター付近を航行するはぐれゼントラーディ軍艦隊。
しかし、攻撃しようにも惑星ジュピターの高重力の影響で思うように機動部隊を運用できない。
船団全力で攻勢に出れば撃退する事もできるのだが、反応弾の無駄遣いと戦力の損失もあり容易に決める事はできない。

そこでローラが提案したのはメガロード02をトランスフォームさせ主砲で一気に蹴散らす事である。

しかし

主砲発射までに時間がかかるため敵部隊がそこを狙ってくるかもしれない。
なので・・・・・・・・・

ローラ『敵機動部隊接近、バルキリー隊は我が艦がトランスフォーメーションを開始するまで護衛してください。』

新条祐「よし出撃だ!!」

メガロード02の飛行隊で陽動任務をしてもらうのである。
アレックスの号令なく飛び出す祐率いるブレード小隊。
すぐさま愛機に乗り込む。

アレックス「よぅ祐。」

新条祐「どうしたんですか?」

アレックス「実ははな、恋人との間に子供ができたんだ。」

新条祐「それはおめでたいですね。」

モニター越しでアレックスが話しかけてきて、恋人との間に子供が生まれたと言ってきた。
祐はアレックスに対しお祝いの言葉を言った。
その後もアレックスはいろいろ生まれてくる子供に関していろいろ話す。
だが・・・・・なんか嫌な予感がする。
何かが軋む。

ローラ『アテンション、これより主砲発射形態になります。トランスフォーム完了までT180秒。カウントダウン開始。』

「護衛艦隊はメガロード02を中心に横列陣系。」

「メガロードの飛行隊は全て直衛、メガロードに近づけるな!!」

メガロード護衛艦隊は横列陣系に展開。
メガロードを守るべく一歩前に前進する。

メガロード02全飛行隊はゼントラーディ軍の艦載機部隊を引きつけるため前進する。
数に任せてメガロード本隊に接近しないようにするためである。
タイムミリットは3分、短いが戦場に置いては結構長い。

アレックス「ブレードフライト、単独行動は危険だ離れるな!!」

新条祐「あっ・・すいません、俺のミスでした。」

アレックス「気をつけろよ、お前が指揮官なんだ。部下を殺すなよ。」

新条祐「ハッ」

祐は若干緊張して編隊を若干離れてしまう。
その時。

               グギィィィィィィィィィ

ケイル「高重力ラインだぜ、こんん所で戦うのか?」

クレア「これ全力で動かさないと吸い込まれる。」

惑星ジュピターの高重力に引っかかり押しつぶされる感覚に襲われる。
凄く重い、これで戦うのは正直冗談がキツイ。
これは自由に戦えん。

クレア「エネミータリホー、来ます。」

クレアの叫びと共に前方を見るとゼントラーディ軍の艦載機部隊。
今まで以上の凄い数の大編隊だな。
数が多すぎる。

新条祐「この高重力下でこいつらとお相手だとはな。」

ガウォークに変形する。

クレア「隊長何をしているんですか?」

新条祐「アメンボのように動くんだよ、こいつのエンジンをフル活用して重力に飲まれる速度を減少させる。足を使え!!」

ガウォークに変形したのは足のエンジン部を使いアメンボのようにするためである。
これにより安定した戦いを展開、ブレード小隊は次々と敵機を撃墜していく。
そして狙いはもう一つ・・・・・・・

ケイル「クレア、おいあれ?」

クレア「うん?あれは・・・・・・・・」


   ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

クレア「ひゅ~見事な攻撃の仕方ね。」

祐が敵編隊に追われる不利をしながら、レバーを回転するように動かし背後に回り敵を銃撃し撃破する。
これは一歩間違えれば死ぬような戦術。

クレアとケイルは見事な攻撃の仕方と思っているけど。
流石に命知らずな戦い方なので真似はできないと直ぐに呟いてしまった。


ゼントラーディ軍艦隊の砲撃が開始される。
砲撃により敵味方双方に損害が生じた。
回避しようとしても重力に完全に掴まれ惑星ジュピターに飲み込まれる者が多少出てしまった。

新条祐「砲撃にさらされたら俺やクレア・・・・ケイル・・・・嫌全体的に全滅する危険性があるぞ。」

敵は高重力があるのを知っているのか、機動部隊を捨て駒にして艦載機群を片づける気であろう。
それにこの機動部隊の他にも艦内にはメガロード02船団本隊を叩く部隊が待機している。

「我々は本隊と合流するためにはあの艦隊が目障りである。全艦、前方の部隊を犠牲にしても連中を潰せ!!!」

艦隊の司令官的存在の人物の激もあってか艦砲射撃は激しさを増す。
更に増える犠牲者。

シンディ「いつまで続くのよ、もう・・・・・・」

多くのパイロット達は閉鎖的空間であるこの戦場に苛立ちを覚えながら戦う。
その時・・・・・・・・・

ローラ『各隊に告ぎます、トランスフォーメーションは既に変形完了。主砲発射態勢を取りました発射まで後1分です。』

シンディ「・・・・フッ・・・・・・聞いた、発射まで後1分気を引き締めて。」

ローラからの通信もあり、主砲発射まで後1分だと全飛行隊に伝えられシンディは隊員達に呼び掛けながら士気をあげる。
彼女の部隊だけではなく他の部隊も同様である。


クレア「敵3機撃破。」

ケイル「1分は行けるんじゃないか?」

新条祐「油断するな、敵はまだ残っている隊長の部隊とはぐれた合流するぞ。」

ブレード小隊は残り時間を1分と聞いてからも全員健在、全飛行隊の小隊の中では一番善戦している。
10秒後、アレックスの部隊に合流する事に成功する。

フレイ「隊長、敵接近。」

アレックス「リガードタイプか、余裕だな。1機はグラージか・・・・・」

アレックスはファイター形態になりリガードの編隊の中に突っ込み。
編隊の真ん中でミサイルやガンポッドを一斉に発射する。



アレックス「なんだ?そんな程度か?」

アレックスはリガードの編隊の中に突っ込み複数機撃破する。
軽口を叩くアレックスであったが・・・・・
一瞬の油断がこの時命取りになるのである・・・・・・・

「背中を見せたのが間違いだなマイクローンが!!」

                ビュコーン ガーン

アレックス「ガッ

フレア「隊長。」

             ビュコーン ドガァァァン

新条祐「隊長!!フレア!!くそ・・・・・」

     ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

                 ズドォン

アレックスはリガードの銃撃に命中、その直後にフレアを撃墜する。
機体の損傷が激しいばかりか、アレックスの腹に被弾した時に破損した破片が刺さっている。
この傷は助かるものではない。

アレックス「や・・・・る・・・・じゃ・・・・ねぇ・・・・・か・・・・・・ただでは死なんぞ!」

新条祐「隊長、戻ってください。隊長!!」

アレックスはニヤッとしながら近くにいた指揮官機のグラージに取りつく。
祐はその様子を見て敵と一緒に死ぬつもりだと。
必死に戻るように求めるが回線を切っているのか聞こえてない。

「マイクローンめ!離せ!」

アレックス「さ・・・・い・・・ご・・・・にお・・・・・ん・・・・な・・・を・・・・」

     ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
             ズドォォォン

新条祐「アレックス隊長!!!!」

自らガンポッドを自分に向けて撃ち、爆発させてグラージを巻き込み自爆し戦死する。
祐が見たのは先ほどまで生きていた祐の最期の光景であった。

新条祐「隊長・・・・・・・・」

祐や部下のクレアとケイルも涙を流す。
豪快な人物がいなくなり、特に祐は月面アポロ基地の親しき人を失ったのは正直心臓に銃弾を撃たれたかのように痛かった。
これが戦争なのかと・・・・・・・・・・・・・」

ローラ『メガロード02主砲発射準備完了、バルキリー隊は射線上から退避を急げ!!』

新条祐「総員撤退だ!射線上から退避しろ!!!」

クレア「ハッ」ケイル「了解」

メガロード02は主砲の発射の準備が完了した。
各飛行隊は大急ぎで主砲の射線上から退避する。

「マイクローンめ何をする気なのだ?」

ゼントラーディ軍の指揮官は突然メガロードの正面から退避するのを見て違和感を覚えるが、既に遅かった。
なぜならば命運は尽きていたのだから。

ウォレス「主砲発射」

ウォレスの号令の元メガロードの主砲が発射された。
宇宙を貫く閃光のように。
正面にいた15隻のゼントラーディ軍艦隊は一気に消滅した。
艦載機の兵士たちは戦意を消失し武装解除をする。

ローラ「敵艦隊の壊滅を確認、敵残存部隊が投降します。」

ウォレス「初の砲撃か・・・・・・・・・」

ローラ「報告では大隊長ウォレス・レイ少佐が・・・・・・・」

ウォレス「・・・・・・」

今回の戦いでウォレスを始め多くのパイロットが戦死した。
特に祐の大事な親しい人・・・・・・・・
残された家族になんと言えば・・・・・・・・・・・

祐はコックピットの中で疼くなり、声の出ない叫びをする。
死んでいったウォレスに向けて・・・・・・
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