ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ホトトギス(杜鵑草)」 ユリ科 

2019-10-11 18:26:45 | 日記
     「ホトトギス(杜鵑草)」 ユリ科 ☆10月9日の誕生花☆
        花言葉は… 永遠にあなたのもの・秘めた思い



 今朝の最低気温は午前4~7時の22.0℃。  最高気温は午後1時の28.0℃。
今日は終日曇り空。 午後から北寄りの風が少しづつ強くなって来ました。


 大型で非常に強い台風19号が北上し東日本に向かっています。
テレビでは最大限の警戒を呼び掛けています。 大型で強い台風という事で、
大阪南部はすでに予報円がかかり、少しづつ風が強くなっています。
収穫時期を迎えた稲、果物、野菜… 心配です。
明日明後日、この地区は “だんじり祭り” が予定されていますが、どうするのでしょう。
“思ったほどではなかったわねぇ” で、通り過ぎてくれることを願っています。


 今日の花は 「ホトトギス(杜鵑草)」 です。

最初の2枚は 「マツカゼ(松風)」 の名札が付いていました。
なんか、おどろおどろしい花の色、形、模様ですね。
名前は、花弁の斑点模様が鳥の “ホトトギス(不如帰)” の胸の模様に
似ているところから名付けられました。 
鳥のホトトギスは “不如帰”、 花のホトトギスは 「杜鵑草」 と書くんですね。  
数年前、妻に見せたところ 「なんか模様がシミに見えて嫌じゃねぇ」 の感想です(笑。
なるほど、そう見えますか~、女性とシミ、大敵ですね(笑。

↓「白花ホトトギス」… これはソバカスも無く、妻にも好かれるかも…(笑。



“ホトトギス(鳥)” の胸の模様が無い 「ホトトギス」。 (3~4枚目) 
「白いホトトギス」 しかなかったら、あるいは先に 「白いホトトギス」 が見つかっていれば、
「ホトトギス」 という名前は付けられなかったでしょうね(笑。
「ホトトギス」 の変種といわれています。

↓「タイワン(台湾)ホトトギス」 です。



西表島より南の南西諸島~台湾に自生しているそうですが、ひげの散歩道で
一番多く見掛ける 「ホトトギス」 です。


日本の 「ホトトギス」 は葉の間々に花を付けますが、
「台湾ホトトギス」 は花茎を伸ばし、枝分かれした先端に花を咲かせます。

↓黄色い 「ホトトギス」 は 「タカクマ(高隈)ホトトギス」 です。



九州の大隈半島にだけ分布する、日本の固有種だそうです。
名前は鹿児島県の大隈半島にある高隈山で発見された事に因むそうです。

↓「チャボホトトギス」 です。



鶏の “チャボ” にちなみ、全体に寸詰まりであることから、名付けられたそうです。
とても背が低く(10~15cm)、地表に張り付くように花を咲かせます。
花は一日しか咲かない “一日花” だそうです。

↓最後の2枚は 「ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑草)」 です。



この写真はもう4年ぐらい前に撮ったのですが、ホトトギスとは気が付かず、
アルバムの中で眠っていました。 今回、ホトトギスを調べていて “見た事が有る” と思い、
アルバムを繰ってみると有りました!(笑。 
普通に見掛けるホトトギスとはずい分姿かたちが違っていますね。
四国の太平洋側の特産する種類で、山地の渓谷の湿った岩場や崖に見られるそうです。
“上臈(じょうろう)” とは江戸幕府大奥の職名で優雅な貴婦人のことで、
上品な花姿に “上臈” の名を冠したそうです。

 鳥の “ホトトギス” の鳴き声は “特許許可局” と言っているように聞こえると云います。
また、 “てっぺん禿たか?” とも聞こえるそうです(嫌な奴・汗。
“オトウトコイシ(弟恋し)” と聞こえるという、ホトトギス伝説です…
【昔、あるところに貧しい兄弟が住んでいました。 お兄さんは目が不自由でした。
優しくて兄思いの弟は、毎日山に出かけては山芋を掘って兄に食べさせていました。 
弟は芋のヘタなど不味い部分を食べ、兄には真ん中の美味しい部分を食べさせていたのです。 
ですが兄は “弟はもっと美味しいものを食べている” と邪推して寝ている弟を
刺し殺してしまったのです。    …そして弟の腹を割いてみました。 
ところが出てきたのは山芋の硬くて不味い部分ばかりでした。 
兄は後悔し、鳥に姿を変え、 “オトウトコイシ(弟恋し)” と鳴くようになったそうです…】


   「ひげ爺の子供見守り隊日誌」  5,275歩 3.7km 1時間15分
今日の見守りは2時半(1~2年生)と3時半の2回。 3時から見守って来ました。
子供達が校門を出て来るとすぐに 「強い台風が近づいています。 道草などしないで
急いでお家に帰りましょう」 …という校内放送が流されていました。
5年生の男の子が出て来ました 「おかえり」 「ただいま、おっちゃん飴ちょうだい」
「ほら、校内放送が急いで帰れって言いよるでぇ~」 「おれ今から公文(塾)やねん」
「何時までや」 「7時」 「ほうか、風が強うなるかも知れんけぇ、気を付けよ」 「うん」


今日の歩数    5,275歩 (台風接近・今から公文…子供見守り)
今月の歩数   87,805歩=  61.5km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数 2069,401歩=1448.6km
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「ザクロ(石榴)」 ザクロ科  

2019-10-10 19:55:09 | 日記
      「ザクロ(石榴)」 ザクロ科  ☆6月28日の誕生花☆
          花言葉は… 優美・子孫の守護・愚かしさ



 今朝の最低気温は午前6時の13.0℃。  最高気温は午後2時の27.5℃。
今朝も昨日に引き続き、午前中は爽やかな快晴でした。
昼ごろから雲が増え、夕方には曇り空になりました。 湿度もだんだん増して来ました。
台風の影響でしょうか、いつもは西から東に流れる雲が、東から西に流れています。


  《朝散歩… 岸和田北部 6.6㎞ 9,409歩 2時間》 
今日は岸和田北部のスーパーに車を置き、付近を歩きました。
昨日の買い物で “炒り胡麻” を買い忘れたので、帰りに買って帰ろうと云う訳(笑。
今日も良い天気、それだけに朝方は冷えました。 何度か目が覚めましたが、
隣りの部屋に毛布を取に行くのも面倒臭く、布団の中で丸まって寝てしまいました(笑。


この辺りの稲刈りはほぼ終わっていました。 こんな光景… 懐かしいですね。


 今日の花は 「ザクロ(石榴)」 です。



真っ赤な実が割れて… この実も秋を感じさせて、風情が有りますね。
住宅街を歩けば結構あちこちで見る事が出来ます。






たまにスーパーなどで売られている事が有りますが、買ってみようとは思いません(笑。

花は6月中旬に撮った物です。 明るい朱色の花、緑の葉に良く映えて目に付きます。





大勢の男性の中に唯一女性がいる事を “紅一点” と言いますが、この “紅” とは
「石榴の花」 の事だそうです。 
中国の王安石が作った詩にある 「万緑叢中紅一点」 から、現在では意味を転じて、
先の例えや “異彩を放つ存在を例える言葉” として使われる様になったそうです。
原産地は北インド、ヒマラヤ山地、イラン、アフガニスタン辺りです。




鬼子母神伝説…  鬼子母神という美しい神様は五百人とも千人とも云われる子供があり、
この子供を育てる為に人間の子供を襲って食べていました。 人間の親はお釈迦様に訴え、
お釈迦様は鬼子母神が一番可愛がっていた末の子供を隠してしまわれました。 
嘆き悲しむ鬼子母神にお釈迦様は 「千人のうちの一子を失うもかくの如し。
いわんや人の一子を食らう時。その父母の嘆きやいかに」 と諭され、
子供のかわりにザクロを食べるようにと言われ、鬼子母神を悔い改めさせました。
以後、鬼子母神は左手に子を抱き、右手に多産・豊穣の象徴の 「石榴の実」 を持ち、
子供と安産の守り神となったそうです。


   「ひげ爺の子供見守り隊日誌」  5,107歩 3.6km 1時間15分
今日は先生の研修会が有るとかで、下校時間は一斉下校の2時10分でした。
朝の散歩から帰って、昼食後すぐと言うのは辛いですね(汗。
“飴ちょうだい、チョコちょうだい” に適当に応えながら見守って来ました。

妻が5時過ぎにご近所さんとの散歩から帰って来ました。
「あんた人気あるよ~。 散歩の時に公園で子供らが遊んどるのに出会うたんよ。
ひげの小父さん知っとる? 言うて聞いたら “ホワイト小父さんやろ” って
皆んな知っとったわぁ。 “学校で有った話をしたらチョコくれるし、時々クイズも
出してくれるし、おっちゃんと話すの楽しみやねん” って言うとったよ。 
明日もチョコ冷やして持って来てって」(笑。
あいつら、ひげには憎まれ口ばかり叩くくせに、ええとこあるじゃん(笑。 


今日の歩数   14,516歩 (“炒り胡麻”買い物朝散歩+楽しいやつら子供見守り)
今月の歩数   82,530歩=  57.8km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数 2364,126歩=1444.9km
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「お茶の花」 ツバキ科 

2019-10-09 20:48:56 | 日記
      「お茶の花」 ツバキ科 ☆11月29日の誕生花☆
            花言葉は… 追憶・純愛



 今朝の最低気温は午前6時の17.0℃。  最高気温は午後2時の24.0℃。
今日は終日大快晴でした。 四方八方を見渡しても雲一つ見当たりませんでした。
日向は暖かいのですが、家の中に居れば肌寒いほどでした。


 今日はスーパーへ1週間分の食料を調達に行って来ました。
この地区の “だんじり祭り” は12、13日です。

街中ではすでに提灯が飾られ、お祭りムードを盛り上げていますが、
ちょうどその頃、台風19号が来るんですよね。 
関西地方の直撃は無さそうですが、大型で非常に強い台風との事。 
この提灯飾りはこのままで大丈夫かと…
そして今の時点で台風の進路予想はまたしても房総半島。
なんとか逸れてほしいと祈るばかりです。


 今日の花は 「お茶の花」 です。



いわゆる “お茶っ葉” にする 「茶の木」 ですね。
茶摘みをするお茶畑では、養分を花に取られて良い葉が出来ないと云う事で、
花が咲かないように管理するのだそうです。
茶どころでは、案外花を見る事は少ないのかも知れませんね。
“椿” や “山茶花” と同じツバキ科で、少し小振りですが良く似ていますね。
俯いて咲き、写真に撮りにくい花です。 原産地は中国南部だと云われています。






 ところで、茶色はお茶の色? “世界緑茶協会” によると…
【私たちがふだん目にする茶の葉は緑色ですし、急須でだしたお茶も美しく澄んだ
緑色をしています。 不思議に思いませんか。
なぜ英語のブラウンに相当する色を茶色というのか?
緑色と煎茶が結びついたのはかなり新しい時代だったということです。

それまで一般庶民が飲んだお茶は、いわゆる番茶であって、摘んだ葉を直接釜か鍋で
炒ってからムシロの上で揉み、天日で干すというものがほとんどでした。
出来上がったお茶は黒色に近く、煮だしたり、熱湯を注いでだしたときの色は、
決して緑色ではありませんでした。 したがって、それまでは茶葉の色も、
茶碗にだしたお茶の色も緑色とはほど遠いものでした。

現在のような、生葉を蒸してから焙炉の上で丁寧に揉みながら乾燥させる
新しい方法が完成したのは江戸時代の中頃です。
緑色が茶畑や茶碗につがれたお茶のイメージとなったのは、
じつは茶色の概念が出来上がってからのことだったのです】
お茶の葉を炒って作ったお茶は茶色、蒸して作ったお茶は緑色と言う事のようですね。




 福岡県の昔話 【茶の実の話】…  上の写真が 「茶の実」 です。
【昔、或る片田舎に郡代様が視察に訪れ、その地にに泊りになりました。 
郡代様から 「茶の実が欲しいから此の村で一番の茶の実を持って来い」 との
御沙汰でありました。
村の者は皆心配して “此の村で一番の茶飲み(茶の実)と言へば誰が良かろうか” 
と言って、終いに一人の村一番の茶飲み、八十歳余りの婆さんを連れて来て、
かごに入れて皆んなでよいしょよいしょと担いで郡代様の宿まで行きました。
 
郡代様が 「茶の実を持って来たか」 と言われ、「持って来ました」 と言うと、
「然らばここへ茶の実を持って参れ」 と申されましたから、八十余りの婆さんを
づづっと前に差出し、「これが村一番の茶飲みで御座います」…と。 
郡代は大いに腹を立て 「馬鹿者、この婆さんに茶の実が生えるものか」 と叱りました。 
すると婆様はかごからごそごそ這い出て…「はい、ごそりごそり這へ(生え)まする」】(笑。


   「ひげ爺の子供見守り隊日誌」  6,496歩 4.6km 1時間15分
今日の見守りは2時半(1~3年生)と3時半の2回。 3時から見守って来ました。
5年生の男女が纏まって帰って来ました 「おかえり~」 「ただいま~」
「今日はなんか面白い事が有ったか?」 「5時間目の図工の時間になぁ…」 
「おう、どうした?」 「〇〇がなぁふざけてカーテンを引っ張ってん」 「おうおう」
「そしたら上からカーテンレールごとバサって落ちてん」 「あらら先生怒ったじゃろう」
「“何してんのあなたは~” ってスゲェ怒ってた。 はい話したからチョコ」(笑。
女の子に 「お前は?」 「その話をしようって思ってたのに… この子が先に…」
「他にはないんかい」 すると甘えた声で 
「ないの~、おっちゃ~ん、おねがい、チョコちょうだい」 「ダメよ話してくれにゃぁ」 
「優しいおっちゃ~ん、おねが~い、チョコちょうだ~い、おねが~~~い」(笑。
この子の演技力に免じて 「よっしゃ、はいチョコ」
すると他の男の子が 「きったねぇ~。 お前なにも話してないのにぃ~」 非難の声(笑。


今日の歩数    6,496歩 (優しいおっちゃ~ん、おねが~い子供見守り)
今月の歩数   68,014歩=  47.6km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数 2049,610歩=1434.7km
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「植物・シモバシラ(霜柱)」 シソ科

2019-10-08 18:38:50 | 日記
       「植物・シモバシラ(霜柱)」 シソ科
            花言葉は… 健気



 今朝の最低気温は午前2~6時の21.5℃。  最高気温は午前10時の25.5℃。
今日は昨日の爽やかな晴天と打って変わり、どんよりとした曇り空でした。
時折ごくごく弱い小雨も降り、肌寒い一日でした。


 今日の花は “花の文化園” で見た 「シモバシラ(霜柱)」 です。



名前は冬に枯れた茎の根元に、霜柱のような氷の結晶が出来る事から名づけられました。
以前、その氷の結晶は見た事が有るのですが、どんな花が咲くんだろうと思っていました。


穂状に咲く白い花… 長い蕊がピョンピョン、花にも “霜” のイメージがありますね。
花は花茎の一方(片側)にだけにだけ咲くようです。
別名を 「ユキヨセソウ(雪寄草)」 とも呼ぶそうです。

2017年1月25日(水)の日記   今日の花は 「シモバシラ」 です。


  
と云っても、地面に出来る “霜柱” ではなく、植物の名前です。
気温が氷点下になると、茎に霜柱状の氷の花が咲くところからこの名前が付けられました。 
私は、地上の水分が毛細管現象で吸い上げられ、冷やされて凍るもの、または
茎の中に残っていた水分が凍り、膨張して出来るものだと思っていました。
しかし調べてみてビックリ(汗。 全く違う事が分かりました。
茎に氷の花が咲く原理は… 冬に地上の部分は枯れてしまいますが、根はまだ活動していて、
茎に水分を送り続けているのだそうです。 その水分が茎の裂け目から滲み出し凍る。
この現象は、地中の根が凍るまで続く。  …と、云う事だそうです。




気温が高ければ凍りませんし、風が有っても氷は出来ません。 
雨が降ったら溶けてしまいます。 そして、極寒の時期には根も活動を休止します。
条件が揃った時だけに見る事が出来るんですね。 それが今日訪れた理由です(笑。
開園時間は10時です。 早く開けてくれよ、溶けてしまう~(笑。
入場料金を払う時、入園者の皆さんが 「今日はシモバシラが出来ていますか?」
と聞いておられました。 皆さん 「シモバシラ」 がお目当てなんですねぇ(笑。
立派なカメラが並ぶ中、デジカメでちょこちょこっと撮らせてもらいました(笑。

「シモバシラ」 は日本の固有種で、関東地方以南に分布するそうです。
学名は 「ケイスケア・ジャポニカ(Keiskea japonica)」 と云い、
江戸末期から明治時代に活躍した植物学者、伊藤圭介にちなんだ名だそうです。


   「ひげ爺の子供見守り隊日誌」  6,695歩 4.7km 1時間15分
今日の見守りは一斉下校で3時半からの1回です。 3時から見守って来ました。
4年生の女の子たちが帰って来ました 「おかえり~」 「ただいま~」
「今日は涼しいけぇチョコ持って来たでぇ」 「えっ、ちょうだい、ちょうだい」
「おうやるやる、今日学校で有った話をしてくれや」 
「今日なぁ “しまひきおに” の絵を描いて失敗した。 うち絵心が無いもん」 
「“しまひきおに” ってなんや?」 「絵本やねん。 寂しい鬼が島を引っ張るねん」
「島を引っ張る鬼か?」 ひげが地面(アスファルト)に警棒で島に縄をかけて
引っ張る絵を… 「こんとな絵か?」 「描けてないじゃん、わからんわぁ」
「そりゃアスファルトじゃけぇ描けんけど、お前、ちいたぁ想像力を働かせぇや」
「うち絵心が無いもん」 「絵心が無いのは分ったけぇ今度絵を持って帰る時は見せてくれや」
「嫌っ!」 「チョコ2個でどうや?」 「わかった、見せたるわぁ」(笑。

その “島ひきおに” はこんな物語でした。 “Ehonn Nabi” より…
 【昔、海の真ん中の島に鬼が住んでいて、ひとりぼっちで寂しがっていました。
ある嵐の晩、沖を通りがかった漁船が、遠くに光る鬼の目を家の明かりと見間違えて、
助けを求めて鬼の島へやってきました。 鬼はうれしくなって漁師たちの前に現れましたが、
漁師たちは肝をつぶし、命乞いをします。
人間たちと一緒に暮らすにはどうしたらよいかを尋ねる鬼に困惑した漁師たちは、
自分たちの島は狭いので、鬼が島をひっぱってきたら一緒に暮らせるのだが、
と、口からでまかせを言いいます。
これを真に受けた鬼は、島を引っ張って海を歩き、人間たちの島へと行くのですが・・・。

 鬼は何の悪いことをしたわけではなく、ただ寂しくて誰かと一緒にいたかっただけでした。
素直で純朴な鬼は、漁師たちに言われたとおりに島を引いて歩き出します。
行く先々の村で、鬼はだまされ、厄介払いを受けますが、それでも鬼は
一緒に暮らしてくれる相手を探して島を引くのです。
人間たちの卑怯な振る舞いに怒りを感じますが、人間たちとて家族を守らなければならず、
鬼と一緒に住むわけにはいかないのです。 鬼の報われない想いに、せつなく胸が詰まります。 
一方的にどちらが悪いということでないところに、このおはなしの悲しさがあると思うのです。

 このお話は、作者山下明生氏のふるさと、広島県の能美島の近くにある敷島という
無人島にまつわるいいつたえを元に作られています。
鬼の引っぱってきた島だから引島、それが敷島になったそうです。
作者自身が子どもの頃、誰にも遊んでもらえず感じた孤独、それがこのおはなしの
ベースになっていて、単なる民話ではない深みを感じることができるのでしょう】


今日の歩数    6,695歩   (絵心が無い? 子供見守り)
今月の歩数   61,518歩=  43.1km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数 2043,114歩=1430.2km
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「キクイモ(菊芋)」 キク科 

2019-10-07 18:31:11 | 日記
       「キクイモ(菊芋)」 キク科 ☆9月26日の誕生花☆
        花言葉は… 陰徳・美徳・気取らぬ愛らしさ・恵み



 今朝の最低気温は午前4時の16.0℃。  最高気温は午後1時の28.0℃。
今日は終日ほぼ快晴。 少し暑いのですが風は秋の風。 爽やかな一日でした。
えっ?! 台風19号がまた西日本に向けて北上中?
12日、13日は和泉地区の “だんじり祭り” なんですよねぇ(台風、あっち行け!。


  《朝散歩… 農園地帯 6.7㎞ 9,549歩 2時間15分》 
散歩に出た9時の気温は21.0℃。   晴れた空~ そよぐ風~… 
少しは汗もかくのですが、はしから爽やかな風が乾かしてくれます。
年に何日も無い絶好の散歩日和でした。
今日は “愛彩ランド(道の駅)” に車を置き、蜻蛉池公園の裏側の農園地帯を歩きました。


稲が黄金色に色付き、そろそろ刈り入れの時期を迎えていました。


早い田んぼではもう刈り入れが終わり、稲わらがこうして干されていました。
何かに利用されるんでしょうね。


 今日の花は 「キクイモ(菊芋)」 です。

もう何年もこの地(蜻蛉池公園の裏側の農園地帯)を歩いていますが、
今年はいつもの秋とは違う風景が広がっていました。


これまでも畑の一隅にこの花が咲いているのは見た事はあるのですが、
今年は本格的に栽培されて、あちこちで “菊芋畑” を見掛けました。 
切り花としてそんなに人気があるとは思えない 「菊芋」 がなぜ? 




 “旬の食材百科” によると 【菊芋は非常に繁殖力が強く、在来種に対し競合・
駆逐のおそれがあるとされ環境省から要注意外来生物に指定されています。
その一方で菊芋には “天然のインシュリン” といわれる “イヌリン” という成分を
豊富に含んでいることから、最近では美容や健康面から注目を集めつつある野菜の1つです。






菊芋は野生化したものが全国で見られる反面、生鮮食材としてはまだまだ
メジャーではなく、生鮮品として店頭に並ぶ量は非常に少なく、そのほとんどが
健康食品や健康飲料向けに乾燥させたものやそれを粉末にしたものを作る目的で
全国各地で栽培されています】 …と書かれていました。
ここもどこかの企業に委託されて作られているんでしょうか。


 “JA長野県・農” にはこんな事も書かれています。
【特産化が進む長野県… 長野県内ではいくつかの土地で菊芋の特産化が進められています。
菊芋はキク科ヒマワリ属の多年草植物で、最近では美容や健康面から
注目を集めつつある食品です。 原産地は北アメリカ大陸東部から中部にかけてで、
土地のインディアンの人たちの重要な作物の一つであり、彼らはこれを
「太陽の恵み」と信じ「太陽の根」と名づけていました。


不思議な力を与えられた食材… 菊芋は「天然のインシュリン」といわれる
「イヌリン」という成分を豊富に含んでおり、このイヌリンは血糖値の異常によっておこる
糖尿病などの病気の治療への応用が期待されている成分でもあることから、
近年脚光を浴びるようになりました。
ヨーロッパでは「21世紀の革命的食材」などといわれていたりします】 …と書かれています。


今日の歩数    9,549歩   (いつもと違う秋景色・朝散歩)
今月の歩数   54,823歩=  38.4km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数 2036,419歩=1425.5km
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