奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住まいの間取りと暮らし方を反映した「人の動き」を計画する動線の意味・・・質的な改善設計デザインの工夫を落とし込む間取り計画を丁寧にイメージしつつ存在を暮らし方として。

2021年04月03日 | 家 住まい 間取り プラン

設計とデザインのチカラで

注文住宅独特の

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ 

※過去設計デザイン提案事例間取り(二世帯住宅2階)

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる・・・・・。

 

家づくりを始めると

日常的に「毎回」出てくる

動線計画という単語。

※過去設計デザイン提案事例間取り(二世帯住宅1階)

 

住宅雑誌や情報誌にも

よく出てきている単語ですが

皆さんは聞かれたことはありますか?

 

家をフラットな状態から考える際に

実は無視できない

重要な考え方を含んだ単語・・・・・。

 

ではそれがいったい何なのか?

なぜ大事なのか?

という部分を少し

今日は書いてみたいと思います。

 

普段からこのブログを

読んでいる皆さんは

よく見て読んでいるかと

思いますが「見直し」という

視野で読んでいただけたらと思います。

 

初めて読む方は

これからの家づくりや

間取りを読む際の

ヒントになればと思います。

 

動線計画について

 

動線計画とは

文字通り動線の計画ですが、

動線とはゾーニング・・・・・。

 

ゾーン毎に人の動きを

結んだものの事です。

 

今度はゾーニングという

聞きなれない言葉が

出てきましたが

ゾーニングというのは、

機能ごとに空間を分けて

間取りを考える事を指します。

 

例えば、

リビングやダイニングは

パブリックゾーン、

寝室や書斎、

子供部屋はプライベートゾーン、

それぞれを結ぶ

廊下や階段の通路ゾーン

といった具合に・・・・・。

 

これらの間を

人の動きで結んだのが動線であり、

それらを考えて

計画するのが動線計画です。

 

動線計画をきちんと「住み方の価値」と

融合するように立案・提案する事が

より過ごしやすい空間を

計画するために

必要不可欠になります。

 

動線を考える際のポイントは、

短くする事、逆に長くする事

どちらも状況や「動く意味」に応じて。

 

家事に忙しい人を

例に考えてみると、

料理をしながら洗濯機を回すシーンが

あると思います。

 

その時に

キッチンと洗濯機が

離れていたら非常に不便です。

 

また洗濯カゴを運ぶのは

大変ですから、

洗濯機から

干す場所への距離も

短いほうがいい場合もあります。

 

他にも、寝室からトイレが

遠くないほうが便利だったり

移動が多いところは

短くしたりすることが

大切になってきます。

 

動線計画とは何か?。

考えるときのポイントは何か?。

 

短い距離で考える方が良い場合

またその逆の場合・・・・・・・。

 

動線には

「家事動線」「来客動線」

「衛生動線」「通勤動線」の

おおまかには

4つの種類があります。

 

まず家事動線についてですが、

これは調理、洗濯、

掃除といった

家事に関わる動きの動線です。

 

上で既に述べた通り、

料理の最中に掃除をするなど

家事のしやすさは

家事動線の計画によって

決まるといえます。

 

来客動線とは

お客さまが家に来られた際

玄関から応接するエリアまでの

移動を示す動線。

 

ここを考える際の

ポイントは2つあり、

家族がトイレや浴室に

移動する衛生動線と

来客動線が出来れば

重ならないようにすること。

 

トイレや浴室といった

プライベートな空間が

来客動線から見えてしまわないように

するために・・・・・。

 

衛生動線は既に述べたように

来客動線とトイレや浴室を

使う家族が

鉢合わせにならないようにすること。

 

夜間にトイレに行くために

寝室とトイレが

離れすぎないように

する事が大切だったり・・・・・。

 

通勤通学動線について、

朝起きてから学校や

会社に行くまでの

家族の動きを表す動線です。

 

朝は忙しく、

皆がバタバタしがちになるので、

それぞれがスムーズに

動けるような動線を

工夫した方が良い場合が多いです。

 

動線にどんな種類があり、

それぞれ何に

気を付けたらいいかが

分かったと思います。

 

動線を考えるということは

生活スタイルを

より効率化させるために

必要なのですが

人にはそれぞれの

生活スタイルやリズムがあります。

 

良い間取りのアイデアを

出たところで、

自分の生活スタイルや

リズムを一番知っている

自分自身ではどのように感じるのか?。

 

動線計画について

考えるべき事を色々と・・・・・。

 

良い意味で暮らしに影響があるように、

そして、

そんな場所を

設計で整えるように・・・・・。

 

ご相談、面談のご希望は

ホームページ「お問い合わせ」から。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

URL(ホームページ)

http://www.y-kenchiku.jp/

<<<Yamaguchi Architect Office


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