マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第31話 絵里.地球へ単身赴任.後編④ タクマラカン砂漠模擬航空戦 絵里の血

2017-03-24 22:10:24 | マクロス外伝戦場の遺産
絵里はイルミナシオンの編隊を監視している。
だけどそれは逆であった、既に絵里の行動がバレており監視されているのは絵里だった。
そんな事知らずか、そろそろ戦闘が開始される。

「そろそろ演習時間になります。」

「よし、開始ブザーを鳴らせ。」

「了解しました。」

開始時刻になったので主任の指示の元演習開始を知らせるブザーを鳴らす。
空襲警報のような轟音。
その合図を元に・・・・・・・・・

「全機アタック」
「全機アタック」
「全機アタック」
「全機アタック」

             シュババババババババーン

両陣営は模擬ミサイルを一斉に射出する。
放たれたミサイルは一斉に両陣営の機体に命中するかチャフで外れるかに分かれた。
ミサイルは一斉と言っても全部を打ち込むわけではない、命中度の高いミサイルは最後まで残している。

星村絵里「我が方は150機のうち、今の攻撃で非撃墜で32機ダウン。相手は24機、チッフリか。」

珍しく絵里は口が悪い。
いつもは明るい口調の絵里だが、この時ばかりは違う。
明るい性格の絵里から出てくる今の口の悪い口調・・・・・
ゼントラーディ軍時代上官として絵里を見て来たデワントンは・・・・・

デワントン「何かあったのかしら?」

何かしら不安を覚える。
昔からある部分であるが、なぜ今頃。
と思っていたが、今はここは模擬とは言え戦場気を抜けない。

ラリア「もらったよ!!」

ラリアは西軍の可変戦闘機2機の後ろに周り背後から撃墜する。
撃墜された機体はここで終わりなので地上の基地へ着陸する。
その様子を見たラリアは敬礼する。

岡洋介「珍しいなゼントラーディの女が敬礼とは。」

ラリア「ゼントラーディの女とは言わないでラリアと呼んで頂戴、これくらいやらないと。」

岡洋介「へいへい、ラリア後方20敵機。」

ラリア「ムッ」

最初に会った頃よりも凄く落ち着くようになったラリア。
洋介と相性もいい事か連携攻撃が優れている。
その証拠に洋介からの情報合った後方20度の敵に対し速やかに反転し撃墜する。
撃墜が確認するとモニター越しで洋介に対しグーしながら感謝する。

ラリア「でもモーアの様子おかしいね?」

岡洋介「どうしたんだろうか?」

そんな二人も絵里の様子を心配する。
普段の絵里は明るく厳しい感じであったが。
何処かつめたい。
ラリアは心の中で・・・・・・・・・・

ーまさか私達への訓練はフェイクで、別の特命でも・・・・・・・・

と絵里の本来の訓練を見破るような事をする。
ラリアは絵里と同じ遺伝子元から造られたゼントラーディ(メルトラン)。
なんとかく様子からそう感じる。

ーもしそうとなればまだVF-X隊員ではない私に入り込める余地はない。
ーここは黙ってほっとくか・・・・・・・・・

ラリアはそう思い、絵里の気持ちを読み取らなかった不利をする。
一方絵里は・・・・・・・・

星村絵里「後方、メリア.マッド.来るわよ。」

メリア「えっ!?」
VF-X予定者.メリア・ラッドーラ

              ズダダダダダダダダダダ

メリア「あっ・・・・・・・」

一瞬でメリアとマッドが背後から急襲してきた西軍の機体に撃墜され地上へ降下し離脱した。
絵里はその強襲の攻撃に巻き込まれる前に攻撃を回避する事に成功した。
回避した瞬間攻撃機が絵里の目の前を通る。

星村絵里「あれは・・・・・・・・・」

絵里が目にしたのはイルミナシオンの可変戦闘機。
タイプ.JのVF-1バルキリー。

すると・・・・・・・・

星村絵里「くっ来る。」

反転しバトロイドに変形し突進してくる。
この構えは掴みかかる姿勢である。
咄嗟に変形し、イルミナシオンのVF-1バルキリーに対し迎撃態勢を取る。

そして・・・・・・・・・

                      ガシャン

ついに掴まれた、J型であり同じVF-1なのに力が強い。
なんと言うパワーなんだ。
絵里はそう思っていると通信が入ってきた。

絵里は他の人に聞かれないようチャンネルを切断する。
そして通信の入っているチャンネルに切り替えた。

「いいざまだな、VF-Xシーアンタレス副隊長星村絵里いやゼントラーディ時代ではモーア・カリダムと言う女よ。」

星村絵里「なぜそれを・・・・・・・・・」

突然出てきた髭面の男。
その男は会った事のないはずの絵里のフルネームとゼントラーディ名を言う。
絵里はくっとひきつけ驚き、なぜそれを知っているのか問いただす。

「お前がうろちょろ俺達のスポンサー様の情報を収集していると聞いたんでな、そんくらいは当たり前よ。」

星村絵里「なっ・・・・・・・・」

「本来は殺害しなきゃいけないが、スポンサー様が星村軍閥の姫だから殺すなと。俺としてはお前の血を舐めるように殺したんだがな。」

既にバレれていた、ルミナスグループを舐めていた。
これほど優秀な情報収集能力があるなんて。
絵里はルミナスグループを低くみていた事に後悔する事になる。

星村絵里「一つ聞きたい、貴様の名は!!」

ギャバン「教えるつもりはなかったがいいだろう、俺はギャバンだ!イルミナシオン指揮官、ギャバン・レスタホークだ!!恐怖と共に覚えておけ!!」
イルミナシオン指揮官ギャバン・レスタホーク

この髭面の男はギャバン・レスタホーク。
そう名乗った。                

星村絵里「私設軍がこの演習に参加するのは以外ね?」

ギャバン「案外新統合軍にも人脈があるんでな。」

絵里は私設軍が新統合軍の大規模演習に参加するのはおかしいと指摘。
それに対しギャバンも新統合軍に人脈があると返答する。
抜け目のない、後もう一つ・・・・・・・・・

星村絵里「私をどうする気?」

ギャバン「そうだな、殺すなと言われているし・・・・ルミナスの聖域に入った小娘、死に近い物を見せてやる。」

                  ガチャ

突然、掴みを離れ地上に降り絵里に模擬戦用のガンポッドを向ける。
こんな銃で何ができる・・・・
そう想っていたが・・・・・・・・・・

                ガン

星村絵里「なっ・・・・・・・・」

絵里のVF-1JAはギャバンのVF-1Jに撃たれた。
こいつ・・・・・・・拳銃型の・・・・・・
そのまま機体が落ちていき、砂漠に墜落する。

ギャバン「馬鹿な女め、戦場に置いて何事も油断大敵だろ。まぁ下手して死ぬんじゃねぞ、小娘。ふははははははははは。」

そう言いギャバンは演習空域へ離脱する。

ラリア「モーア・・・・・・」

岡洋介「狙撃されたのか・・・・誰に・・・・・」

ラリア「くっ・・・・・・」

岡洋介「ラリア、何処に行くんだ?おい!!」

狙撃の様子を見た二人。
ラリアは茫然としている洋介を横目に絵里が墜落した方向に向かう。

ラリア「モーア!!モーア!!」

現場に到着したラリアは倒れているVF-1JAのコックピットを開け、中に入る。
するとラリアは血を浴びながら絵里をコックピットから引きずり出す。
頭から血を流しおびただしい血を流す。

ラリア「モーア・・・・・・モーア・・・・・しっかりしてよ。誰がこんな・・・・・」

ラリアは血塗れになりながら悲鳴に近い絶叫する。
この日、シーアンタレス副隊長星村絵里は何者かに攻撃された。
幸いラリアが懸命に救護室まで運び命は取り留めた。

だが・・・・・

誰が絵里を攻撃されたのかが不明になった。
事態を重く受け止めた新統合軍総司令部はガイアパックを中止させようとしたが。
今更変更はできないので、そのまま継続した。

その頃月面では・・・・・・・・

星村和也「絵里が・・・・・・・」

ミリア「グウィンからの連絡があって瀕死の重傷を・・・・早く地球へ。」

星村和也「そのつもりだ。(死ぬな絵里)」

ミリアにより絵里が負傷したと聞いた和也。
すぐさま、シーアンタレスはダンシング・スカルに一時的に指揮権を移し。
地上へ向かった。
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前日、半年記念で10PV突破

2017-03-24 08:06:52 | 日記
おはようございます、長田義家です。
半年で遂に10万PVを超えましたありがとうございます。
1周年には20PVで閲覧者数を一つの中規模人口都市レベルにしたいです。

これからも創作意欲が湧いてきたぜ!

これからも本ブログをよろしくお願い申し上げます。
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