奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

インテリアと暮らしとイメージの紐づけ、暮らしの印象をよりよく感じる灯り・照明の計画と設計デザインの感度、暮らしの空間がより良い印象となる事で居心地も雰囲気も。

2021年03月07日 | 収納・片付け・暮らし・インテリア

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・過去設計デザイン事例住宅(玄関)

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

新築やリノベーションで

家づくりをお考えの方は、

たくさんの要望や希望

イメージをもっていて、

おしゃれで住みやすい家にしたいと

思うことも多いのでは?。

 

しかしそんな家づくりで

キチンと考えているのか

いないのかで大きな差が生まれる事

多いですよね・・・・・。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・過去設計デザイン事例住宅(玄関)

 

特に失敗例で多いのが「照明」です。

 

僕たちは建築計画や

暮らしに紐づけて

照明計画を練り、

建物へ「実装」します・・・・。

 

でもそうではない

家づくりも多いようです。

 

家具などもそうですが、

基本的には後付けが一般的。

 

スイッチや電源は確保して

基礎照明と呼ばれる

トイレや廊下の一部

洗面脱衣室等には

建築工事と同様に「照明器具」を取りつけ

それ以外は計画段階から取り付け無し。

 

家づくりの際に

間取りや家の仕上げなどの

大きな要素に力を入れるのは

当然のことですが、

照明は案外軽視されがちで、

いつの間にか「そういう状態」

又はその会社で「決まっているもの」しか

取り付けない・・・・。

 

なんて事がよくあります。

 

つまり、それだけ

照明で失敗する人が多いのです。

 

照明は「実装」といって

きちんと建築工事同様に

インテリアとして、

暮らしの環境として

間取り計画から家具選定同様に

仕上げる事が大切。

 

照明で失敗しないための

ポイントについて・・・・・。

※おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家・過去設計デザイン事例住宅(玄関)

 

玄関の照明ですが、

実はかなり失敗しやすいところ。

 

玄関は家に入って

最初にありますよね。

 

家族が帰ってきたとき、

来客の際も、

みんな最初に家の中へ

入る場所が玄関で、

室内の環境を目にするのも

玄関という空間です。

 

また、入ってきた人と

まず対面する場所は玄関ですよね。

 

つまり、それだけ玄関の照明は

思っているより

強烈に印象を持つ場所だと

いうことです。

 

玄関の照明で

どのような失敗が多いかというと、

玄関から入ってきた

人の表情が暗くなってしまう

そんな場所に照明を

配置してしまう事が普通に多い

という事です・・・・。

 

私の住まい手さんではなくて

他で建てられた人からも

よく「お問い合わせ」で

相談が寄せられることもあります。

 

つまりそれは

どういうことでしょうか。

 

それだけ、

照明の選択や印象の効果を

建てる側の人間も、

照明器具を扱う側も

意識していないという事です。

 

空間全体の効能は

照明器具単体では無く

空間構成と人の印象

窓や床、壁・・・天井等

様々な複合要素の結果なので

その部分の意識がどこまであるのか?。

で随分変わりますよね。

照明だけに限った事ではありませんが。

 

話しを元に戻すと、

照明というものは、

前から光が当たるのと、

後ろから光が当たるのでは

顔の見え方が

大きく変わってしまいますよね。

 

前から当たった場合は

表情が明るくなり、

後ろから当たった場合は

表情が暗くなってしまいます。

 

照明の光によって、

人の印象がよくも悪くも

変わってしまうんです。

 

もちろん、一般的には

明るい表情の方が

良いですよね、人の顔の印象は。

 

誰も暗い表情を望む人などいません。

それは意図せずに

環境でそう見える部分。

 

では、どのような

照明の配置や選択が良いのか?。

 

おススメなのが、

玄関框の上部周辺に

照明を配置することです。

 

玄関框とは、

一般的に靴を脱いで

家に上がる部分の事をいいます。

 

ここに照明を配置すれば、

正面から光が当たるようになるので、

表情が明るくなります。

 

玄関が広い場合には、

複数の照明をつけたいと

思う方もいらっしゃると思いますが、

少なくとも框の上部に

メインとなる照明を配置して

バランスを整えることが重要ですよ。

 

また、人が立つ位置が

決まる場所では、

玄関以外にも応用できる要素なので、

表情の見え方を左右する

照明の位置のポイントを

しっかりとおさえておく事。

 

これは間取りの計画時も同じですが

人の居場所と移動の範囲を

間取りにきちんと意識しているのか?

という事ですよ。

 

そういう意味でも「玄関」は、

照明の計画で建築側の人間も、

住まいの計画を依頼する側の方の意識も

あまり重要視されていない

取り付けの際に

案外見落としがちな場所なので、

気をつけたい部分だと思いますよ。

 

人の表情の見え方にも重点を置き、

配置以外にも

照明の種類や色などの要素も

きちんと計画的に取り入れると、

暮らしの雰囲気は

より一層よくなると思いますよ。

 

居心地はそんなデザインの

小さな部分の意識から

生まれますよ。

 

良い意味で暮らしに影響があるように、

そして、そんな場所を

設計で整えるように・・・・・。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office

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