奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

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賃貸住宅なのかそれとも持ち家なのか? 家造りの際に考えておきたい自分たちの将来の事、家造りの際によく比較検討の対象になる賃貸なのか持ち家なのかという選択肢。

2024年02月10日 | 暮らしの事イロイロ

 

賃貸住宅なのか

それとも持ち家なのか?

 

今家を購入したら?

今家を建てたなら?

という事を家づくりの際に考えてみる事。

 

よく比較検討される

賃貸なのか持ち家なのかという話題。

 

ホームページのお問合せや

昔のblog記事を通じて

ご相談をいただく事もあり

今回も同様の「持ち家」・「賃貸」についての

ご相談がありました。

 

ご相談者さんの許可をいただいたので

少し書いてみたいと思います。

 

単純化した内容で

紐解いてみましたので、

これでひとまず

決断のお役にたてれば幸いです。

 

支払総額の考え方とは?

もしも「今」購入/「5年後」購入したら?

支払総額の考え方とは?

 

結論から言うと、

早ければ早いほど支払いは安くなる。

 

なぜだと思いますか?

 

実はこの支払総額の考え方、

持ち家になるまでの過程も

費用として考えるからなんです。

 

べつの言い方をすれば、

持ち家になるまでの賃貸費用、

これがもしローンだったら?

という話です。

 

家賃にもよりますが、

たしかに持ち家に至るまでの総額は

賃貸期間が長ければ長いほど

高くなりますよね。

 

あくまでローン費用が

高くなる話ではなくて

純粋に支出の額の話です。

 

もし「今」購入したら?/「5年後」購入したら?

 

現時点の話しになると

このブログ記事を

読んでくださっている

今が「一番若い」ので、

年齢的なローンの点でも

有利になりますね。

 

35年でローンを組みたい場合には、

基本的には

44歳までに住宅ローンを

申し込んでいる必要があります。

 

ほとんどの金融機関の住宅ローンは、

79歳までに

完済していることが条件です。

 

今購入したとして、

賃貸のときと

同程度に住宅ローンを抑え、

なおかつ40年以上経って初めて、

そのまま賃貸に住んでいたら

支払総額が高くなってた

という状態になります。

 

これは完済すれば

家賃に相当する

ローンの部分がなくなるからです。

 

5年後に購入する場合

この現象が

5年ずれるわけなので、

仮に10万円の賃料だったとしても、

支払総額として600万円(賃料)の

開きがあるわけです。

 

結構違うものです・・・・・。

 

これが世間で言われている

「家賃がもったいない」の内容です。

 

あと上記と合わせて

重要なポイントとして、

老後もそのお家に住んでいる

というイメージがわくかどうかです。

 

売却したお金で

少しコンパクトな家に引っ越したり、

活気ある便利な地域に

家を借りるというケースも

あるかも知れませんし

住んでいた家を貸し出すという

選択肢もあります。

 

少し先の事ですが

住む事の変化を

イメージしておくことも大切です。

 

返済が終わる

or

手元に残る時期はいつごろか?

という事も

意識しておくと

暮らしの幅も

広がるのかと思います。

 

もし家の購入または新築等を

ご検討の場合は、

年齢や収入との

バランスを考えたうえで

なるべく余裕を持った状態で

考える方が良いかと思います。

 

なぜなら、

純粋な支払総額という意味では、

持ち家に至るまでに

支払っている

賃料も含まれるからです。

 

賃料の方が高くつきだすのは

基本的に40年ほど経過してから。

 

仮に同じだけの

支払いをしていたとして、

そのときに売れるものが

ある(持ち家)のか、ないのか(賃貸)で

それ以降の人生の選択肢の数に

影響がでる事もあります。

 

そこにずっと住むのか・・・・・。

老後のことを考える。

ずっと賃貸だった場合、

売れるものがなかったら?

貸し出すものが無かったら

そういった観点でも、

お家づくりと資産と将来、

色々な視点はありますが、

どのような将来像をお持ちなのかによって

そのあたりも選択肢は変わります。

 

暮らしの少し先を

考えてみませんか?。

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

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気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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