マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第20話 カウンターアタック

2017-03-13 23:22:53 | マクロス外伝戦場の遺産
メガロード02は太陽系を抜け別の星系の中を進んでいた。
人類の生活圏ともあり、まだ未知の宇宙の領域ではなかった。
そして1週間後、人類二番目の移民惑星フレイバーン付近に近づいた。
補給の予定はなく、素通りする。

その頃・・・・・・・

                【暗礁宙域ゼントラーディ軍艦隊】
前回の戦闘でゼントラーディのはぐれ部隊はスヴァール・サラン級1隻を失い、この辺まで逃げていた。
これと同様のはぐれゼントラーディ部隊のスヴァール・サラン級1隻も潜んでおり艦隊を編成した。

「あのマイクローンの艦隊には一矢報いるぞ!」

だがこれで収まる指揮官ではなかっため、どんな手段を使ってでもメガロード船団の旗艦メガロード02を撃沈する作戦に出ようとしていた。

               【メガロード02 ARMD級区画】
祐はいつでも出撃できるように待機室で待機していた。
栄養ドリンクを片手に自分の機体が修理される様子を見る。
既に二人の部下を持っており、小隊としての機能が完全に動き出していた。
だが指揮官故の悩みを持っていた。

アレックス「どうした祐?そんなしょぼくれた顔をして?」

新条祐「隊長・・・・」

アレックスが祐の右肩を優しく置いて、話しかけてきた。
せっかくなのでアレックスに相談にのってもらった。

アレックス「指揮官としてどうすれば部下の命を守れるかねぇ。」

祐はどのようにしたら部下の命を守れるかどうか質問をした。
クレアとケイルは上官部下関係より親友関係になっており、失いたくないと言う思いがあった。
それ故に、失いたくないと言う感情が強くなった。

アレックス「それは難しいぜ、戦場は基本想定外の世界だ。誰が死ぬか分からない、できるとしたら的確な指揮をする事だな。」

アレックスは祐にそう伝える。
事実戦場は想定外の世界である、いきなり訳の分からない場面に遭遇する事はよくある。
突然、仲のいい友人や恋人を失う事だって珍しくない。
結局人間は人を守れる程賢くもなく、弱い存在である。
ここになって祐は思い知らされてしまった。

クレア「隊長。」

そんな中、祐の部下であるクレアが待機室に入ってきた。
ショートカットの彼女は、祐とアレックスの前に敬礼する。
何か慌てている顔であった。

新条祐「どうした?」

クレア「ケイルが・・・・・・・ケイルが・・・・・・・」

ケイル!?
ケイルに何かあったのか?
祐はすぐさま格納庫まで行ってみた。

                 ガッ

ケイル「ぐっ・・・・・・・・・」

ウェイ「大口叩いておいてその程度かよ?立てよ、おい!!」
SVF-456ファントムブレッド.シャーク小隊ウェイ・ガンス中尉

ケイル「舐めるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ケイルがシャーク小隊の隊員.ウェイ・ガンス中尉と喧嘩していた。
周りの隊員や整備兵たちはやれやれと喧嘩を煽る。
だが様子からにケイルが圧倒的に不利であり顔は痣だらけである。
ウェイと言う男は格闘術では優れた男であるらしく、能力はかなり高い。

新条祐「お前らやめろ!!」

祐は指揮官として割って入る。
ここは指揮官としての責務を果たさなければならない。
そう思っていたが・・・・・・・・・・

                  ガッ

クレア「隊長!!」

祐はウェイに殴られてしまう。
あまりの痛さに心の中で何かが込み上がってきそうだった。
顔は明らかに怒っている。

そして・・・・・・・・・

                  ガッ

ウェイ「ぐっ・・・・・・」

新条祐「くそ野郎が!!だって見ていれば!!」

祐は殴られた怒りでウェイにやり返す。
そこを見ていたウェイの同僚たちも混ざってしまい、場はカオス化してしまった。
アレックスは止めようとするが明らかに巻き込まれるような状態であり、むしろ自分まで混ざって喧嘩してしまうので見ているしかなかった。
クレアや他の女性隊員達も同様であった。

「おい貴様らやめんか!!」

「懲罰房に叩きこむぞ!」

騒ぎの通報を聞いたMP達がやってきた。
すぐさま騒ぎを起こした祐やケイル.ウェイなどの隊員を連行していった。
その後3日間は懲罰房で反省させられる事となった。
この報告を聞いたウォレスは呆れかえったと言うが、戦場の合間のスキンシップとして半幅黙認してしまった。

ウォレス「喧嘩か・・・・・・一体何が原因なのかね?」

ローラ「原因はゼントラーディ人に対する感情だそうです。」

ウォレス「それか・・・・・・・・・ここでもあるのか・・・・・」

ケインとウェイの喧嘩の原因はゼントラーディ人に対する感情である。
一体どのような経緯で喧嘩したのかは不明。
ただ分かる事はウェイがゼントラーディ人に対し強い憎しみを抱いている事。
ケインは整備課のメルトランに興味があると聞いたら突然殴りつけたと言うらしい。
一体どうして・・・・・・・・・・・

結局ウェイは話す事がなく、そのまま釈放された。

そしてなにも地球型惑星もなくなり、ガス惑星ホリンプ付近をメガロード02船団は進んでいく。
そんな時・・・・・・・・

ローラ「キャッツアイ.ホワイプより入電。ゼントラーディ軍艦艇を確認、数は1隻。クラスはスヴァール・サラン級中型戦艦。」

ウォレス「うむ、規定の飛行隊を出撃を指示せよ!」

ローラ「了解。」

ゼントラーディの戦艦スヴァール・サランを航行しているのをキャッツアイが見つけた。
放置しても得することがないので、飛行隊の火力を持ってして排除する事を決めた。
むしろこのスヴァール・サラン級はピケット艦のような存在にもなりえるので、団体さん(分岐艦隊)がやってきたらまずい。
大きな危機になる前に摘んでしまおうと考えたのである。

ローラ「アテション、第1~4飛行隊は出撃し撃退または殲滅してください。敵は前回と比べ比較的に小規模な部隊と思われる。攻撃目標は中型戦艦。機動部隊を殲滅し、中型戦艦を撃沈してください。」

ローラのアナウンスを元に接続されているARMD級からバルキリーを逐次放出を開始した。

アレックス「全機出撃!セイバー小隊は俺に続け!」

アレックス率いる中隊は一斉に飛び立つ。
今回は1チームだけではなく、他の中隊が3個も出ていく。
合計4個中隊16×4=64機。
フルーレ小隊は艦直衛のため残る。
速度は全速力、早めに仕事を終わらせ戦闘を終わらせる。
通常の対艦マイクロミサイルで十分に撃沈できるような戦力はある。

ケイル「隊長。」

新条祐「どうした?ケイル?」

ケイル「あいつもいるんですよね?」

新条祐「あいつって誰だ?」

ケイル「ウェイですよ、ウェイ・ガンス中尉。」

ケイルはあの喧嘩以来ウェイを嫌っていた。
一体何があったのか、懲罰房で聞こうとしたが話そうとしない。
理由は思い出すだけで殴りたくなると言う事である。
今回の騒動で懲りたのか喧嘩はしないと思ったそうだ。
なのでウェイとは関わりたくない。
なので祐に喧嘩の原因は話したくない。

クレア「ケイル、そんなに嫌なら言わなければいいじゃない?」

ケイル「だってよ・・・・・・」

クレアが横槍を投げる。
ふっこれから戦場なのに気楽な物だ。
俺はウェイに殴られた事なんて気にしてない。

ローラ「全チームへ、間もなく戦闘宙域へ突入します。気を引き締めてください。今回はVA-3部隊による反応弾の攻撃は節約上できません、通常弾頭で攻撃してください。」

ローラからの指示が入り戦闘宙域へと突入開始する。
最初に攻撃したのは我々だ、レーダーの弱い宙域を進みスヴァール・サラン級の腹に攻撃した。

「マイクローンの攻撃です。」

「やはり来たか・・・・・・・我々は任務を果たす、艦載機を発進させろ!」

「エスケスタ」

艦の底からリガードやヌージャデル・ガーそして貴重なグラージが発進準備をする。
だが・・・・・・・・・・・・・・・・

            シュバババババババーン
      ズドォォォォォォォォォン

ブレード小隊とフルーレ小隊は艦の発進口に向けてマイクロミサイルを撃ち込む。
大量の艦載機部隊はほぼ密集しているようだったので連続して遊爆する。
この爆発する量は既にスヴァール・サラン級を十分に撃沈できる程であった。

「マイクローンめこれで勝ったと思うなよ・・・・・・貴様らの最期は・・・・・」

スヴァール・サラン級はどんどん爆発していき、そして吹き飛ぶかのように撃沈した。
衝撃波は出たが幸いにも損失はなかった。
これで任務終了そう想われたのだが・・・・・・・・・・・

ローラ「敵艦撃沈、艦載機残存部隊多数接近!!いや違います、敵艦接近!」

アレックス「こっちは囮だったのか?ゼントラーディめよくやる!!」

別の方向からスヴァール・サラン級1隻がメガロード02船団に接近する。
今撃沈したのは囮だったのである。
艦載機を護衛に引き連れて肉薄攻撃を開始する。

「攻撃目標は敵旗艦、他の艦には相手するな!!前進!!前進!!」

速度をあげ進んでいく。
そして速度をあげつつ前進しながらミサイルを射出した。

ウォレス「弾幕を展開しつつ、全力回避。他の艦にも下命、流れ弾で撃沈されるなよ!!!」

ウォレスは艦内に指示を出し全速力でミサイルを回避するように指示する。
射出されたミサイルのうち殆どがメガロード02船団の強力な弾幕により撃破された。
しかし一発残っており・・・・・・・・・・・・・・・・

         ズドォォォォン

ローラ「居住区にミサイル命中、被害は幸いにも軽微死傷者なし。」

ウォレス「次来るぞ!直衛部隊スクランブル!」

シンディ「了解!フルーレ小隊、スクランブル!!直衛任務開始。」
フルーレ小隊長シンディ・リックス

ミサイルの次も来ると予測したウォレスはフルーレ小隊やデストロイド部隊を展開させた。
それだけではないARMD級空母からは直衛として様々な飛行隊やバガニス級からヌージャデル・ガーやクァドラン・ロー.リガード.グラージの新統合軍仕様が出撃する。


戦闘開始された。
攻撃は激しさを増し、新統合軍側もかなりの死者が出ていた。

フレイ「メガロードの皆が・・・・・」
セイバー小隊隊員フレイ・ジェリバーン

アレックス「今ではどうしようもない、今は俺達の敵を叩くぞ。全フライト、攻撃目標は敵スヴァール・サラン級だ!」

アレックスはすべての小隊長に伝える、敵の首を取らねば戦闘は終わらない。
これ以上味方に死傷者を出さないためにもスヴァール・サラン級を撃墜しなければならない。
攻撃に賭ける時間は限られている。

新条祐「ケイル・クレア、敵の弾幕は激しいぞ。」

祐たちブレード小隊も弾幕を潜りながらスヴァール・サラン級に取り付く。
リガードやヌージャデル・ガーはうるさいが必死に応戦し撃退する。
だが祐がスヴァール・サラン級に取り付いたのはこんな事をするためではない。

クレア「でもこんなに近づいてどうするんですか?」

新条祐「敵艦に突入し、艦内にいる艦長を殺害する。」

ケイル「嘘だろ!!」

クレア「冗談ですよね・・・・・・・・・・?」

新条祐「いやマジだ・・・・・・・本気で殺るつもりだ!!」

祐は艦内に潜入して攻撃を実行するつもりである。
話を聞いたケイルとクレアは困惑した。
あんなに防御の高い所を潜入するなんて・・・・・・・

だが既に祐は艦内のハッチを破壊してバトロイドに変形して突入しようとしていた。

クレア「まさか、強制参加ですか?」

新条祐「嫌俺一人でやるつもりだ!部下であるお前らが態々参加しなくてもいい。」

祐はケイルやクレアを巻き込むつもりはない。
単独で仕掛けるつもりだ、危険は元より承知の上である。

ケイル「隊長、お一人では危険です。我々も同行します。」

新条祐「えっ!?」

クレア「私たちは隊長と生死を共にしています、どんなに危険でありましょうが元吉その覚悟。同行の許可を願います。」

二人は祐の艦内強襲攻撃に志願する。
部下だけ逃げるのはよくない、自分たちはどんなに危険な任務であろうが祐についていく。

新条祐「しょうがない、死んでも文句言うな。その覚悟はあるか?」

クレア「もとより」

ケイル「その覚悟です、それにウェイの野郎にもう一発殴るまで死ねません。」

余計な事を言ったのだが、二人の覚悟は本物だ。
このまま敵艦内に潜入して艦長を殺害し、艦内のエンジンを破壊する。
そうすれば戦闘は有利になる。
時間はあんまりないので3人はそのまま艦内をバトロイド形態のまま進んでいった。

                 【スヴァール・サラン級廊下】
           ズドドドドドドドドドドドドドド

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

新条祐「マガジンは一つ残せ、司令官の分まで残すんだ!」

艦内で銃撃戦を展開する。
ミサイルを一発放ち、ゼントラーディの歩兵を駆逐していく。
エレベーターだと危険なのでエレベーターを破壊し、上へ進んでいく。

クレア「エンジン部への攻撃は?」

新条祐「今は考えるな今は艦長を殺害する事を最優先に考えろ!」

クレア「ハッ」

3人はエンジン破壊よりも最上の指揮系統を排除するのを優先と再認識し艦長室へむかっていく。
敵のバトルスーツの存在がない、なお嬉しい事だ。
このまま殺害して、戦闘終結に貢献する。

「マイクローンここは通さんぞ!」

なんとしても邪魔してくる敵の歩兵を排除しなければ・・・・・・
戦を終わらすためには・・・・・・・・・戦い抜かねば・・・・

                         【ブリッジ】
「マイクローンの機動兵器、次々に我が軍の封鎖線を突破!」

「マイクローンめ一体何を考えて・・・・・・・・・」

次々と飛び込んでくる報告に艦長は苛立っていた。
この前の戦闘で屈辱を受けたメガロード02に一矢報いて分岐艦隊と合流しその後は別の基幹艦隊へ合流するつもりだが。
このままでは他のメガロードの護衛艦艇にやられてしまう。

不安の元であるマイクローンの機動兵器を破壊しなくては安心はできない。

「このままマイクローンの機動兵器排除に警備の兵を増強、そして我が艦はマイクローンの旗艦へ攻撃を続行する!!」

艦長の激が飛ぶ。
乗員は激を受けてそのまま任務を続行させる。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・

                   ガターン

「なんだお前らは!?」

突然後ろから物音がする。
後を振り向くとバトロイド3機の姿があった。
そのバトロイドは祐が率いているブレード小隊の面々である。
既に砲身は艦長に向けている。

新条祐「お命頂戴!」

             ズドドドドドドドドドドドドドド

「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

3機のバトロイドのガンポッドによる銃撃で艦長は蜂の巣にされ死亡する。
それだけじゃない、隣にいた記録参謀やブリッジ要員を皆殺しにした。
追撃部隊に総出でこないようにするための策である。
長居は危険であるかつ無用と感じた祐はエンジン破壊後、離脱するようにケイルとクレアに指示をする。
当然、艦長を殺された恨みでゼントラーディ兵の追撃が来る。
既にマクロスとこの艦の距離は近くなっている早めにエンジンを破壊し離脱する。

その思い出祐達はエンジンに向かっていった。
そしてなんとかエンジン近くの部分に辿り着いた。

新条祐「ミサイルを一発だけ撃て!それだけで艦の機能は低下するぞ。」

クレア「了解しました。」

シュバーン

新条祐「爆発が来る離脱!」

祐はミサイルを一発撃った後、脱出口へ向かう。
ゼントラーディ艦の構造は戦後、解析されているので出口まで進んでいく。
早く離脱しなければ爆発の炎に包まれてしまう。

          ズドーン ズドォォォォン

エンジンにミサイルが命中したようだ。
ますますそろそろ爆発の炎が来るだろう。
爆発に巻き込まれる前にトンズラでもしようか!!
3機はバトロイドからスピードの速いファイターへ変形する。
ぶつかる危険性はあるが、スピードを出さなきゃ巻き込まれるだけだ。
曲がって曲がって出口へ向かって行く。

新条祐「お前ら、曲がるテクニックいいな。」

クレア「本能でしょうね、行きたいと言う。」

新条祐「本能か・・・・・・・・」

ケイル「さっさと離脱しようぜ!」

後は次々に爆発しているのを感じながらどんどん曲がり出口まで接近する。
このまま逃げ切れるそう想った矢先。

ケイル「後方、ヌージャデル・ガーです。」

ブレード小隊の後からヌージャデル・ガーが追撃してきた。
よりによってめんどくさい奴らが追撃してきた。
奴らの攻撃を気にしないでそのまま脱出できるか心配になった。

             ズドォォォォォォン

後ろから爆発音が聞こえる。
どうやらエンジンの爆発による誘爆であろう。
面倒さい物が追ってくる・・・・糞絶対絶命か・・・・・・・・・・・・

新条祐「俺が殿を務めるお前ら行け!」

ケイル「しかし!!」

新条祐「いいから行け!!!さもなくば・・・・・・・・・」

ケイル「くっ了解、行くぞクレア!」

クレア「命令しないでよ、隊長・・・・どうか生きて・・・・・・・」

ケイルとクレアは祐の言いつけどおりそのまま速度をあげスヴァール・サラン級の出口に向けて進んで行った。
一方の祐はガウォークになって減速し反転しバックしながらヌージャデル・ガーと相手した。
後ろバックで後退するのはかなりの労力を有する。
このまま敵と相手していて脱出できるのだろうか・・・・・・・・・・・

と言っても敵はそれをさせるつもりはないだろうが。
ならば生きるためには修羅の道へ落ちよう。

ケイル「脱出成功!」

クレア「隊長はまだ............」

二人は脱出に成功した。
だけどまだ祐が脱出してないので心配をする。
そんな祐だが、スヴァール・サラン級の廊下で逃避行をしている。
その一方で爆発の業火は迫る。

新条祐「最後の賭けだ!鬼が出るか蛇がでるか!!」

祐はもう殿をする必要がないと思ったのか、操縦桿を思いっきり握る。
最後の力を振り絞って脱出はできるか・・・・・・・・・
いや自分を信じろ!
死ぬか生きるかの希望と絶望の二つを胸にバルキリーを動かす。

         ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

新条祐「ヒャッホォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

祐はなんとか脱出に成功する。
その直後には爆発の炎が出口から飛び出す。
後ろから追撃していたヌージャデル・ガーは追撃の過程で爆発に飲まれたようであり。
脱出した形跡を見せていない。

ケイル「全機脱出成功離脱!祐隊長出てきたんだ!!」

クレア「生きて出てこれたのね?隊長。」

新条祐「あぁ・・・・・・・・・なんとかな・・・・・」

祐達は全員脱出できた事に安堵した。
今ここに来て生きるってなんて素晴らしいのだろうと思ってしまうほどに。
絶体絶命の危機から脱出し得た命、どれほど気持ちのいいものだろうか・・・・・
これで明日もようやくたどり着ける。
祐はそう想う。

           ゴォォォォォォォォォン

炎に包まれていたスヴァール・サラン級は船体が暑さに耐えきれずに崩壊。
中に溜まっていたガスを一斉に放出し大爆発を起こし、宇宙の塵に消えた。
爆発の衝撃波は物凄い勢いであったが最初に撃沈した1隻目と同じ損失機はない。

ローラ「スヴァール・サラン級戦艦の撃沈確認、敵残存兵力は後退して行きます。」

ウォレス「終わったな・・・・・・・・」

すべての艦船を損失したゼントラーディ兵達は脱兎のごとく撤退した。
逃げ遅れた者は投降し、バガニス級へ収容された。
任務完了。
だけど、任務完遂と引き換えに前回よりも多くの死傷者が出てしまった。
このまま移民先まで生きていられるか心配になった。
そのような感情があったが、人々はそれに気がつく事なく前へ前へと進んでいった。
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明日はうますぎ

2017-03-13 22:48:16 | 日記
明日はうますぎWAVEが放送されます。
インターネットやアイフォンやスマフォで聴こう!!!
スーパーロボット大戦Vの話題はまだまだこれから続くんだぜ!

明日もうますぎWAVE!!!!
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