ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

皆さん 良いお年をお迎え下さい

2022-12-31 08:04:16 | 日記
 


                              《琴音》 ピンクのバラの花言葉は… 感謝 
《ご挨拶》 早いもので今年も今日が大晦日、あと十数時間で一年が終わろうとしています。
今年は体調が悪いなりにも、病気と上手く付き合って、なんとか乗り切れた… と、思っていたのですが、
暮れになって新たな病巣が見つかり、新年(来年)早々に入院し手術をすることになってしまいました。
今年のひげの漢字一文字は、昨年に続き 「病」 かなぁ(笑。

今年も入院(手術)のたびに沢山のブロ友さんから励ましのコメント、ありがとうございました。勇気づけられています。
また皆さんのブログを読ませていただき、ひげよりもっと辛い病と闘っておられる方もおられる…
ご自身の病気ばかりではなく、ご主人や奥さん、子供さんの看病に大変な思いをされている方もおられる… 頭が下がります。 
“まだまだ弱音を吐いちゃおられん” と、大いに刺激を受けました。
ひげも一言励ましのコメントを差し上げたいのですが、事情をよく知らない者がコメントをするには
話題(問題)が重いんですよね。 心の中で “頑張ってください” と声援を送っています。 

明日からしばらくの間、ブログの更新は出来ません。 ひげの 「明けましておめでとうございます」は
ぶじに退院してからになります。 いつになるか分かりませんが、必ず復活します。
その時はこれまで同様に、よろしくお付き合いをお願いします。

これからまだまだ寒くなります。 新型コロナやインフルエンザも心配です。
皆さん、体調には十分気を付けられ、楽しいお正月を過ごされますように… お祈りしています。

           
   

『来年こそは、全ての人々が平穏で安心して暮らせる一年であります様に!』(祈。
    それでは、皆さん 良いお年をお迎え下さい      コメント欄は閉じています


                                         
  今日の読み聞かせは、ひげ爺が書いた大人の童話「楽しみな食堂」です。⇦読み聞かせは嘘です  
 特にこれをアップしようという花もないので、困った時の「楽しみな食堂」をアップしてお茶を濁します
 でも、もしこれを子供らに読んで聞かせ、その感想を絵に描いてもらったら…ちょっと楽しみでもあります。
 食堂のお婆ちゃんは、きっと強そうなゴッツイお婆ちゃんに描かれると思います
 しかし実際は小柄で痩せた可愛いお婆ちゃんなんですよ

           「楽しみな食堂」 

 この食堂に初めて入ったのは平成15年、初孫が生まれた時に河内長野に住む娘の所から観心寺まで、
散歩に行って訪れた時です。 それからもう十数回行っています。
お昼の時間になり、お寺の傍に立派な食堂も有りましたが、気後れしそうなので、少し古びた様子のその食堂を選びました。


店内に入ると正面に全国の名所の菅笠(お遍路さんが被る日除け笠)が30個あまり飾ってありました
(笠には天竜川下りとか、東尋坊とか墨で書かれています)。
ガラスのショーウインドー内には、雑多な土産物に混じって何故か干支の焼き物、手芸で作ったような毛糸のお人形も。 
そして小さなテーブルにパイプ椅子。テーブル上のガラスコップに紫陽花の一輪挿しが印象的で、
なんか私が子供だった頃にタイムスリップしたような懐かしい空間でした。

 2009年9月18日(金)
その食堂は80才位の優しそうなお婆さんが一人でやっていました。
壁にズラッと張られたメニューを見ると、驚くほど多くの料理名が並んでいました。
このメニュー、お婆さん一人で全部作れるのかな、と思ったほどです。
※奥に50人位の宴会なら出来るだろうと思える大広間が有ります。
以前、繁盛していた時のメニュー表がそのままになっているのでしょう。 

「山菜うどん、お願いします」 「はあ~?」 補聴器の入ったお婆さんの耳に口を近づけ
「山菜うどん、さ・ん・さ・い・うどんをお願いします」 「へいへぇ~山菜うどん、へぇ」
しばらくして出て来たうどんの上に乗っている蒲鉾の一枚は、なんと干乾びて反り返っていました。 
ひげが今日の初めての客だったんだな~と思いながら食べ終わった頃…
「どうぞ」 と言ってミカンを一つ頂きました(笑。


次に訪れた時も山菜うどんを注文しました。 しかし出されたのは、 “山菜ソバ” でした。
まあ何が食べたいという訳ではないし、ソバが嫌いでもないので黙って食べ終わると、
「どうぞ」 と言って今度は柿を頂きました(笑。 
以後意地になって、以来ずっと “山菜うどん” を注文しています。 
3回に1度は違う麺類が出て来ます。
そしてネギが入ってなかったり、とろろ昆布を忘れていたり… 文句を言う気は全くありません。 
今では “山菜うどん” が何に変わるか、楽しみにしているほどです。 
そして食べ終わったころ、必ず 「どうぞ」 と言って季節の果物をいただきます(笑。 
このお婆さん、ええわ~(笑。

ある日は月見うどんが出て来て、巨峰を頂きました(笑。 
またある日は、“山菜うどん” を注文したのですが、うどんは切らしている、
「山菜ソバなら…」 と言う事で 「じゃぁ、それを!」 が…出て来たのは “月見ソバ”。 
ん~ん、すごいお婆さんだ!(笑。  で、「どうぞ」 はリンゴ2切れでした。
そしてこんな事も… 近所で何かの工事をしている人5~6人が入って来ました。
メニューを見渡し、それぞれに注文するものを決めていた時、お婆さんが…
「作るのに時間かかりまんな~、隣の店に行ってもらえんでっしゃろか~」 と(笑。
商売っ気は全くありません。 このお婆ちゃんには誰も敵いません(笑。

 2011年12月27日(火)
お婆さんは人が食べている時は奥に引っ込んでいて、殆んど出て来ません。
親しく話し始めたのはここ2~3回の事です。 で、今日の事…
ガラス扉を開けると、テレビを見ながら石油ストーブのお守りをされていました。
「山菜うどん、お願いします」 「はぁ~、うどんの玉は有ますんやけどな~
何も用意してまへんのや~、もう店閉めよう思うてますんや」 
来年87歳になられるそうで、もう食堂をやめる決心をされたようです。 
「素うどんでよろしかったら…」 出されたのは、油揚げが嫌と云うほど入った
“きつねうどん” でした。 「ご飯も有りますんやけど…」  「いえいえ、これで結構です」  
きつねうどんは500円です。 400円で良いと言うお婆ちゃんの手に500円玉を握らせると、 
「そうでっか、えらいすんませんな~ じゃこれを…」
と言ってミカンを3つ持たせてくれました。

 2012年8月21日(火)
昨年訪れた時、もう歳なので食堂は止めようと思うと言われていましたが、今日訪ねてみると
殆んどのシャッターは閉まっていましたが、一部上がっていて店内がうかがえました。
お婆さんが一人で食事中でした。 
「何か食べさせてもらえますか」 と訊くと 「すんませんな~ 食堂はやめましたんや」 
今はお土産物を売っているだけだそうです。
それでも 「これでも飲んで下され」 と栄養ドリンクの封を切ろうとされたので
あわてて辞退しました(笑。 心優しいお婆さん、いつまでもお元気で(祈。

 2012年9月27日(木)
観心寺と云えば “楽しみな食堂” です。 食堂はもう止められたのですが、店は開けて
おられます(お土産物や飲み物を売っておられます)。 
途中のコンビニでオムスビを買い、あわよくばお店で食べながらお話が出来るかな…と(笑。


お店を訪ねるとお婆さんはお昼の食事中。 お婆ちゃんはお元気でした(笑。 
一緒に食事しながら30分、たっぷりお話をしました。 
お婆ちゃんは母より5才下の87才(※当時)で一人暮らし。 
「私の母の一日は入れ歯探しから始まるんですよ」 と話すと… 
「そうなんですよ、私は補聴器探しからですねん。  寝る前、ついその辺に置いて寝て、
朝どこに置いたか忘れてしまって…」 同じですね(笑。
ガスを点けっ放しで警報のピッピが聞こえなくて、隣の人が聞きつけてくれたとか…。
今日も元気ですよと、玄関先に印をしとかなければとか…。 
炊事が負担に感じ始めたのでおかずの宅配を頼もうかとか…。 初めて親しくお話をしました。

 2012年12月25日(火)
今日も途中のコンビニでおむすびを買い、お婆ちゃんの “楽しみな食堂” で
お話ししながら食べようと思ったのですが…。 
お寺の前のどの食堂、お土産物売り場も “定休日” の札が下がっていました。
不吉な予感。 楽しみな食堂のシャッターは50cm程上げられてはいますが、
硝子戸は閉められていました。 
戸を開けて呼んでみたのですが、残念ながら不在のようでした。 
まあ、鍵がかかっていないと云う事はお元気なのでしょう。

 2013年7月23日(火) 
母をデイケアに送り出し、娘の所(河内長野市)へ孫に会いに行って来ました。 
と、云っても毎週のように会っているのですが、夏休みと云う事で…(笑。 
私のもう一つの目的は観心寺前の “楽しみな食堂” にお婆ちゃんを訪ねる事でした。 
最後に訪れたのは昨年暮れで、シャッターが少し開いてはいたものの、声を掛けても
出て来られず、心配していました。
高齢の為、もう食堂はやっておられないのですが、出来れば場所をお借りして
昼食を食べながらお話し出来たら…と、途中のコンビニでオムスビを買って行きました。
“楽しみな食堂” のシャッター1枚が開けられ、中を覗くとお婆さんが年配の男性と
話しておられました。 お元気そうです。 嬉しくなってその男性に軽く会釈しただけで…
「お婆さん、久し振りですねぇ、お元気でしたかぁ」 って明るく声を掛けたのです。
が、 “ありゃ、この掛け声、この口調は、お年寄りを訪ね、親切を装って騙す輩と同じ?”(汗。

案の定、その年配の男性が怪訝な顔をして 「母とどんなお知り合いですか?」(汗。
その男の人は息子さんだったんですねぇ(笑。 
知り合った経緯を話し、お婆さんにも加勢してもらって… 後はもう…(笑。 
息子さんを交えて3人で大盛り上がりのお喋りです。
息子さんは私より3歳年下ですが、会社の役員をしているのでまだお勤め…、
すこし離れた所にお住まい…、 お婆さんは今年88歳で一人住まい…、
近所の八百屋さんの主人が倒れ、店を閉めていて食材が手に入りにくい…、
朝店を開けるのが遅くなった時は、近所の男の人が 「婆さん、まだ生きとるかぁ」 と
声を掛けてくれる…、 最近は耳が遠くなって…等々(笑。

「そうですかぁ、ひ孫さんは何人おられるんですか?」 「孫は女の子3人おるんですがなぁ
誰も結婚せんのですわぁ、あんまりうるさく言うと嫌われるんで、言わん事にしとるんです」
多分、私の娘と同じ年頃なんでしょうねぇ(笑。 
「今日はその子たちが来て、夕食を作ってくれますねん」 「そりゃ今晩はご馳走ですねぇ」
「へえ、楽しみにしてますねん」(笑。
食堂をされている時はほとんど話した事の無いお婆さんでしたが、今日はたっぷり話しました。
「愛想おまへんでしたなぁ、またおこしやす。 今日は楽しゅうおました」
「いえいえ、こちらこそ… また来ます、お元気で…」

 2013年8月22日(木)
“楽しみな食堂” のシャッターは1m位引き上がられていて、中を覗くとお婆さんはお昼寝中。
悪いな~とは思ったのですが、折角来たんだからと思って声を掛けました。
機嫌良く目覚めてもらってホッ。 「お元気でしたか~」 「最近は脚が弱ってあきませんねん」
買い物は息子さんのお嫁さんに頼んで、買って来てもらうのだそうです。

 
近々、店を閉めるかも知れないので、店に飾っている笠を貰ってくれと頼まれ、一ついただきました。 
笠には “南紀白浜・三段壁” と書かれていているので、日頃被っては歩けませんね(笑。
子供の見守りで被ったらどうだろう? 生徒間で評判になるかも?(笑。
「今度はいつ来てくれます?」 「冬休みですかねぇ、元気でいて下さいよぅ」


帰りにセルフタイマーで “木枯らし紋次郎” 風に撮ってみました。
が、やけに太って見えますねぇ(笑。

 2014年7月22日(火)
今日も途中のコンビニでオムスビを買い、楽しみな食堂で場所を借りて食べさせて
もらおうと思っていたのですが、シャッターは全て閉じられ人の気配は有りません。
不安なまま帰路に着き、木陰で持参したオムスビを食べていると、
郵便配達の人が通り掛かったので訊いてみました。 
「昨日も見ましたが元気そうでしたよ」 安心しました(笑。

 2014年11月21日(金)
昨日娘の所に車を止めて延命寺の紅葉を見に行ったのですが、もう一つの目的は
「楽しみな食堂」 のお婆ちゃんに会うためでもありました。
7月に訪ねた時は、シャッターは全て閉じられ人の気配は無かったのですが、
郵便配達の人が通り掛かったので訊いてみると 
「昨日も見ましたが元気そうでしたよ」…でした。

昨日も、もし会えたらお話をしながら食べさせてもらおうと、途中のコンビニで
オムスビを買って行きました。 シャッターは全て開いていました。
お婆ちゃんは少し耳が遠いので、大きな声で 「こんちは~」 ・・・・・あれ?
手でメガホンを作って更に大きな声で 「こんにちは~」 「へいへい」(ほっ・笑。
私の顔を見ると 「はいはい、お待ちしていました。 おいくらでしたかな~」(汗。
「お婆ちゃん、わたし、わたし、ひげですよ。 以前 笠をいただいた…」
「ああ~、最近物忘れが酷うおましてなぁ、集金においでかと思いましてん」
やれやれ、思い出してもらって良かった~(笑。
7月に来た時、シャッターが下りていて心配した事を話すと
「もう店を閉めましたやろ。 近所の方やお寺(観心寺)の方たちに良く旅行に誘われますねん」
未だに杖は使わず歩いているそうです 「一度杖を使うと頼ってしまいますやろ」
?ちょっと違うと思いましたが、これがお婆ちゃんの真骨頂なんでしょう(笑。
見ると柱に杖が立て掛けて有ります 「これ、お婆ちゃんの杖じゃぁないんですか?」
「いやいや、それはお客さんの忘れ物ですねん。 私は一度も使った事はありません」(笑。

朝、お婆ちゃんが起きて来ない時は “元気か~” と書いた紙が扉に挟んで有る事。
近所の人に買い物を頼むが、気を遣うとの事。 お孫さんたちが良くしてくれる事…
外に聞こえる位(お婆ちゃんは耳が遠いので)大きな声で30分ほどお話しました(笑。
「それじゃまた来ます。 くれぐれも転ばないように気を付けて下さいよ」
「次はいつ来てくれはりますかいなぁ」 「学校が冬休みになったらまた来ますよ」
私は、孫に会いに来た時に…との気持ちで言ったのですが
「そうですか、座敷は広いですさかい、お孫さんと来てもらっても遊べますさかい」(笑。
孫たちと一緒に来ると勘違いされたようです(笑。

 2015年3月26日(木)
観心寺へは11時半に娘宅をスタート。 途中コンビニに寄ってサンドイッチを買い、
道中の景色の良い川縁で水のせせらぎを聞きながらいただきました。
ちょっとしたピクニック気分です(笑。 
お天気がいいのでリュックを背負って散策する方を沢山見掛けました。 
で、楽しみな食堂に着いたのですが… シャッターは降りたままでした。
食堂の隣の畑で仕事をしていた小父さんにお婆さんの安否を聞いてみました。
「もう施設に入ってんとちゃうか? 最近見掛けんさかい」
・・・やっぱり最後はそう云う事になるんですねぇ(汗。


昨年11月に訪れた時は、まだ杖は使っていない。 近所の方やお寺(観心寺)の方たちに良く旅行に誘われる。 
朝、お婆ちゃんが起きて来ない時は “元気か~” と書いた紙が扉に挟んで有る… などと話され、
お元気そうだったのですが。 これでこのお婆ちゃんとの10数年間の縁は切れてしまったのかなぁ。
どこの施設に入っているのか分からないし、たとえ分かったにしても訪ねて行くほどの関係でも無いですし… 
寂しいですね。 この辺りを散歩する楽しみが無くなりました。

 2015年8月23日(日)
今日は観心寺回りの里山に “キツネノカミソリ(狐の剃刀)” を撮りに行って来ました。

もう介護施設に入られ、会えないと思っていた食堂のお婆さんに奇跡的に会えたのです。
10時前、観心寺の駐車場に車を止めて、ふと前を見るとあの「楽しみな食堂」のシャッターが上がっているでは有りませんか。 
もしや!? と思い 「こんにちは~ こんにちは~」 声を掛けましたが返事がありません。
「こんにちは~ こんにちは~」 奥から男の人の声で 「は~い」
以前会った事の有る(母とどんなお知り合いですか?と疑われた)息子さんです。
「シャッターが開いていたので、もしかしてお婆ちゃんが帰っておられるかと思って…」
と言うと 「居ますよ、いま便所に行ってて… ちょっと待っといて下さい」(笑。
「はいはい、どなたさんですかいなぁ?」 「お婆ちゃん、私を覚えてます?」
「・・・」(汗。 「まえに良くお昼を食べに来た… 笠をもらった…」
すると息子さんが頭を指さし 「痴呆が進んで物忘れが酷いんですわぁ」
「息子とケンカばかりしてますねん」 とお婆ちゃん。
息子さんによると、同じ事を何度も何度も訊ねるのでついついケンカになるんだそうです(笑。

昨日今日は息子さんがお休みなので、一時帰宅と云う形で家に帰っているそうです。
「お婆ちゃん、施設は楽しいですか?」 「へいへい、皆んな良くして下さいますで」
「施設ではどんな事をしてるんですか? 歌を歌ったり、折り紙したり…」
「わたし、そんなん嫌いですねん」(笑。 お婆ちゃんらしいですねぇ。
「じゃ何が好きなんですか?」 「身体を動かすことですなぁ、昔卓球やってましてん」
「いつ頃です?」 「女学校の頃からですなぁ」 というと戦前? 凄い!(汗。
「今でも杖は使うてませんのやで」 お婆ちゃんの自慢です(笑。
息子さんに杖を買ってもらったのですが、突いて行っても帰りには忘れて帰るので
息子さんに良く叱られるそうです(笑。 30分ほどお話して別れました。
「これからどこへ?」 「山沿いを歩いて花の写真を撮って来ようと思っています」


・・・・・里山を散歩してお昼過ぎ、食堂の前を通るとお婆さんがお昼御飯中でした。
「お婆さん、今帰りました~」 「 ・ ・ ・ 」 …いいんですよお婆ちゃん(笑。
これがお婆ちゃんに会った最後でした。

 2018年8月18日(土)
今日は河内長野に住む娘のところに車を置き、観心寺周辺を歩いて来ました。
9時の気温は25.4℃。爽やかな乾いた風が心地良かったです。 観心寺といえば…
以前からのブログ友さんは 「楽しみな食堂」 のお婆ちゃんを覚えておいででしょう。
あのお婆ちゃん、お亡くなりになっていました。
「楽しみな食堂」 の有った場所を通り掛かると、なんか以前と景色が違う…
「楽しみな食堂」 は跡形もなく更地になっていました。 もしかして…
付近の違う食堂に入り、コーヒーを注文し(別に飲みたくはなかったのですが)、
お店の人にお婆ちゃんの安否を訊ねると 「今年初めにお亡くなりになったんですよ」(汗。


           お婆ちゃん、ごちそうさま
      もう一度お会いしたかったなぁ ご冥福をお祈りします


 12月31日(土) 和泉市の今日の天気予報は “晴” です
昨日の予報も “晴” でした。昨日もよく晴れて、朝の最低気温は4.0℃でした。
最高気温は9.9℃まで上昇。しかし少し風があって(3m/s)多少小寒い天気でした。
 北の地方と日本海側の地方は “正月寒波襲来” との事ですが、ここ大阪は多少の風はあるものの良い天気が
 続くようです。今朝も美しい朝焼けが見れました。 最低気温は3.9℃でした。最高気温は9.6℃を予想。 
 お正月三ヶ日は初詣日和になりそうですね。風邪など引かないように暖かくして…


コメント (22)
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「エリカ 4種」 ツツジ科 

2022-12-29 08:55:45 | 日記
        「エリカ 4種」 ツツジ科 ☆2月15日の誕生花☆
            花言葉は… 孤独・博愛・幸運



                「ウインターファイヤー」


> 12月30日(金) 和泉市の今日の天気予報は “晴” です
昨日の予報は “晴” でした。このところ大阪は穏やかな天気が続いています。
昨日も終日柔らかな日差しが降り注ぎ、最低気温は5.0℃でしたが、
 最高気温は10.3℃まであがり、日差しのもとではプチ小春日和でした。
 今日も和泉市の予報は “晴” です。今朝も良く晴れています。最低気温は4.2℃でした。
 1時間ごとの予報を見てみると、高気温は9.0℃ですが、一日中日差しがあり、
 風も弱く、穏やかな日になりそうです。 近畿の太平洋側はこの先もしばらくは好天気が続くようです

 〖近畿地方の天気予報〗 晴れたり曇ったり 防寒必須 ウエザーニュース
 金曜日は日差しが届くものの、北のエリアほど雲が広がりやすくなります。特に、北部はにわか雨や雪が心配です。
 朝晩はぐっと冷え込み、昼間も寒くなるため、お出かけには防寒フル装備が欠かせません。



 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」「岸和田市小中学生絵画展」
 子供たちの描いた力作絵画を紹介します。 ※ 前回紹介した絵を再びの…事もあります
 (どの絵をアップしたか記憶があいまいで… あっちの方、だいぶ進行しています
 
     「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」… 
 
今日の読み聞かせの絵は、小学3年生が描いた「どんぐりと山猫」です。
 《Wikipedia》によると…『どんぐりと山猫』(どんぐり と やまねこ)は、宮沢賢治の童話。
 1924年(大正13年)に刊行された短編集『注文の多い料理店』に収録されている。
 係る短編集は賢治が生前に出版した唯一の作品集である。

           「どんぐりと山猫」はこんな物語です    マルノートより》
登場人物  かねた一郎……主人公の男の子。尋常小学校の3~4年ぐらい。
      山猫……裁判長。陣羽織や黒い長い繻子の服を着て堂々とした紳士風の猫。
      馬車別当…山猫の部下。馬車を運転する係。奇体な片眼の男。
      どんぐり達…赤いズボンを履いた金色のどんぐり。自分は偉いと思いたい。



おかしなはがきが一郎のもとに届きました。山猫からで、内容は明日の裁判の招待でした。
一郎はうれしくてたまりません。 山猫の顔や、その裁判のようすを思い浮かべながら、その日は眠りにつきました。

次の日の朝、一郎は山に向かいました。
坂をのぼり切ると、にわかに、うつくしい黄金きんいろの草地が目の前に広がりました。
そこに、せいの低い気味の悪い男が立っていました。

男は山猫の馬車別当(御者。馬車を運転する人)でした。
「あのはがきはわしが書いたのだよ」男が言います。 気の毒になった一郎は、文章がうまい、と男にお世辞をいいました。

風がどうっと吹きました。「よくいらっしゃいました。どんぐりどものあらそいでこまったことになったので、
あなたのお考えをうかがいたいと思ったのです」黄色い陣羽織を着た山猫が現れました。
足元からは、塩のはぜるような音がしてきます。それは、三百以上の黄金のどんぐりでした。

 どんぐりたちは何かを叫んでいます。
 「大きいからえらい」「頭がとがっているからえらい」
 「せいが高いからえらい」つまりは、
 「自分がいちばんえらい」と言っています。
 山猫がなかなおりをするように言ってもききません。

 「どうしたらいいでしょう」
 山猫がたずねたので、一郎は答えました。
 「このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、
 まるでなっていないようなのが、いちばんえらいと
 いい渡してください。ぼくお説教できいたんです」

 それを山猫がどんぐりに伝えると、どんぐりたちは
 しいんとして堅まってしまいました。

 裁判は終わりました。「ありがとうございました。私の裁判所の名誉判事になって、これからも来てください。」
 山猫はさらに一郎に言います。
 「呼び出しのはがきの文句は、用事これありに付き、明日みょうにち出頭すべしと書くのはどうでしょう」
 その文句はなんだか変だと感じたので、一郎は笑いながら断りました。山猫は残念そうでした。


「わかりました。今日のお礼は黄金のどんぐり一升と、塩鮭のあたまとどっちをおすきですか」
「黄金のどんぐりがすきです」「はやく、どんぐりを持ってこい。めっきのどんぐりをまぜてもいい」
 どんぐりを受け取り、別当の馬車に乗り、一郎は帰りました。
 自分の家の前についた時には、黄金のどんぐりは茶いろのどんぐりに変わっていました。

 それからあと、山ねこ拝というはがきは、もうきませんでした。
 出頭すべしと書いてもいいと言えばよかったと、一郎はときどき思うのです。  - 宮沢賢治『どんぐりと山猫』完 -



         名画を題材にした子供の絵 
   今日の絵は小6の男の子が描いた 「名画の中におじゃましま~す!」 です。

 

  葛飾北斎の描いた “神奈川沖浪裏” で富士登山?
 もう1枚はサーフィン 富士山は噴火? 
 う~ん、そう来たか(笑。でも危ないぞ、気を付けてね(笑。
 
《Wikipedia》によると…凶暴なまでに高く激しく渦巻く
 波濤と、波に揉まれる3艘の舟、それらを目の前にしつつ、
 うねる波間から遥か彼方にある富士の山を垣間見るという、
 劇的な構図をとっている。一筋一筋の水の流れ、
 波濤のうねり、波に沿わせた舟の動き、
 富士山のなだらかな稜線といったものはすべて、
 幾重にも折り重なる対数螺旋の構成要素となっている。
 本来雄大なはずの富士山は小さく描かれ、
 前景の大波の豪快さと対比させている。




 今日の花は今まで撮り溜めて来た 「エリカ」 の花の数々です。
皆さん、昔聴いた歌の中に出て来る花で、何となく気になっていた花って有りませんか? 
ロマンチックな響きの名前だったり、自分の地方には咲いていない北の花だったり、南の花だったり…。
私は “リラ” “エーデルワイス” “忘れな草” “からたち” “アカシア” 等々ですが、この 「エリカ」 もそうでした。
今では検索で簡単に調べられるのに、気になっていた事自体を忘れていたりして…。
「エリカ」 は世界に数百種あり、この辺りでも鉢植えなどで7~8種類見る事が出来ます。
※写真は過去に撮ったものです。

「エリカ」 は英語では 「ヒース」 と言います。  
「ヒース」と云えば…  E・ブロンテの小説 “嵐が丘”。 その舞台はイングランド… 
子供の頃に引き取られた家で虐げられ、後に大金持ちになってその家の人達に復讐するお話でした。 
その館の周りの荒野に生えていたのが 「ヒース」。  主人公 “ヒースクリフ” の名前由来の 「ヒース」。 
「ヒース」 ってどんな花なんだろうと思っていました。


 最初は 「鈴蘭エリカ」 5ミリほどの小さな白い花を3輪1セットで 沢山付けます。 



まるでガラス細工のように繊細で透き通って見えます。

ガーデニング花図鑑》によると… 南アフリカのケープ原産のツツジ科エリカ属の低木で、枝先に真っ白で
小さな花が三つ咲くのですが、枝の分岐が非常に多いので、びっしりと咲きます。高さは60センチほど。
耐寒性があり、冬は戸外で管理します。とはいえ霜に当たると傷みますので、冬は軒下で管理してください。



 
清楚な雰囲気 ですが、“鈴蘭” のような静かさ、寂しさは有りませんね。 
どちらかと言えば、同じツツジ科の“ドウダンツツジ”の花に良く似ています。


 このエリカは 「ホワイト・ディライト」 と云う品種です。



ストローを短く切った様な面白い花形ですね。 

風散歩》によると…この品種は、何といっても強い‼ 強すぎるぐらい強いです。夏も冬も平気な常緑小低木です。
ただ、一番きれいだと思うのはこれからのシーズン=秋からですね。クリスマスや迎春の寄せ植えにもピッタリですよ。
釣鐘状の透き通るような白い花がぎっしりつき、とってもきれいです。
蕾はほんのりピンクがかって見えるものもありますが、咲くと真っ白。そして次第に先だけがピンクがかってきます。




咲き始めは透明感のある白い色で、時が経つと先がピンクに変わり、筒先を閉じます。 
白とピンクに葉の緑、何となく華やかでロマンチックな感じですね。


 この写真は 「ウインターファイヤー」 です。




園芸ネット》によると…小さな花をいっぱいにつけるエリカ(ヒース)はヨーロッパ及び南アフリカ原産の低木。
荒れた酸性土壌に育ち、円筒形やベル型の花を咲かせます。多くは冬から春咲きですが、ウィンターファイヤーは
鮮やかな濃桃色の筒状の花を冬に咲かせるエリカです。エリカの中では比較的小型で鉢植えに適しています。
寒さに弱いので、鉢植えにして冬は室内で管理してください。冬シーズンの寄せ植えの素材としてもおすすめです。 




寒さにあたると真っ赤に色付き、文字通り “冬の炎” ですね。

 散歩中に最も良く見かける 「ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)」 です。





花の中心の黒い部分を、ヘビの目に見立てて 「蛇の目エリカ」 と名付けられています。
別名は 「黒蕊(クロシベ)エリカ」 と呼ばれています。 遠目には霞が掛かったように咲いている印象ですが、
ひとつの花は5mm程の鐘形で、近寄って見ると結構可愛い花です。 原産地は南アフリカと云われています。


「蛇の目エリカ」 の原産地は南アフリカなので、 “嵐が丘” の館の周りに咲いていた
「エリカ」 とは違う品種のようです(笑。
「エリカ」 の名は、ギリシア語の  “エイレケー(砕く)” に由来する云われ、
一説には体内の胆石をとる(砕く)薬効が有るからだと云われています。
               
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「クチナシ(梔子)の実/花」 アカネ科 

2022-12-29 07:55:53 | 日記
     「クチナシ(梔子)の実/花」 アカネ科 ☆6月7日の誕生花☆
              花言葉は… 沈黙・胸に秘めた愛・私は幸せ




 12月29日(木) 和泉市の今日の天気予報は “晴” です
昨日の予報は “晴時々曇” でした。 昨日の朝もいい天気でしたねぇ。
雲一つない空が鮮やかな朝焼けに染まっていました。奇麗でしたよぅ
 晴れた分、朝は寒かったです(0.5℃・最低気温更新)が、日中は11.5℃まで上昇。
 風もほとんどなく、この時期としては穏やかで日差しが温かく感じた一日でした。
 今日の予報は “晴” です。終日 が並んでいて、最低気温4.4℃、最高気温は9.5℃を予想しています。
 大阪は先日までの寒波が嘘のように穏やかな日和が続いています  今日 明日 明後日 晴天の予報です。


 〖近畿地方の天気予報〗 北ほど雲の広がりやすい空 ウエザーニュース
 木曜日の中部や南部は日差し優勢の空で、一時的に雲が広がることもあります。北部は雲の広がりやすい空。
 にわか雨やにわか雪にご注意ください。引き続きこの時期らしい寒さで、防寒が欠かせません。



 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」「岸和田市小中学生絵画展」
 子供たちの描いた力作絵画を紹介します。 ※ 前回紹介した絵を再びの…事もあります
 (どの絵をアップしたか記憶があいまいで… あっちの方、だいぶ進行しています
 
     「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」… 
 
今日の読み聞かせの絵は、小年生が描いた「日本昔話 かさじぞう」です。
 《Wikipedia》によると…日本の伽話の一つで、とりわけよく知られる昔話の一つ。
 親切を施した無欲な善行者に思いがけない福運が謝礼としてもたらされる話である。
 具体的には、貧しくとも心の清い老夫婦が、路傍の石地蔵(地蔵菩薩の石像)に
                        菅笠を被せてやり、その恩返しを受けるというもの。

  「日本昔話 かさじぞう」はこんな物語です
     《福娘童話集より》


  【昔々、あるところに、貧乏だけど心優しい、
 おじいさんとおばあさんがいました。ある年の大晦日の事です。 
 おじいさんとおばあさんは、二人で笠を作りました。
 それを町へ持って行って売り、お正月のおもちを買うつもりです。
「笠は五つもあるから、もちぐらい買えるだろう」
「お願いしますね。 それから今夜は雪になりますから、
 気をつけて下さいよ」おじいさんは、
 五つのかさを持って出かけました。

 ⇦ 保育園年長の女の子の作品

 
        ⇧ 小学2年生の女の子の作品                 ⇧ 大阪の絵画教室の作品(学年不明)  

 家を出てまもなく、雪が降ってきました。 雪はだんだん激しくなったので、おじいさんはせっせと道を急ぎました。
 村はずれまで来ると、お地蔵さまが六つならんで立っています。お地蔵さまの頭にも肩にも、雪が積もっています。
 これを見たおじいさんは、そのまま通り過ぎる事が出来ませんでした。
「お地蔵さま。雪が降って寒かろうな。せめて、この笠をかぶってくだされ」
 おじいさんはお地蔵さまに、売るつもりの笠をかぶせてやりました。

 でも、お地蔵さまは六つなのに、笠は五つしかありません。
 そこでおじいさんは自分の笠を脱いで、
 最後のお地蔵さまにかぶせてやりました。

 家へ帰ると、おばあさんがびっくりして言いました。
「まあまあ、ずいぶん早かったですねぇ。それに、
 おじいさんの笠はどうしました?」
 おじいさんは、お地蔵さまのことを話してやりました。
「まあまあ、それは良い事をしましたねえ。おもちなんて、
 なくてもいいですよ。おばあさんは、ニコニコして言いました。

 その夜、夜中だと言うのに、ふしぎな歌が聞こえてきました。
 ♪じいさんの家はどこだ。 ♪笠のお礼を、届けに来たぞ。 
 ♪じいさんの家はどこだ。 ♪笠のお礼を、届けに来たぞ。
         ⇧ 小学2年生の男の子の絵

 ⇦ 3年生の女の子の作品

歌声はどんどん近づいて、とうとうおじいさんの家の前まで来ると、ズシーン!
と、何かを置く音がして、そのまま消えてしまいました。 おじいさんがそっと戸を開けてみると、
おじいさんのあげた笠をかぶったお地蔵さまの後ろ姿が見えました。
そして家の前には、お正月用のおもちやごちそうが山のように置いてありました】 …終わり。
「日本昔話 かさじぞう」 ⇦ ここをクリックすると、約4分30秒の 朗読を聞くことが出来ます。


         名画を題材にした子供の絵 
   今日の絵は5年生の男の子が描いた 「ぼく・わたしの 風神雷神」 です。

 

  俵屋宗達の “雷神” にお邪魔しています(笑。 
「風神雷神」はよく小学生に描かれていますが、
 特に「雷神」の方に人気がありようです。
 版画に彫られている作品もよく見かけます。
 この絵を描いた子供も小さく描かれていますが、
 もう少し雷神さんに絡んでほしかったなぁ
 
《京都国立博物館》によると…款記も印章もそなわらないこの屏風が、
 俵屋宗達(生没年不詳)であることを疑う人はいない。尾形光琳も、
 さらにそのあとの酒井抱一も、これを模倣した作品を制作している。
 ここに貼りつめられた金箔は、描かれる物象の形を際立たせ、
 金自体が本然的にもっている装飾的効果として働いている。そればかりではなく、この屏風においては、金箔の部分は
 無限の奥行をもつある濃密な空間に変質しているのである。つまり、この金箔は、単なる装飾であることを越えて、
 無限空間のただなかに現れた鬼神を描くという表現意識を裏打ちするものとして、明確な存在理由をもっている。



       


 〖新型コロナ死者415人 一日の発表で過去最多(7波超え)〗(28日)
  まぁねぇ、国民はもう年末年始の計画を立ててしまっているだろうから、いまさら行動制限することは
 出来ないだろうけど… なんか規制が必要だったんじゃないかなぁ  正月明けは大変な事になりそう


      
    28日発表された新型コロナウイルスによる全国の死者数は415人で、ことし9月2日の347人を上回って、
一日の発表としてはこれまでで最も多くなりました。 また、28日発表された新たな感染者は、21万6219人でした。




コロナ 死者415人で過去最多(7波超え) 感染21万6219人  NHK 12月28日
 国内 新型コロナウイルス感染者 21万6219人。
 一週間前の同曜日発表の人数より 9137人増加
 死者は新たに 415人の報告がありました。
 重症の患者は前の日より5人減って 577人。☆
 
 東京都 新型コロナ2万243人感染確認 21人死亡。
 一週間前の同曜日発表の人数より 943人減少。
 重症の患者は前の日より3人減って 49人。☆  

 大阪府 新型コロナ 1万3415人感染確認 18人死亡。
  一週間前の同曜日発表の人数より 1190人増加。
 重症の患者は前の日から2人減って59人。☆ 

 ⇧ 表は NHK NEWSより   トピックス ◇ 茨城、和歌山、大分の各県で過去最多を更新
                    ◇ 全国 先週の水曜日(21日)より増加       
                     ◇ 新型コロナ死者過去最多 「5類」見直し見解案まとまる
                     ◇ 東京都 コロナ 21人死亡 2万243人感染確認 23日ぶり前週下回る
                             





        世界中の人々が、安心して暮らせる平和な世の中になりますように(祈。



 今日の花は 「クチナシ(梔子)の実/花」 です。 まず花を。




花は6月中旬ごろ咲きますが、とても “甘~い香り” がします。
“甘い” は味覚の領域ですが、この花の “甘さ” は嗅覚で感じます。
ケーキ屋さんの裏通りを歩いている …そんな匂いです。




中国では “名香花” として “七香” の一つとされています。
“七香” とは 梅(ウメ)、百合(ユリ)、菊(キク)、金木犀(キンモクセイ)、
茉莉(ジャスミン)、水仙(スイセン)、そして 梔子(クチナシ) の七種だそうです。
こうして花の写真を見ているだけで、あの甘~い香りが漂って来るようです。






八重の花と一重の花が有りますが、八重の花は結実しません。
実を結ぶのは一重の花だけで、その実は秋深くなると美しく色付きます。 
「クチナシ」 の名前は、この実に由来します。




その実は成熟しても割れる事が無いので、割れ口が無い…
口が無い…クチナシが、名前の由来だと考えられています。  
また、この実には鋭い棘が有り、 “口ばし” の様に見える事から、
クチバシ ⇒ クチナシに変わったとも云われています。


この実の形、どこかで見た事は有りませんか? 
じつは、この実の形が将棋盤や碁盤の脚にデザインされているんです。


それに意味があって… “対局者以外は口を出してはいけない(口無し)” という意味なんだそうです(笑。 
岡目八目、つい口を出したくなりますもんね(笑。
「クチナシ」 の名前は、この実は熟しても口を開かない事に由来しています。 
また 「クチナシ」 は “朽ち無し” に通じ、開店や開業、記念日などの縁起物として贈られる事もあるそうです。




「クチナシの実」 を乾燥させた物は 「サンシシ(山梔子)」 と云い、この実が “栗キントン”  や  
“たくあん”  “麺類”  “お菓子” などの黄色の着色材として使われています。
食品の表示欄には 「着色料クチナシ色素」 と表示されています。 
原産地は日本を含む東アジア、中国、台湾、インドシナ半島です。



       


コロナ 死者415人で過去最多(7波超え) 感染21万6219人  NHK 12月28日
 国内 新型コロナウイルス感染者 21万6219人。
 一週間前の同曜日発表の人数より 9137人増加
 死者は新たに 415人の報告がありました。
 重症の患者は前の日より5人減って 577人。☆
 
 東京都 新型コロナ2万243人感染確認 21人死亡。
 一週間前の同曜日発表の人数より 943人減少。
 重症の患者は前の日より3人減って 49人。☆  

 大阪府 新型コロナ 1万3415人感染確認 18人死亡。
  一週間前の同曜日発表の人数より 1190人増加。
 重症の患者は前の日から2人減って59人。☆ 

   ⇧ 表は NHK NEWSより   トピックス ◇ 茨城、和歌山、大分の各県で過去最多を更新
                    ◇ 全国 先週の水曜日(21日)より増加       
                     ◇ 新型コロナ死者過去最多 「5類」見直し見解案まとまる
                     ◇ 東京都 コロナ 21人死亡 2万243人感染確認 23日ぶり前週下回る
                        




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「多肉植物・火祭り」 ベンケイソウ科

2022-12-28 08:13:00 | 日記
         「多肉植物・火祭り」 ベンケイソウ科 
            創作花言葉は… 秘めた情熱・燃ゆる憧れ




12月28日(水) 和泉市の今日の天気予報は “晴のち曇” です
昨日の予報は “晴” でした。青い空にほどほどの雲、日差したっぷり、風は無く、
気温は久しぶりに10℃超え、寒さで縮こまった肩の筋肉がほぐれる…そんな気がする
 ぽかぽか陽気の気持ちの良いお天気でした(最低気温4.0℃、最高気温10.3℃)
 今日の予報は “晴のち曇” です。見事な朝焼けが見られ、最低気温は1.0℃(この冬最低気温)と良く冷えました。
  は昼過ぎまでで、夕方からは が多くなる予報です。ですが雨の心配はなさそうです。
 最高気温は11.6℃と、この時期とすれば暖かいですね。風も弱く(1m/s)今日も穏やかな日和になりそうです


 〖近畿地方の天気予報〗 中部や南部は穏やかな空 ウエザーニュース
 月曜日の中部や南部は日差しが届いても、雲の広がることがあります。奈良県南部ではにわか雨や雪の可能性あり。
 北部は午前を中心に雨や雪が降りやすく、強まるおそれがあります。午後は止む時間が増えそうです。


  昨日は妻を行き付けのクリニックにコロナワクチン(5回目)を打ちに連れて行き、
ひげは今年最後のブロック注射を打ちに行って来ました。 クリニックの診療は今日までなので
 お客さん(患者)が多く、時間がかかると覚悟していました。 が、待合には3人だけ
 皆さん、ちゃんと計画的に受診され、お正月に備えておられるんですね。 
 と、いう事で注射+マッサージ(ウオーターベッド)で30分もかからず終わりました。
いつもは妻との待ち合わせに公園を利用するのですが、今日は時間がかかると思い、スーパー(時間つぶし)にしていました。
が、あまりにも事がスムースに事が運び、もしかして、妻はまだスーパーに行き着いていないかも… と思い、
妻のクリニック~スーパーへの道を追うと… とぼとぼと歩く妻を発見  今日は皆んなうまくゆく
 妻を車に乗せ、そのままスーパーへ。今年はもう玄関のしめ縄はすまい(めでたくもない無いので)と思っていましたが…
思い直して、ごくごく小さなリース型のしめ飾りを買いました  帰宅後、早速玄関に取り付けました(早いか?



 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」「岸和田市小中学生絵画展」
 子供たちの描いた力作絵画を紹介します。 ※ 前回紹介した絵を再びの…事もあります
 (どの絵をアップしたか記憶があいまいで… あっちの方、だいぶ進行しています
 
 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」… 
 
今日の読み聞かせの絵は、6年生がが描いた「百羽の鶴 」です。
 百羽のツル(絵本) 作:花岡大学 絵:とだ こうしろう 出版社:戸田デザイン研究室
 互いを思いやる心、慈しむ心。そうした「心のつながり」を簡潔な文で表現した優しい物語。
 読み聞かせにも最適です。青を基調とした背景に浮かび上がる美しいツルの姿に心を動かされます。

  「百羽の鶴」 はこんな物語です 
 【冷たい月の光で煌々と明るい、夜ふけの広い空でした。
 そこへ、北の方から、真っ白な羽をひわひわと鳴らしながら、
 百羽の鶴が飛んで来ました。百羽の鶴は、みんな同じ速さで、
 白い羽を、ひわひわと動かしていました。

 首をのばしてゆっくりゆっくりと飛んでいるのは、
 疲れているからでした。なにせ、北の果ての寂しい氷の国から、
 昼も夜も休みなしに、飛び続けて来たのです。  
 だが、ここまで来れば、行き先はもうすぐでした。
 楽しんで待ちに待っていた、きれいな湖のほとりに
 着くことが出来るのです。

 

「下をごらん、山脈だよ」 と、先頭の大きなつるが、嬉しそうに言いました。
みんなは、一斉に下を見ました。 黒々と、一面の大森林です。
雪をかむった高い峰だけが、月の光をはね返して、はがねのように光っていました。
「もう、あとひと息だ。みんな、がんばれよ」 百羽の鶴は、目をきろきろと光らせながら、
疲れた羽に力をこめて、しびれるほど冷たい夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも少しだけ速くなりました。もう、後が知れているからです。
残りの力を出しきって、ちょっとでも早く、湖に着きたいのでした。

 すると、その時、一番後を飛んでいた、小さな子供の鶴が、
 下へ下へと落ち始めました。子供の鶴は、
 みんなに内緒にしていましたが、病気だったのです。
 ここまで着いて来るのも、やっとでした。 
 みんなが、少しばかり速くとび始めたので、
 子供の鶴は、着いて行こうとして、
 死に物狂いで飛びました。 
 それがいけなかったのです。あっという間に、
 羽が動かなくなってしまい、吸い込まれるように、
 下へ落ち始めました。

 だが、子供の鶴は、みんなに助けを求めようとは思いませんでした。
 もうすぐだと喜んでいるみんなの歓びを、壊したくなかったからです。
 黙ってぐいぐいと落ちながら、小さな鶴は、やがて、
 気を失ってしまいました。
 子供の鶴の落ちるのを見つけて、そのすぐ前を飛んでいた鶴が、
 鋭く鳴きました。すると、たちまち、大変な事が起こりました。

 前を飛んでいた九十九羽の鶴が、一斉に、さっと、
 下へ下へと落ち始めたのです。子供の鶴よりも、もっと速く、
 月の光を貫いて飛ぶ銀色の矢のように速く落ちました。
 そして、落ちていく子供の鶴を追いぬくと、黒々と続く大森林の

 真上のあたりで、九十九羽の鶴は、さっと羽を組んで、
 一枚の白い網となったのでした。
 
 素晴らしい九十九羽の鶴の曲芸は、見事に、網の上に
 子供の鶴を受け止めると、そのまま空へ舞上がりました。
 気を失った子供の鶴を長い足でかかえた、先頭の鶴は、
 何事も無かったように、みんなに言いました。 
「さあ、元のように並んで、飛んで行こう。もうすぐだ。頑張れよ」
 煌々と明るい、夜ふけの空を、百羽の鶴は、
 真っ白な羽を揃えて、ひわひわと、空のかなたへ、
 しだいに小さく消えていきました】



読み聞かせの絵としては「にじいろのさかな」とともによく描かれています。
読み聞かせ ⇒ 思い浮かんだ情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
ですがどの作品も背景を濃い藍色に塗り、月の周りにぐるぐると輪を描き…多数の鶴を配する似たような描き方が気になります。
よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方(酒井式描画法)の指導があるようです。 
子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。



         名画を題材にした子供の絵 
   今日の絵は6年生の男の子が描いた 「名画の中におじゃましま~す!」 です。



  俵屋宗達の “雷神” にお邪魔しています(笑。 
 これも元絵が良く描けていますね。知ってか知らずか、
 それとも偶然か、お腹(へそ)を押さえています。
 子供のころはカミナリさんにおへそを盗られると言われたものです。
 蚊帳の中に居れば盗られないとも言われましたね。 
 この子、知っていたのかなぁ(笑。

《京都国立博物館》によると…款記も印章もそなわらないこの屏風が、
 俵屋宗達(生没年不詳)であることを疑う人はいない。尾形光琳も、
 さらにそのあとの酒井抱一も、これを模倣した作品を制作している。
 ここに貼りつめられた金箔は、描かれる物象の形を際立たせ、
 金自体が本然的にもっている装飾的効果として働いている。そればかりではなく、この屏風においては、金箔の部分は
 無限の奥行をもつある濃密な空間に変質しているのである。つまり、この金箔は、単なる装飾であることを越えて、
 無限空間のただなかに現れた鬼神を描くという表現意識を裏打ちするものとして、明確な存在理由をもっている。



 今日の花(植物)は 「多肉植物・火祭り」 です。






「多肉植物」 と云えば、ひげには何となくサボテンに近い “熱帯の植物” という思いがあり、
寒さに弱いと思い込んでいました。 ですが案外寒さに強く、ここら辺りでは屋外で冬越しもされています。
水分の少ない過酷な環境下で生き抜けるように進化したプックリと膨らんだ葉…  可愛いですね。 
特に女性に人気が有るようですね。
似た姿の植物も多く、なかなか品種名を同定する事は難しいです。




GreenSnap》によると…〖火祭りは、ベンケイソウ科のクラッスラ属に分類される多肉植物です。
肉厚な葉の部分が、気温が低くなってくる秋頃から真っ赤に色づいて、紅葉する姿はとても綺麗です。
火祭りは日当たりを好む性質を持っています。日光不足の環境で育ててしまうと葉の色が極端に悪くなったり、
茎が徒長し、ひょろひょろとして間延びした感じになってしまいます。
また、多肉植物の特徴ともいえる肉厚な葉の厚さも薄くなってしまうので注意が必要です〗




〖火祭りは耐暑性があるため、真夏の直射日光にも耐えられます。また、耐寒性もこそこそありますので、
育てやすい多肉植物といえるでしょう。基本的には、火祭りは室内よりも屋外で育てる方が向いています。
寒い地域で育てる以外では、屋外に置いて育てて冬越しをさせることも可能です。
しかし、梅雨や秋の長雨の時期にはできるだけ雨には当てないようにしましょう。
雨に何度か当たってもすぐに傷んでダメになることはありませんが、根腐れの原因となるので気を付けましょう〗


葉っぱは先端がややとがったヘラ状で、スプーンのように内側が少し湾曲します。主な生長期は春から秋です。
夏頃に茎の先端あたりから花芽を出して、ぐんぐん上に伸びていき、秋に小さな白花がまとめて穂状に咲きます。
花穂を出した茎はそれ以上は伸びず、株元近くにある葉の付け根から芽を吹いてふえていきます。
生長してたくさんの茎葉を付けた大株は紅葉したとき見事です。


見事な紅葉で、根元の緑から葉先の赤へのグラデーションが奇麗ですね。
夏場は緑の葉をしているのでそれほど目立ちませんが、冬場の寒さに出会うと
真っ赤に色付き俄然存在感を発揮します。
「火祭り」 という名前は、赤く燃えるように紅葉する様子から名付けられたようです。




年中戸外で日に当て、水や肥料を控えめにして育てると良く紅葉するそうです。
そう云えば、ブロック塀の上に置きっ放しの物を良く見掛けます(笑。 
原産地は南アフリカです。
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「ギョリュウバイ(御柳梅)」 フトモモ科 

2022-12-27 07:59:21 | 日記
   「ギョリュウバイ(御柳梅)」 フトモモ科 ☆1月28日の誕生花☆
             花言葉は… 蜜月・華やいだ生活・克己




12月27日(火) 和泉市の今日の天気予報は “晴” です
昨日の予報は “晴時々曇” でした。ほぼ予報通りでしたが、午後一時小雨が降りました。
最低気温4.0℃、最高気温8.9℃でしたが、風が治まりホッとするお天気でした。
 今日の予報は “晴” で、今朝は冷えました(3.4℃)が、日中の気温は9.6℃を予想しています。ようやく
 昨日あたりから冬型の気圧配置は緩み、ようやくクリスマス寒波は峠を越えたようです
 週間天気予報を見てみると⇩(全国の予報)、この先大した寒波もなく、穏やかな年末年始に
 なるようですね。行動制限のない年末年始…人の移動が活発になりそうです。皆さん慎重にね
 
 〖近畿地方の天気予報〗 中部や南部は穏やかな空 ウエザーニュース
 月曜日の中部や南部は日差しが届いても、雲の広がることがあります。奈良県南部ではにわか雨や雪の可能性あり。
 北部は午前を中心に雨や雪が降りやすく、強まるおそれがあります。午後は止む時間が増えそうです。

 〖週間天気予報〗 関東など太平洋側は年末年始も冬晴れ続く、元日は初日の出も ウエザーニュース


冬らしい寒さ、しっかり防寒を この先は厳しい寒さは緩み、平年並みのこの時期らしい気温となります。
晴れると日差しの温もりを感じられますが、それでも冬らしい寒さではあるため、
日々の気温や天気に合わせて上手に服装を選び、体調を崩さないようにお過ごしください。

初日の出は太平洋側ほどチャンスあり 関東など太平洋側では冬晴れとなる日が多くなります。
年越しも広く晴れ、初日の出を見るチャンスがありそうです。初日の出・初詣などの外出を予定されている方は、
厚手のコートやカイロなどの防寒装備をしっかりと用意しておきましょう。

一方、北日本の上空には断続的に強い寒気が流れ込みますが、大晦日から元日にかけては大陸から
高気圧が張り出して冬型の気圧配置はだんだんと緩みます。
日本海側では雨や雪で初日の出のチャンスは薄いものの、荒れた天気にはならない予想です。



 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」「岸和田市小中学生絵画展」
 子供たちの描いた力作絵画を紹介します。 ※ 前回紹介した絵を再びの…事もあります
 (どの絵をアップしたか記憶があいまいで… あっちの方、だいぶ進行しています
 
 「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」… 
 
今日の読み聞かせの絵は、6年生がが描いた「百羽の鶴 」です。
 百羽のツル(絵本) 作:花岡大学 絵:とだ こうしろう 出版社:戸田デザイン研究室
 互いを思いやる心、慈しむ心。そうした「心のつながり」を簡潔な文で表現した優しい物語。
 読み聞かせにも最適です。青を基調とした背景に浮かび上がる美しいツルの姿に心を動かされます。

     「百羽の鶴」 はこんな物語です 
【冷たい月の光で煌々と明るい、夜ふけの広い空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽をひわひわと鳴らしながら、百羽の鶴が飛んで来ました。


百羽の鶴は、みんな同じ速さで、白い羽を、ひわひわと動かしていました。


首をのばしてゆっくりゆっくりと飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての寂しい氷の国から、昼も夜も休みなしに、飛び続けて来たのです。  
だが、ここまで来れば、行き先はもうすぐでした。
楽しんで待ちに待っていた、きれいな湖のほとりに着くことが出来るのです。


「下をごらん、山脈だよ」 と、先頭の大きなつるが、嬉しそうに言いました。
みんなは、一斉に下を見ました。 黒々と、一面の大森林です。
雪をかむった高い峰だけが、月の光をはね返して、はがねのように光っていました。
「もう、あとひと息だ。みんな、がんばれよ」 百羽の鶴は、目をきろきろと光らせながら、
疲れた羽に力をこめて、しびれるほど冷たい夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも少しだけ速くなりました。もう、後が知れているからです。
残りの力を出しきって、ちょっとでも早く、湖に着きたいのでした。


すると、その時、一番後を飛んでいた、小さな子供の鶴が、下へ下へと落ち始めました。
子供の鶴は、みんなに内緒にしていましたが、病気だったのです。
ここまで着いて来るのも、やっとでした。 みんなが、少しばかり速くとび始めたので、
子供の鶴は、着いて行こうとして、死に物狂いで飛びました。 それがいけなかったのです。
あっという間に、羽が動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へ落ち始めました。


だが、子供の鶴は、みんなに助けを求めようとは思いませんでした。
もうすぐだと喜んでいるみんなの歓びを、壊したくなかったからです。
黙ってぐいぐいと落ちながら、小さな鶴は、やがて、気を失ってしまいました。
子供の鶴の落ちるのを見つけて、そのすぐ前を飛んでいた鶴が、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変な事が起こりました。


前を飛んでいた九十九羽の鶴が、一斉に、さっと、下へ下へと落ち始めたのです。
子供の鶴よりも、もっと速く、月の光を貫いて飛ぶ銀色の矢のように速く落ちました。
そして、落ちていく子供の鶴を追いぬくと、黒々と続く大森林の真上のあたりで、
九十九羽の鶴は、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。


素晴らしい九十九羽の鶴の曲芸は、見事に、網の上に子供の鶴を受け止めると、そのまま空へ舞上がりました。
気を失った子供の鶴を長い足でかかえた、先頭の鶴は、何事も無かったように、みんなに言いました。 
「さあ、元のように並んで、飛んで行こう。 もうすぐだ。頑張れよ」


煌々と明るい、夜ふけの空を、百羽の鶴は、真っ白な羽を揃えて、ひわひわと、
空のかなたへ、しだいに小さく消えていきました】



  名画を題材にした子供の絵   今日の絵は6年生の女の子が描いた 「シャボンを吹く娘」 です。

 
あらら、歌麿の “ビードロを吹く娘” が 「シャボンを吹く娘」?  もやるじゃん  
昨日の “奴江戸兵衛” のパロディもそうですが、なんか名画に一手加える授業が有ったみたいですね。
ですがその名画の元絵も小学生が書いた物で、しっかり描かれていて雰囲気は出ていますよね。

《ウィキペディア》によると…『ポッピンを吹く女』は、喜多川歌麿による版画作品。美人画。
市松の赤い着物を身にまとった女性が、ポッピン(ぽぴん)を吹く様子が描かれている。寛政4年‐寛政5年頃の作品。
ポッピンは別名でビードロともいい、本作品も「ビードロを吹く娘」とも呼ばれる。
歌麿による版画シリーズ『婦女人相十品』のうちのひとつ。
1955年には、「切手趣味週間」として切手にも採用されている。ホノルル美術館所蔵。





 今日の花は遠くからでも良く目立つ真紅の花 「ギョリュウバイ(御柳梅)」 です。






原産地はタスマニア、ニュージーランド、オーストラリア南東部で、
日本へは昭和の中頃 渡来したそうです。 まだ新しい花なんですね。



 
葉が “御柳” の木に似ていて、梅に似た花を付けるところから名付けられたそうです。
白の花も有るそうですが、この辺りでは見掛けません。
昨年 “花の文化園” の苗木販売所で一度見ただけです。




 によると…〖オーストラリア・ニュージーランドを中心に約40種が分布する常緑の低木です。
日本ではその中でも、スコパリウムと言う種を指し「ギョリュウバイ」と呼んでいます。
葉は先端がとがった形をしており小さくて堅いです。花の大きさは1~2cmで枝の先端近くにびっしりと付け、
最盛期は全体が花色に染まります。一重咲きや八重咲きがあり、色は白、紅色などがあります。
開花後は小さな褐色の果実を付け、熟すと裂けて中から細長いタネをたくさん出します〗




〖本種は18世紀末にヨーロッパで紹介され、日本には1945年以降に導入されました。
スコパリウムとは「ほうき状の」の意味で小枝を茂らした姿に由来します。 花色は白や淡いピンクがあります。
変種にピンクがかった花色のインカナムがあります。園芸品種も数多くあり、代表的なものに鮮紅色で一重咲きの
チャプマニーや深紅色一重咲きのニコルシー、紅色八重咲きのレッド・ダマスクなどがあります。
スコパリウム以外には高さ6mにもなる大型種のラエウィガツム、花付きの良いミルシノイデスなどが知られています〗






原住民がこの木の葉をお茶として利用していた事から、英名は 「ティーツリー」 と呼ばれているそうです。 
またニュージーランドではこの花(一重の白花)から採れる蜂蜜を “マヌカハニー” と云い、
香りが良く、殺菌作用が有るとして特産品になっているそうです。 
“マヌカ” とは原産地の原住民 “マオリ族” の現地名です。


コメント (2)
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