こんばんは、やまぐち建築設計室の山口です。
今朝は氷柱を発見し、吉野は寒いなーと思いましたが、
宇陀市榛原区でも、昼過ぎにまだ日陰で雪が残っていて・・・・・・。
びっくりです。
さて、現場の様子なんですが、
今日は穴掘り。
深い穴ですが、
ここに浄化槽という汚水や雑排水を浄化する設備が、
埋められます。
公共下水道が整備されていない区域は、この装置が必要なんです。
で、その穴は深く掘り下げるので、埋まっているものはないか・・・・。
市の「埋蔵文化財課」の学芸員さんが立会。
今回の建築地域は、埋蔵文化財の包蔵地といって、
奈良県には多いんですけど、
「穴を掘ると文化財が出てくるかも?」という地域。
各市町村にそういう分布地図があって、
その地域に該当すれば・・・・・・。
そういう事もあって、建物の基礎工事もそうですが、
深く穴を掘るので・・・・今回も調査です。
奈良県内では、こういう地域がすごく多いんです。
奈良市、斑鳩町、橿原市、明日香村・・・・・・。
多くの該当地域で、家やその他の建物を建てる際は
そんな立会が行われています。
気をつけて見ていると、多いんですよね、
建築現場や道路工事現場での発掘調査。
住宅地内であっても・・・・必要なんです。
結構住んでる本人もビックリされますからね・・・・。
まさか自分の住んでいる家が建ってるところで
「そんな事」が必要なの?って感じですが・・・・・。
建て替えの場合でも、その都度必要だったり。
申請する方も大変です。
現場の職人さんたちも、
「小判出てきたらどうする?」なんて冗談を言いながら・・・・・。
学芸員さんの話では、
基本「豪商の跡地でも小判は出ない」・・・・・そうです。