ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「 シロタエヒマワリ(白妙向日葵)」 キク科 

2024-09-30 08:03:52 | 日記
    「 シロタエヒマワリ(白妙向日葵)」 キク科 ☆8月31日の誕生花☆
                   花言葉は… 憧れ・熱愛・光輝




  9月30日(月) 今日も和泉市の天気予報は “曇のち晴” です 。 
  24時間予報では、朝からお昼過ぎまで マークが並び、夕方からは マークが並んでいます。
  お天気実績では、明け方5時ごろ小雨が降ったようですが、寝ていて気が付きませんでした 。
  今朝の最低気温は4時の21.5℃でした。最高気温は29.4℃(湿度60%付近)を予想しています。
  今日も過ごしやすい日になりそうです。 明日は終日 の予報で、最高気温は30.3℃を予想しています。

  昨日の予報は “曇” でした。 涼しかったですねぇ  最低気温は24.0℃、最高気温も30℃に届かず29.2℃止まり、
  扇風機もエアコンもお休みでした  予報通り、終日 に被われ、薄暗い日曜日でした。
  
  

 今日の花は 「 シロタエヒマワリ(白妙向日葵)」 です。







数年前までは 「ギンヨウヒマワリ(銀葉向日葵)」 の名前でアップしていましたが 
「 シロタエヒマワリ(白妙向日葵)」 の方が一般的のようです。 表題を変更しました。
“普通のヒマワリ” は初夏から夏の盛りに咲きますが、このヒマワリは少し遅れて、晩夏~秋にかけてが花期です。
花は一般的なヒマワリより二回りほど小さく、10~12cmの大きさです。
普通のヒマワリは一茎に一輪だけ花を咲かせますが、このヒマワリは分枝しながら1茎に4~5輪の花を咲かせます。
白い葉、明るい黄色の花弁、中心が黒とも思える濃い茶色… 良く目立ちます。





全体に白色の細かな綿毛を密生させているのが特徴で、銀色の葉に見えるところから名付けられた名前だそうです。
同じ理由から 「ギンヨウヒマワリ(銀葉向日葵)」 とも呼ばれます。





そらいろネット》によれば… 〖アメリカ合衆国南部の原産の園芸種の一年草。
まれに荒れ地、道端、砂地などで野生化しています。 茎は直立してよく分枝し、高さ60cm~200cmになります。
全体に密毛が生えます。 葉は互生し、広卵形で縁に低い鋸歯があります。長い柄があり、
葉長は15cm~20cmになります。葉はビロード状の綿毛が生え、銀色を帯びたように見えます〗





〖枝先に約10cmの頭状花を次々と咲かせます。舌状花は黄色で、筒状花は黒紫色です。
開花期は7月~10月上旬で、普通のヒマワリのように冠頭に一輪の大きな花を咲かせるのではなく、
分枝しながら1茎に1~5輪の花を付けながら開花します。園芸品種では、舌状花が淡黄色の花などもあります。
花は太陽を追って向きを変えます。「シロタエヒマワリ」は戦前から切り花用や園芸用などに栽培されています〗





良く見かける普通のひまわりは一斉に同じ方向(東)を向いていますが、
この 「白妙向日葵」 はちょっとお行儀が悪いですね。
アメリカのテキサス州、フロリダ州、ノースカロライナ州辺りが原産地だそうです。





世界中で栽培され、アフリカ、オーストラリア、南アメリカなどで野生化し、
日本でも野生化が報告されているそうですが、ここではまだ畑や庭で見掛けるだけで、野生化した物は見掛けません。




 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


奇麗な絵ですねぇ、額に入れて飾っておきたいです。月を目指して一直線。 構図が良いですね。
 そして飛んでいる鶴の様々な姿も上手に描けています。
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。

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「ゲンノショウコ(現の証拠)・ミコシグサ(神輿草)」 フウロソウ科 

2024-09-29 08:05:48 | 日記
「ゲンノショウコ(現の証拠)・ミコシグサ(神輿草)」 フウロソウ科 ☆9月18日も誕生花☆
                 花言葉は… 強い心


                   「赤花」


                   「白花」

  9月29日(日) 今日も和泉市の天気予報は “曇” です 。 
  24時間予報では、朝から晩まで マークが並んでいます。こんな日は珍しいですね。
  今朝の最低気温は23.3℃で、今朝はまた涼しい朝です。昼間は29.3℃が最高気温の予想です。
  湿度も50%後半と、多少暑さの和らいだ一日になりそうです。
  明日は晴れたり曇ったりの予報で、また30℃を超える暑さを予想しています。

 昨日は週に1度の食材の調達日でした。
 最近、こちらではスーパーの野菜売り場が品薄になっている。
 一応品目はそろってはいますが、選ぶ野菜の数が少ないと
 感じています。
 そこで昨日はスーパーに行く前に、地産地消の店に行きました。
 この店だけでは必要な食材の全てを調達できないので、帰りには
 どうしても行き付けのスーパーには行かなければいけません。
 余談ですが、この店の名前が面白い「よってって」と言います。
 “花の文化園” の駐車場になっている道の駅内の店の名前は
「あすかてくるで」と言うんですよ。面白いネーミングですね。
 で、「よってって」・・・もう柿が沢山並んでいました。
 すこし小振りですが5つで300円程度、即お買い上げです  キウイも1つ85円程度で並んでいました。
 野菜も沢山あり、スーパーで買うよりは安いですね。でも、買い物がこの店だけで済まないのが残念です。

 昨日の予報も “曇” でした。 予報通り、終日 に被われた薄暗い一日でした。
 朝の最低気温は気温は22.3℃、最高気温は30.2℃と、少し蒸し暑く感じました。




 大谷 大谷翔平54号3ラン 4安打「54-57」 
 <ロッキーズ4-11ドジャース>◇27日(日本時間28日)◇クアーズフィールド
 ドジャース大谷翔平は「1番DH」で先発出場。この日も5打数4安打1本塁打1盗塁の大活躍。
 54号3ランを放ち、日本勢最多となる57盗塁を決め「54-57」とした。
 2ー6とドジャースがリードで迎えた6回表第4打席ノーアウトランナー2、3塁の場面で、
 大谷は3ボール2ストライクからロッキーズの二番手右腕アンソニー・モリーナが投じた6球目を
 ライトスタンド上段に叩き込む特大のスリーランホームラン。前人未到の「55-55」に王手をかけた。
 打球速度約166.4キロ、飛距離約132.9メートル、角度34度の豪快弾だった。
 ここ最近は得点圏で13打数12安打、5本塁打、19打点と驚異的な成績を残している。。
 明日の試合を含めて残り2試合、さらなる記録更新なるか期待が高まる一方だ。 昨日の記事です




 今日の花は 「ゲンノショウコ(現の証拠)・ミコシグサ(神輿草)」 です。





下痢止めの煎じ薬として “センブリ” や “ドクダミ” と共に有名な民間薬ですね。
「現の証拠」 の名は “飲めばたちまち治る。それが何より現の証拠だ” …が、由来です。



「赤い色の現の証拠」 は川の辺やい湿地を探せば見る事が出来ます。
ですが 「白い色の現の証拠」 はこちらではまだ見た事が有りません(以前、信州の旅に行った時のものです。
《Wikipedia》には・・・〖ゲンノショウコには白い花を付ける白色系と、ピンク色を付ける紅色系とがあり、
日本では、富士川付近を境に東日本では白花が多く、西日本では淡紅、日本海側で紅色の花が多く分布している〗そうです。





 によると…〖野原や山野、道端などでよく見られる野草で、胃腸に効く民間薬としても有名です。
市販の下痢止めに含有されてることもあります。 葉の付け根から花茎を長く伸ばして、その先端に2輪ほどの花が付きます。
主な開花期は夏~秋で、まるっこい5枚の花びらをもつ径1cmほどの花を咲かせます。
花色は白や紅色が基本で、個体によって濃淡の色幅があります。  葉っぱは3~5つに裂けた掌状です。
一般的に関東では白、関西では紅色の花が多いと言われます。花びらの中心近くには紫色の筋が入ります。
花は小さい上に一度にたくさん咲くことはありませんが、なかなか可愛らしく風情があります。
花後に細長い果実ができて、熟すと皮が5つに裂けてくるりと巻き上がりタネをとばします〗






〖「ミコシグサ」などの由来となった弾けた果実、古くから民間に深く親しまれ、方言名も100を超します。
その名前は薬効由来、草姿由来、よくわからないものまで色々あります。
薬効に由来するもので代表的な方言名はイシャ(医者)・・・という名前です。
「イシャイラズ」、「イシャコロシ」、「イシャタオシ」、「イシャナカセ」などがあります。
その他に「セキリグサ」、「テキメングサ」なども薬効を表す方言名です。
「ミコシグサ」、「ミコシソウ」のようなミコシ(神輿)を関する名前は、弾けた果実の姿を神輿に見立てた名前です。
このほかに、「ベニチョクバナ」、「ネコノアシ」などの方言名もあります


別名を 「ミコシグサ(神輿草)」 と言います。





花の後にロケットの様な実が出来、実が熟れると実の下方からバネのように捲れ上がり、 種を遠くまで飛ばします。
あの長い莢(さや)の中に沢山の種が入っているのかと思いきや、種は根元の5個だけ…。
あの長い莢(さや)は種を飛ばすバネになるんですね。
ひげは種が飛ぶ瞬間は見た事が有りませんが、動画を見ると50cm位は飛んでいるようです。





「神輿草」 の名前は、その種を飛ばした後の鞘の形が “神輿” の屋根のように見えるところから名付けられたのです。 
どうですか? お神輿の屋根に見えますか?(笑。    原産地は日本、中国、朝鮮半島です。



 「現の証拠」 の名前について、山形県の民話
〖昔、便秘に悩んでいる人が “猫の足に似た草” を採って来て煎じて飲んでみたところ、便秘が治りました。 
そこで、下痢の時にはどうだろうと思って試してみたら、やはり調子が良くなりました。
そこでその男は便秘や下痢に悩んでいる人に “ねこあし” を煎じて飲むように勧めました。 
しかし勧められた人は “そんな雑草で治るのか?” と半信半疑でした。
が、試してみるとあら不思議、見事にお腹の調子が良くなったのです。 
皆は喜び、これぞ “現の証拠ですね” と言い、それ以来 “ねこあし” の事を
「現の証拠」 と呼ぶようになったそうです〗   …効果テキメンという訳ですね。




 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


これはまた疲れて飛べなくなった子鶴を助けに向かう場面でしょうね。
 真上から見た絵、視点が良いですね、奥行き(高さ)が感じられます。
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。


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「ツルボ(蔓穂)」 キジカクシ科 

2024-09-28 08:07:50 | 日記
     「ツルボ(蔓穂)」 キジカクシ科 ☆9月3日の誕生花☆
          花言葉は… 寂しさ・悲しみ・風情のある・我慢強い



  9月28日(土) 今日の和泉市の天気予報は “曇” です 。 
  24時間予報では、夜中2時に1つ マークがありますが、その後は が並んでいます。
  今朝の最低気温は5時の23.7℃でした。 最高気温は31.3(夏日)℃を予想しています。
  湿度は60%超と、少しずつ蒸し暑くなっていますね。

 昨日の予報は “晴のち曇” でした。 24時間予報では、午前中は の予報でしたが、実際には朝から でした。
 朝の最低気温は24.5℃で、熱帯夜ではありませんでしたが、湿度は90%以上と、少し寝苦しい夜でした。
 最高気温は曇っていても32.1℃でした。 蒸し暑い一日になりました。昨日も9時過ぎにはエアコンON
 
 朝夕は多少秋の気配がしてきましたが、9月下旬になっても連日30℃以上の真夏日です。
 こう暑いと本来の9月下旬がどんな暑さだったか、どんな涼しさだったか、分らなくなりますね
 大阪のこの時期の平均気温は27℃だそうですから、この時期としてはだいぶ高い気温なんですね。
 今年だけの異常で終わればいいけど、この気温やゲリラ豪雨が通常になってしまうと怖いですね




 今日の花は包近の桃畑に咲いている 「ツルボ(蔓穂)」 です。






「ツルボ」 の名の由来は良く分かっていません。 
一説には球根の外皮を剥くとツルっとした坊主頭に似ていて、“ツルボウズ” を縮めて「ツルボ」とか、
群れて咲く姿が穂が連なっている様に見えるところから “ツラホ(連穂)” が「ツルボ」に転じたとの説もあります。
別名は 「サンダイカサ(参内傘)」 と云い、花の柄が長く、昔、公家が宮中に
上がる時に差した傘をたたんだ形に似ているところから名付けられたそうです。







によると… 〖日本(北海道南西部~南西諸島)、台湾、中国東北部~西南部(四川省あたり)などに
分布する球根植物です。日本では野原や畑地や林の端っこなど日当たりが良い適度な湿地で見かけます。
ツルボの仲間は世界におよそ90種があります。ツルボ自体は園芸ではほとんどみかけませんが、
他の仲間はシラーの名前で広く栽培されているものがあります〗







〖葉は細い線形で地際から出てきます。春と晩夏の年2回、はっきりと時期を分けて出るおもしろい性質があります。
春に出る葉は5~10枚で、夏になると枯れます。そののち、晩夏に出る葉は枚数が少なく1~3枚程度です。
晩夏の出葉と同時に花茎を長く伸ばして紫がかった淡いピンク色の花を穂状にたくさん咲かせます。
一輪ずつの花は6~7mmと小さくて一株だけでは寂しいですが、群生している場所では非常にかわいらしく見えます。
まれに白い花を咲かせるものがあり、それはシロバナツルボと呼ばれ区別されます。
花後に果実(朔果)が付き、熟すと中から黒くて細長いタネが出てきます。球根は長さ2~3cmで
タイプは鱗茎(葉っぱが肥大して重なり、球根状になったもの)、薄い皮を被っています。球根には毒性があります〗







開花する前は小型の “ムスカリ” のようで、咲いた花は線香花火の様にパチパチした花です。
鱗茎にはデンプンが多く、昔から飢饉の時の貴重な食料になっていたそうです。





戦後の食糧難の時も、粉に挽き、お餅にして食べられたとか。  良く水に晒さないと毒が有るそうです。  
原産地は日本、中国、朝鮮半島です。



 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


木々が青々しているので、目的地に着いた場面かな?
 鶴の羽ばたきが、いかにも「ヒワヒワ」といった感じに描かれています
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。


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「イボクサ(疣草)」 ツユクサ科

2024-09-27 08:03:23 | 日記
        「イボクサ(疣草)」 ツユクサ科
       創作花言葉は… 誇らない美しさ・慎ましさ・謙虚




  9月27日(金) 今日の和泉市の天気予報は “晴のち曇” です 。 
  24時間予報では、9時ごろまで マーク、昼・夜は マークが並んでいます。
  今朝の最低気温は5時の24.0℃(湿度90%付近)と、熱帯夜ではありませんが、
  また少しムシッとした感じが戻って来ました。昼間は32.1℃(湿度≒60%)を予想しています。
  一時の燃える暑さではありませんが、また残暑が復活するようですね。結構蒸し暑そう

  昨日の予報は “晴” でした。 24時間予報では、終日 マークがズラリと並んでいましたが、
  午前中は枯れたり曇ったりで、昼過ぎから青空が大きく広がりました。
  昨日は午前中にブロック注射を射ちに行って来ましたが、車から降りれも爽やかでした。
  暑いことは暑いのですが、カラッとして、歩くだけでは汗は出ません。仕事すれば出るんでしょうね



 今日の花は水田の畦などで見掛ける 「イボクサ(疣草)」 です。






いわゆる雑草、稲作の害草ですが、 良く見ると赤紫(青紫)の淡い色が上品で、優しい感じ、
とても雑草とは思えない美しさです。 花径は1.5センチほどの小さな花(一日花)です。





花に変化が少ないので、皆んな同じような写真になってしまいます。
アクセントに「ヒラタ君」に登場してもらいます。





「ヒラタアブ(ヒラタ君)」は一見「ハチ」のように見えますが、ハエ目・ハナアブ科の益虫です。
野菜の害虫としてアブラムシがいますが、このヒラタアブの幼虫がアブラムシを好んで食べるそうです。
人を刺したり噛んだりするようなことはありません。アブの中でもお腹が平たいため、ヒラタアブと呼ばれています。
成虫は花から花へ飛び回って花粉や花の蜜を食べるため、植物や野菜の受粉を助けます。
幼虫の時はアブラムシやカイガラムシなどの微小昆虫を好んで食べるため、畑の益虫として知られています。





JA 全農 農薬研究室》には… 水田の厄介な雑草:イボクサはツユクサ科の一年生雑草で、
4 月~11 月にかけて生育します。放っておくと、水稲に絡みつき押し倒すことにより、収穫作業にも支障がでます。



千葉県野田市HP》によると…典型的な「水田雑草」のひとつで、水田とその周りにたくさん生えています。
水深の変化に柔軟に適応でき、完全に水没しても大丈夫です。またある程度の乾燥にも耐性があり、
土が乾くと葉を折りたたむようにして耐え忍びます。ただ極端な乾燥が続くとさすがに枯れてしまいます。
8月から10月頃、葉のわきから直径1.2センチメートルくらいの花を咲かせます。花びらは3枚あり薄紫色。
外側に行くほど色が濃くなるようにグラデーションがかっています。
果実は長さ1センチメートルくらいの先がツンととがった形で、成熟すると3つに開いて中のタネを落とします。
葉のつけ根の部分にも小さな果実ができることがあります。



こんなに可愛い花なのに名前は 「イボグサ」 とは可哀そうな名前ですね。
この草の汁をイボに付けるとイボが取れる、と云うところから名付けられたそうですが、
現在ではそんな薬効は認められていないそうです (残念!・笑。





そんな厄介者の花ですから、誕生花の日も花言葉も有りません… 
この花の印象から勝手に花言葉を創作しました(笑。
古代に渡来した史前帰化植物で、日本、中国、朝鮮半島、台湾などに自生しているそうです。




 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


下の月は湖に写っている月ですね。何重にも円で縁取られた月が印象的です。
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。
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「シカクマメ(四角豆)」 マメ科 

2024-09-26 08:08:00 | 日記
     「シカクマメ(四角豆)」 マメ科 ☆3月17日の誕生花(豆の花)☆
           豆の花言葉は… 必ず来る幸福・いつまでも続く楽しみ




  9月26日(木) 今日の和泉市の天気予報は “晴” です 。 
  24時間予報では、 マークはなく、終日 マークがズラリと並んでいます。
  今朝の最低気温は午前4時の21.3℃でした。今朝も涼しかったのですが、昼間の気温は
  32.8℃(湿度≒50%)を予想しています。 また暑い日が戻って来るようです

  昨日の予報は “晴のち曇” でした。 午後は多少雲が多くなりましたが、ほぼ一日中日差しが有りました。
  昨日の朝は20.5℃が最低気温でした。日中は30.2℃が最高気温でした。
  昨日の朝は皮膚科に行って来ましたが、湿度45%近辺で、爽やかな暑さでした。
  午後からはまたエアコンのお世話になりました  しかし30℃を超えるとやはり暑いですね。 




 今日の花は 「シカクマメ(四角豆)」 です。






花は薄い空色をした、いかにもマメ科特有の花の形をしています。
花も美しいのですが、断面が四角で、その陵にビラビラが付いていて…
不思議な豆の形が目を引きます。 名前は豆を見たらそのまんまですね(笑。


  「おいおい、そんなところで豆の花の蜜に夢中になっていると危ないよ」 「えっ、どうして?」


          「ほら、そこそこ」」 「ひえ~」








「シカクマメ(四角豆)」を初めてブログにアップしたのが2014年ですから、もう10年前です。
沖縄の友達のブログで、この豆の事は知ってはいたのですが、最近あちこちで目にするようになりました。
食用になるのは豆(莢)だけではなく、葉や花、そして葉が枯れた後地中に出来るイモも食用になるのだそうです。 
更にはグリーンカーテンとしても利用されているとか。
沖縄のブログ友達のご主人が 「地球を救う植物」 と言われたそうですが分かる気がします。
花も薄いブルーが奇麗ですね。 沖縄では 「うりずん豆」 と呼ばれているそうです。
“うりずん” とは沖縄の言葉で、旧暦の二・三月、春分から梅雨入り前までの、
初夏を指す言葉で、「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされています。
 




 《旬の食材百科》 によると… 四角豆は本来多年草ですが、日本では気温が低いため
一年草として扱われ、露地栽培では夏に大きく成長し花を付け、早いものは7月中旬頃から出始め、
9月から10月にかけてが収穫最盛期となり11月頃まで続きます。
なので、食べ頃の旬の時期は9月から10月といえます。
タイ、インドネシア、マレーシアなどの熱帯アジアで広く栽培され、現地のエスニックな料理に
多様され、日本へ輸出もされています。 日本では沖縄を中心に栽培出荷されています。
近年は九州各地などでも栽培されるようになってきたようですが、家庭菜園用に苗も販売されています。





〖主な料理〗 炒め物や天ぷらなどの揚げ物、また、茹でたものをサラダや和え物にしても美味しいです。
東南アジアではスープの具に使われているのを良く見かけます。





〖主な栄養素と働き〗 四角豆には抗酸化作用が強いカロテンやビタミンCが含まれ、
生活習慣病予防や免疫力を高めたりする働きがあります。
ビタミンKはほとんど野菜からしか摂取できない脂溶性のビタミンの1つで、
カルシウムを骨に定着させる働きや血液を凝固させる成分の合成に関わっています。


されていた

 過去の「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」に出品されていた絵を紹介しています。          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


病気の子供ツルが疲れて落ちていく・・・ 他の九十九羽の鶴が後を追う場面ですね。
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。
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