奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

家と間取りとプランと過ごし方の価値観を設計デザインするように、毎日の暮らしの中に玄関と階段の関係性は基本、つながり方で暮らしの時間も質感も随分変わりますから。

2021年03月21日 | 家 住まい 間取り プラン

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※玄関+ホール設計デザイン事例

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

注文住宅を検討する際に

平屋以外での計画の場合

階段の位置についての

検討は大切ですよね。

※玄関横階段設計デザイン事例

 

階段は日常的に使う場所。

 

またそれと同時に考えたいのが

玄関の位置です。

 

階段の位置と、玄関の位置。

 

この関係性は皆さんが

思っているよりも

凄く重要ですから。

 

階段の間取りポイントとして

階段の位置を考える前に

玄関の位置について考えてみるように。

 

玄関は土間と続いていたり

靴を整理する為の

下駄箱が置いてある程度でしたが

価値観の多様化や住み方の違い

個々の所有物やコレクションなど

勿論・・・最近では観葉植物を置いたり、

アウトドアやゴルフなどの趣味の

道具を置いたりすることが

多いのではないでしょうか?。

 

そのため、

そのようなモノを飾ったり、

収納したりするためにも

玄関にはある程度の広さが必要です。

※玄関+ホ-ル+土間設計デザイン事例

 

また、玄関の間取りを

どの方角にするかで

日当たりの良さや

明るさが変わるということを念頭に。

※土間(玄関ホール・洗面脱衣へ続く)+ホール+廊下(LDKへ続く)設計デザイン事例

 

南側に計画すると一般的には

明るくなりやすく、

暖かい玄関になりますが、

北側に作った場合は

逆に南側にリビングや部屋を

配置するスペースが増える可能性があります。

※リビングアクセス階段設計デザイン事例

※リビングアクセス階段設計デザイン事例

 

そのため、

先ずはご自身がどういった点を

重視するかによって

方角への価値基準を持つ事を

いつも間取り計画前に

ススメしています。

 

土地(敷地)も様々なカタチがあり

道路の取り付きも異なりますし

ロケーション(敷地から見える風景)も

様々ですよね・・・・・。

 

そういった部分と方位の関連づけ。

広さや方角を考慮した上で

玄関の間取り方針を検討出来たら、

次に階段の配置をイメージします。

 

ではなぜ、

玄関の間取りを決めた後に

階段の位置(レイアウト)を

決めるのか?。

 

その理由は、

玄関の位置が決まることで

その他の場所の広さや

位置が決まる為です。

 

バランスの悪さってありませんか?

 

家の広さの割りに

廊下が狭かったり、

窮屈で安っぽい家になったり。

 

玄関の広さに応じて

それぞれのバランスを整える事。

 

それは勿論「すべての空間」に

連動する話しです。

 

家全体の広さに対する

個々の広さの割り振り・・・・・。

 

そこを意識して

階段の位置を決定します。

 

また、事前の相談段階では

「玄関を広くしたい」

「子供が帰ってきて必ずリビングを通る間取りにしたい」

「すぐに二階に上がれる間取りにしたい」

など様々な要望をお持ちのケースもある為

本当は何が必要なのか?

を調整しながら間取りに落とし込みます。

 

希望だけ要望だけを考えて

間取りを進めると

基本住みにくい家に

なりやすいですからね。

 

そこに自分自身を投射できてるのか?

それが大事なので。

 

自分自身、住む人自身のバランスが

家と対等な関係になるのか?

勿論「家がそれ」を

引き上げてくれるデザインは整えます。

 

ですが、まずはご自身との

家の相性が大切なんです。

 

家と住み方と自身のバランス・・・・・・。

相性って大切ですよね。

そこを置き去りにして

理想や希望だけを追求すると

日々の暮らしが「ストレス」と共存ですから。

 

自分の周辺で

近い事例を思い浮かべると

その意味が

分かりやすくないですか?。

 

理想と現実のギャップ。

 

そういった要望も希望も

確実に家との相性として・・・・・・。

 

その際、

一階と二階の部屋の

ポジショニングを考えたうえで、

階段の位置を考える必要があります。

 

階段の間取りによっては

家事動線や生活動線が

大きく変わることを意識して。

 

玄関は動線の始点として、

階段は一階と二階を

つなぐ動線として

間取りの骨組みとなる重要なエリアです。

 

間取りの提案には

様々な角度からの視点を整理して

暮らし方を整えていますよ。

 

各部屋の繋がりや

空間を広くとるために、

与えられた条件の中で

いかに「現実」を「理想」と共存させるのか?

 

そのため、

玄関や階段の間取りが変わるとなると、

間取り全体の構成を

変更することになります。

 

つまり、これら2つの位置は

間取りの骨組みの部分

であるという事です。

 

階段は他の階をつなぐ機能があります。

 

そのため、

階段は一階と二階の

間取りに対する影響力を持ちます。

 

一階の間取りから考える場合、

二階の間取りは

階段の配置を基準にして

考えることが大切・・・・・。

 

しかし、

このような手順で

間取りを決めていくと、

二階の間取りを決める際に

丁度いい位置に階段がきていれば

問題はありませんが、

間取りを正しく成立できる場所に

位置する事が出来ない

といった事態になりかねません。

 

そのため、

階段の位置を考える際は

二階の間取りを

ある程度同時に考えて

並行しながら外観のボリューム配分を

実は決めていますよ・・・・・。

 

一階の間取りを考えてから

二階を作るのではなく、

ボリューム感と外観を意識しつつも

二階の間取りをある程度視野に入れて、

一階のその付近に

階段がくるように間取りを考え

玄関からの位置関係を最初の段階で

計算に入れておく・・・・・。

 

場合によっては階段のサイズを

変えたりして「部屋」として扱えるように

計画する事も有りますよ・・・・・。

リビング階段ではなくて

階段そのものが

部屋のサイズというスタイル。

 

そんな中で具体的な

階段の種類についても・・・・・・。

 

まずはリビング階段。

最近は断熱性能の高い住宅が

日本にも増えてきています。

 

そのような住宅では

吹き抜けのリビングでも

寒くなることが少なくなっているため、

リビング階段を考えるケースも

多くなっています。

 

リビング階段を設置する場合は、

二階にある自分の部屋に向かう際に

リビングを経由しないわけにはいきません。

 

そのため、

家族と顔を合わせる機会が増える

または階段が椅子のような役目を果たし

居場所となるといった効果が期待できます。

 

このようなことから、

家族の団らんや繋がり方を

重視するべき住まいのカタチの場合は

リビング階段を設置するケース。

 

では逆にどのようなデメリットが?。

 

例えば、音や臭いの問題。

このタイプの階段は、

二階の廊下とつながっているため、

音や臭いが筒抜けになります。

 

そのため設置を考える際は、

そのようなプライバシーの問題を

踏まえておく事。

 

一方で、玄関近くにある階段では

プライバシーの問題を

考える必要があまりありません。

 

また、一階の音や二階の音が漏れる心配が

ないというメリットもあります。

 

しかし、リビング階段とは逆で、

家族の会話が減る、

コミュニケーションのタイミング減る

そんな可能性があります。

 

家に帰ってきてから

リビングを経由せずに、

最短距離で

そのまま二階に行ける、

人の移動が単純ですが

そのような部分がメリットであり

デメリットでもある事を

理解しておくことが大事。

 

玄関と階段は

間取りの骨組みになる部分です。

 

そのような点を意識しつつ、

階段の「ありかた」を

イメージする事は大切ですよ。

 

空間と間取りを使う視野

暮らしの中に・・・・・。

 

良い意味で暮らしに影響があるように、

そして、

そんな場所を

設計で整える仕掛けの提案。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office

 

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